Birzmanのチューブレス用インフレーター”Pump Up”に自主回収情報が出ています。本記事執筆時点では、Birzmanの日本語サイトには情報が掲載されていませんが、英語サイトでは1月15日付けで告知されています。
出典 VOLUNTARY SAFETY RECALL – birzman.com
対象となるのは2017〜2020年に発売された「Pump Up Tubeless Inflators」シリーズの全て。あらかじめ本体内に高圧のエアを充填し、それをバルブに繋いで一気にエアを放出させることでチューブレスタイヤのビードを上げる製品です。
リコール対象製品の型番は以下の通り。
- BM17-PUMP-UP
- BM20-PUMP-UP
症状としては、高圧のエアをリリースする時に発生する高濃度の湿気が、上側・下側のカバーの接着剤に悪影響を及ぼす恐れがあり、製品寿命が短くなるとのことです。また保管している場所の湿度や大気圧も影響し、限界を超えるようなインフレーションを行った場合にこの症状が悪化する恐れがあるそうです。
上限の220psiを超えるような高圧で使うなど使用法を誤ると、製品からエアがリークしたり、分解したり、怪我に繋がる恐れがあります。当該製品を使われている方は直ちに使用を中止し、国内で購入された方は販売店または代理店(株式会社あさひ)に連絡してみましょう。
ただ、Birzman英語サイトでは今後4週間以内にリコールの手順を発表するとしているので、国内外公式サイトでの発表を待ったほうが良いかもしれません。
ところでビード上げに便利な、こうしたセパレートタイプのインフレーターとしてはSchwalbe TIRE BOOSTERの人気が高いです。CBN Blog読者で愛用されている方も多いので、迷ったらこれを使うのが良いと思います。とはいえ既定値を超えるような使い方はしないようにしたいですね。