パワーメーター

PowerTapが20年の歴史に終止符 SRAMは次世代パワーメーターの開発へ

今月の始め、SRAMが自社サイトからPowerTap製品情報を削除していました。これにより約20年に及ぶパワーメーターの老舗ブランドが終焉を迎えることになりました。VeloNewsが伝えています。

POWERTAP P1

POWERTAP P1 © SRAM

出典 SRAM quietly stops selling PowerTap power meters

  • 2月の第1週、SRAMは自社ウェブサイトから販売中のすべてのPowerTapパワーメーターを削除した
  • SRAMはQuarqを所有しているのでこれは驚くには値しないが、20年にわたり「安価で正確なパワー計測」とほとんど同義だったブランドがこれで終わりを迎えることになる
  • SRAMの広報担当によるとPowerTap G3ハブとP2ペダルはディスコンになっており、新規オーダーは受け付けていないが既存オーダーには対応し、保証も維持される
  • 今後は次世代パワーメーターテクノロジーのさらなる開発に集中することにした、と同氏は語る
  • PowerTap製品へのサポートは継続されるが、いつまでかはSRAMは明らかにしなかった
  • PowerTapは1998年に登場し、そのハブ型パワーメーターは当時の競合他社製品の数分の一の価格だった
  • PowerTapは2001年にSarisに買収され、その後10年は成功を収め研究開発費を得られた
  • 2015年、Sarisはペダル式のPowerTap P1とスパイダーベースのC1パワーメーターをリリースした
  • これらの製品はPowerTap G3と並んで安価で信頼できる選択肢ではあったが、他社のクランク式・スパイダー式・ペダル式パワーメーターのように幅広く受けいられることは一度もなかった
  • SRAMは2019年4月にPowerTapを買収し、Quarq製品と並びG3とP1をラインナップに加え、C1はディスコンにしていた
  • PowerTapはQuarqよりもパワーメーター市場では経験豊富で価格競争力もあったが、Quarqの影に隠れてしまったのは明らかだった

まさに栄華盛衰という感じですが、2019年の買収時からSRAMはゆっくりとPowerTapを終わらせるつもりだったのかもしれませんね。PowerTapの技術をQuarq製品に活かすためだったのか、特許絡みの買収だったかのかは知る由もありませんが、パワーメーター業界はわりと浮き沈みの激しい世界だなという印象を受けます。

いまいちばん人気のあるパワーメーターといえばFavero Assiomaですが(下の記事で紹介していますがスイスのベラチスポーツで安く買えます)、Faveroの名前が知れ渡るようになってきたのは5〜6年前から。

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エレクトロニスクが関連する製品は後発メーカー・ブランドのほうが便利なものを安く開発できるのかもしれないですね。

著者

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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