SRAMがPowerTap製品ラインをSarisから買収した、とBicycle Retailerが伝えています。
記事によるとペダル型のPowerTap P2やハブ計測タイプのPowerTap G3を含む製品ラインは今後SRAMの傘下になるようです。
SRAMはQuarqの製品ポートフォリオにPowerTap製品群を組み込みたいようです。Quarqの創始者Jim Meyer氏は次のように語っています。
2006年に私がQuarqを立ち上げた頃、PowerTapは支配的なパワーメーター・ソリューションだった。PowerTapハブの正確性と耐久性はパワーメーターのパフォーマンスの標準だったし、私達のハードルを高くした。いまPowerTap製品をSRAM/Quarqファミリーに迎え入れられるのはとてもエキサイティングだ。将来的な製品の機会は巨大なものがある。
ビジネス移管が完了するまでの数週間はウィスコンシン州マディソンからSarisが販売とサポートを継続し、以後はQuarqのパワーメーターチームが本拠を置くサウスダコタ州スペアフィッシュからSRAMが販売とサポートを担当するとのこと。
なおSaris社が他に持っている有名なブランドにはCycleOpsがあります。
SRAMがこれまでに傘下に収めたブランドはRockshox, Truvativ, ZIPP, Quarqなどがあります。最近飛ぶ鳥を落とす勢いの同社ですが、PowerTap製品群をどのような位置付けで扱っていくのか、同社のコンポーネントへの統合はあるのかどうか等に注目したいところです。