GarminやSuuntoのサイクリングコンピューター・スマートウォッチの数値データを視界に表示できるスマートサングラス「ENGO 2」がEngo Eyewearから予約販売されています。同社からは昨年既にENGO 1が発売されていますが、新発表されたENGO 2はより軽量かつ安価になっています。
公式 ENGO Eyewear | Real-time sports data displayed where you need it most
ジェスチャーで複数画面をスワイプできる
以下、Engo Eyewear公式サイト・公式SNSから情報をまとめてみました。
- 重量はスモールシールドが36g・ラージシールドが41g
- テンプル長135mm
- フレームカラーはブラックとホワイトあり
- 可視光線透過率17%
- 100% UVプロテクション
- 防水
- バッテリーは12時間持続し、数時間でフル充電する(充電はマグネットケーブル式)
- 好みのデータを視野に表示可能で、サイクルコンピューターを見下ろす必要がなくなる
- パワー・ケイデンス・心拍・距離や、ランナーならペースも表示できる
- コンパニオンアプリでは複数のスクリーンを設定可能で、サングラスの前で手を振れば画面を「スワイプ」できるようになっている(ジェスチャーコントロール)
- iOS・Androidアプリ、GarminとSuuntoのサイクリングコンピューターやウォッチとBluetoothで接続する
- 現在予約受付中で価格は$329.95 / €274.96
- 出荷時期は夏の終わり頃
なかなか爆発的な広がりを見せないスマートサングラスですが、価格は本日レートだと日本円で4.4万円台と、機能を考えると個人的にはかなり安い感じはします。重量的にも、公式サイトでは「POC Devourより軽量」と表現されており、たとえばOakley Sutroも32〜33gなのでペーパースペック的には重い感じはないですね。
しかしBikerumorによると「ActiveLook HUD単体が13g」とあり、それが本体重量に含まれるのかどうか若干わかりにくいところはあります。
ENGO 1との違い
今回発表されたENGO 2とENGO 1の違いについてEngo Eyewearの公式Instagramで説明されています。ENGO 1は調光レンズを採用し、可視光線透過率は10-44%。一方ENGO 2は調光レンズではなく、透過率17%。価格が安くなっているのはそのせいもありそうです(Bikerumorの紹介記事にはENGO 2が調光レンズであると書かれていますが、公式の発表と矛盾します)。
しかし光線透過率の情報などは公式サイトではなかなか見当たらず、もう少し丁寧な情報があったほうが買うほうは安心かなという気はします。ちなみにEngo Eyewearはフランス・グルノーブルに拠点を持つスタートアップ企業のようです。ENGO 2は公式サイトで日本からも注文可能で、PayPalが使用できるようでした。