Wolftoothの1xチェーンリングはこの先どうなるのか

グラベルサイクリングに特化したSHIMANO GRXのことをいろいろ調べているうちに、海外サイトで「Wolftoothはチェーンリングが売れなくなってヤバいんじゃないか」という声をよく見かけました。

確かにPCD110に対応した1xチェーンリングをシマノはこれまで出していなかったため、チェーン落ちの心配が少ないナローワイド・チェーンリングが欲しい場合、シマノ製品の中ではPDC96のXTやSLXといったMTB系クランクセットから選ぶしかありませんでした。

ニッチな需要に応えてきたWolftooth Components

すると大き目のチェーンリングを付けられないという問題が出てきます。XT(M8000), SLX(M7000)で用意されている1xチェーンリングは最大34T、M9100 XTRで最大38Tです。

MTBerにとってそれは問題ないとしても、トップスピードも重要視するシマノ系グラベルサイクリストにとってこれは悩みのタネでした。

そんな「シマノのロード用コンポを使っているけれど1xの他の歯数が欲しい」というニッチマーケットから絶大な支持を集めてきたのがWolftooh Components。PCD110に限らず様々なサイズ・歯数のチェーンリングがラインナップされています。

110 BCD Asymmetric 4-Bolt for Shimano Cranks

110 BCD Asymmetric 4-Bolt for Shimano Cranks © Wolftooth Components

しかも1xの楕円(Elliptical)タイプもあります。写真は上下とも右側が楕円タイプ。

110 BCD Asymmetric 4-Bolt for Shimano Cranks

Elliptical 110 BCD Asymmetric 4-Bolt for Shimano Cranks © Wolftooth Components

SHIMANO GRXにはようやく40T, 42Tの1xチェーンリングが用意されたので、その歯数でいいという人は純正を選ぶ人が多くなるのは間違いないでしょう。

Wolftoothはロード用リアディレイラーでは対応しきれないワイドレンジに対応するための小物(ロードリンク。ロード用ディレイラーをオフセットさせ40Tまで対応可能になる)なども人気ですが、収益の柱はやはり1xチェーンリングだろうからこれから大丈夫なんだろうか、と心配する声を海外掲示板で見かけたのでした。

楕円ギアとかあるから大丈夫だろうとは思いますが、果たしてどうなるでしょう。

1xのチェーンリングを出しているメーカーは他にもAbsolute BlackやPraxis Works等いくつかありますが、こうしたニッチブランドは今後少し厳しくなっていくのでしょうか。シマノが楕円まで手がけるようになるとちょっと怖いですね(むかしバイオペースという名前でやっていた)。