フレーム・完成車

DE ROSA SUPER KING SR 憧れだったバイクは今は床の間バイク

ハートのマークでおなじみのDE ROSAはイタリアの歴史あるメーカー。ハンドメイドの金属フレーム工房のイメージが強い。

今やラインナップの中心がカーボンバイクになりましたが、それでも魅力あるフレームを作り続けているメーカーだと思います。

SUPER KINGは2013年に発売され、PROTOS、KING RSに次ぐグレード。(販売時)

2015年まで販売されていました。2016年には後続モデルのSK Pininfarinaが発売されバトンタッチしました。

クロモリフレームのようなホリゾンタル、派手なカラーリング、エッジの効いた造形デザインが特徴的。

DE ROSA SUPER KING SR

ひとめぼれした。いつかは所有したいバイクの一つだった。

はじめに

2016年秋、KUOTA KHARMA evoを4年乗り、乗り換えを検討の時、いつかは欲しいと思っていたDE ROSA SUPER KING SRの中古フレームを発見!

DE ROSA SUPER KING SR

カーボンフレームには珍しいホリゾンタルフレーム。

エアロフレームは乗り心地がよくないと考えており、KHARMA evoからの乗り換えにはエアロフレームだけはやめておこう。と思っていたのですが…

そんなの関係ねえ!

えぇ、即購入ですとも。イャッッホォォォオオォオウ!

SUPER KINGにはR、SR、Eの3種類のフレームがあり、R、SRは機械式、電動式両対応でカラー違いです。EはEPS専用モデルとなります。

購入したモデルは2015年式のSUPER KING SRになります。

組み立て

DE ROSA SUPER KING SR

コンポーネントはULTEGRA 6770シリーズ Di2で組みました。とはいってもKHARMA evoからの総移植。

追加購入したのはバッテリーマウントとDi2ケーブルぐらいでしょうか。

ブレーキもノーマルのキャリパーブレーキですし、専用パーツはエアロポストぐらいですので、特に難しいことはありません。

PFBB86ですが圧入治具を使えば問題ありません。

DE ROSA SUPER KING SR width=

ちゃんとDi2ケーブルカバーも付属します。

組付け当初は10速 ULTEGRA 6770 Di2仕様で約7.6kg。

本来、DE ROSAならカンパで組むべきでしょう。憧れるけどそこまで魅力は感じませんでした・・・

DE ROSA SUPER KING SR

SRはバッテリーは外装になります。

走行性能・デザインの良さ

エアロフレームということで心配していた乗り心地のほうは、まったくもって問題なし。

あらあら想像していたよりも良いじゃないですか。

DE ROSA SUPER KING SR

非常に細身なシートチューブ。

後ろ三角の細身の造形のおかげなのか、細かい振動の突き上げが少なく快適。

トラクションが良く、しっかり走ってくれます。

DE ROSA SUPER KING SR

エッジを効かせたデザインのダウンチューブとフォーク。

チェーンステーが短く、BB周りの剛性があるのか反応よく回せばスーっと進む。足が終わってても回せばついてくる。

KHARMA evoと比べると桁違いに良いです。

ただし、ハンドリングがややクイックな特性。フレームサイズが若干小さめなのか、そういった作りなのかは不明。

鮮やかなグロスカラーは扱いに気を遣います。

それに折れてしまいそうなほど細いチェーンステーは輪行をためらってしまう…

結果、しばらくしRIDLEY FENIX SLを手に入れメインバイクからサブバイクになりました。

後々手を入れDura-Ace 7900シリーズをメインパーツに、FD、RDをULTEGRA 6870シリーズにし、11速化になりました。(RDだけULTEGRA 6870にしても11速で動きました。)

ただしシフターはULTEGRA 6770シリーズのちゃんぽん仕様。

ジャンクションAが古いモデル(SM-EW67-A-E)なので、現行モデルのハンドルバー内臓モデル(EW-RS910)+ワイヤレスユニット(EW-WU111)を取り付け、E-Tube対応にしたい。

それとそろそろ11速クランクに変えようかな。DURA-ACE 7900シリーズのクランクはデザイン的に気に入ってるのだけれど・・・

DE ROSA SUPER KING SR

チェーンリングがガリガリ削れるのでオススメはしない。

コクピット周り

DE ROSA SUPER KING SR

サイコンマウントはREC-MOUNTSを使っています。どっぷり沼に浸かっています…

そもそもTNI STIFF カーボンバーを導入した際に使用できるサイコンマウントやライトマウントが限られたため、REC-MOUNTSを使い始めたのがきっかけです。

両持ちブラケット REC-MOUNTS Type9 volt800 x1灯、Garmin Edge520J

スペアパーツの入手について

正規品の中古フレームなのですが、どうやら正規ルートで購入しないと部品は販売してくれないようです。

SUPER KING、IDOL、SKなど台湾生産の中華デローザと呼ばれるモデルは共通の部品もあり、サイクリングエクスプレスなど海外通販で入手可能なのでなんとかなりそうです。

終わりに

DE ROSA SUPER KING RS

実は現在は床の間バイク化しております・・・

憧れだったバイクを入手したものの、なんだか勿体なくなってあまり乗れていないのも事実。

現在はサイクルイベントに行く時に乗るぐらい。(汗

FFWD F4Rとの組み合わせだと気持ちいいぐらい走るのですが、自身が貧脚過ぎて足が喰われます。シマノ鈴鹿ロード(2時間2人チームエンデューロ)に自走参加したら大変な目にあいました・・・

気に入ってるところ

  • 反応の良さが気持ちいい
  • 剛性感
  • 乗り心地の良さ

気になるところ

  • よく走るが調子に乗って足を使う
  • 塗装面がきれいだが、黄色が少し色あせてきた
  • おっさんがハートマークのロードに乗ってて良いんだろうか?

デザインから惹かれたフレームでしたが、走行性能の高さにも大満足です。

正直、オーダーフレームを頼むなら、このフレームジオメトリをベースにしたいと考えています。

たまにSUPER KINGで走りに行くと乗り味の良さ(素直に速い)に感動します。

SUPER KINGはあまりプロレースで使われていた記憶はないのですが、DE ROSAが作るバイクのレベルの高さなのではないでしょうか。

メインバイクのRIDLEY FENIX SLばかり手をかけたせいか、SUPER KINGは組んだパーツが古くなってきました。そろそろこちらにも新しいパーツに入れ替えたいところです。

ただし新しいパーツを入れても今後も床の間バイクなのか、乗るのかは不明です。(苦笑

スペックリスト

  • フレーム:DE ROSA SUPER KING SR
  • ハンドル:TNI STIFF カーボンバー 420mm
  • ステム:fi’zi:k Cyrano R1 20° 110mm
  • サドル:ASTVTE SKYLINE VT TACA FLUO
  • ホイール:FULCRUM Racing QUATTRO Carbon
  • タイヤ:Schwarlbe ONE 25c
  • シフター:SHIMANO STI-6770
  • クランク:SHIMANO FC-7950 50-34T
  • ディレイラー:SHIMANO FD-6870 / RD-6870-SS
  • スプロケット:SHIMANO CS-6800 12-28T
  • ブレーキ:SHIMANO BR-7900
  • ペダル:SHIMANO PD-6700
  • 重量:7.7kg(ライト、サイコン、ツールなし)
著者
かななわ

東海圏を中心に気ままに走ります。連休を利用して各地をツーリングしたり、時には遠征ブルベ、サイクルイベントに行ったりします。オンロード中心ですが、最近はMTBでグラベルを走るのがお気に入り。メンテナンスはできる限り自分で。家が生えたので自転車組みたい放題!

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