Lightweightが金箔ロゴのMeilenstein EVOホイールを発売しました。以下、Bikerumorの記事概要です。
出典 How Much Could 23k Gold-Leaf Lightweight Meilenstein EVO Carbon Wheels Really Cost?
- 発売されるのはLightweight Meilenstein EVO Signature Edition Gold
- 手で金箔が貼られている
- リム内径18mmでフラットサイドであり、とりわけモダンなホイールとは言えないが、少なくともチューブレスであり、ディスクブレーキ対応であり、スルーアクスルでCeramicSpeedベアリング搭載で確かに軽量である
- 今年の2024パリ・オリンピックを前にして、東京2020の男子ロードレースでリチャル・カラパスがLightweightホイールを使って勝利したことのリマインダーとしてこの限定版を出した
- 内容はスタンダードなMeilenstein EVOロードと変わらず、48mmディープ、内径18.2mm、外径24mmのフラットサイドリムで、公称重量は1380g。ウルトラライトではないが、ある程度のグラベルライドでも使えると同社は言っているようだ
- 手貼りの金箔は23カラット(95.8%純金)
- 価格は$9850 / 7000€(ただし販売価格はディーラーが設定するためメーカー定価は教えてもらえなかった)
- 99ペアのみ製造され、33セットはヨーロッパ、33セットはアジア・パシフィック、残る33セットは南北アメリカに提供される
以下、同記事の読者コメントから。
- 12〜18年前にLightweightのホイールをいくつか売り払いました。驚くことに、製品価格はその頃からあまり変わっていません。インフレを考慮しなくとも、そうなのです。しかし他社のホイールはどれもより良くなっていったのに、彼等のホイールは変わりませんでした。勿論、スタンダードなZippホイールも同じ価格でNSWだけがより高価ですが、当然ながら古いホイールとは比較になりません
- 15年前より軽くなっていないのはクレイジーです、当時はちょっと特別なものでした。少なくとも価格は変わっていませんが
- そもそもゴールドで限定版を出すのが少し奇妙ですが、トップスペックで少しだけモダンでより軽量なObermeyer Evoを使わないのも不思議です。そもそもこういうホイールが欲しい人ならObermeyer Evoが欲しいでしょうし。Lightweightが抱えている大きいチャレンジのひとつは、彼等のホイールデザインがブランド全体を意味しているので、よりモダンなデザインにアップデートするのが大きいリスクになるだろうということです。何か開発していると期待しています。「かつて最軽量であり今では大体インスタ向けです」ではなく、名前や見た目には実際の性能が伴わないといけません
価格が$9850だとすると、本日レートで149.2万円です。カラパスの金メダル記念としての位置付けは納得できますが、本当に競技志向の方は金箔には興味がないかもしれないので、どんな層にどれくらい売れるのだろうと興味が湧きます(仮にあまり売れなかったとしてもこうして話題になってブランドに再注目してもらえるメリットはありそうです)。
また、読者コメントにもあるように元々のLightweightホイールのデザインが完成されていて、性能評価も非常に高かっただけに、現代的なワイド・エアロリムというホイールデザインの枠組みの中でLightweightらしさをどう作っていくか、が大きい課題になっているのかもしれませんね。