オールロードやツーリング系バイク、グラベルバイクの一部には、ダウンチューブ下側にボトルケージを増設するアイレットが設けられているものがあります。また、アイレットがない場合でもボトルケージ増設アダプターを使うことで、ここにボトルを増やすことができます。
この時、どんなボトルケージを使ったら良いのでしょうか? という質問を海外掲示板で見かけました。実際に使ってみる前は、確かに疑問に思うことがありますよね。
出典 Bottle Holder at Downside of Down Tube – is it useful?
抜く時にホイールにぶつかりませんか?
スレ主さんは次のように質問しています。
乾燥地帯で十分な量の水を運ぶため、ダウンチューブ下型のボトルホルダーを使おうと考えています。
ボトルケージはサイドから抜き差しができるものがおすすめでしょうか? 普通のボトルケージだと前方に抜こうとする時にフロントホイールと干渉するのではと心配しています。
たぶん左側から抜けるものだけが便利でしょうか、ドライブトレインがあるので右側からは抜けなくなりますよね?
これに対して次のようなアドバイスが寄せられています。
- 大部分のダウンチューブケージはボトムブラケットに近いところにある。どのみちペダリング中にそのボトルを取ることはないから、サイドから入るかどうかは心配する必要がない。多くの人はそのボトルの水を飲む時、きれいなボトルのフタと交換するか、汚れたボトルの中身をきれいなボトルのほうに注いで使っている
- ダウンチューブ下のボトルは不潔になるから、飲み口のあるボトルを使おうと思わなくなるよ。スクリューキャップのあるボトルに水を入れて使って、メインのボトルが空になったらそこに注ぐといいよ。そしてこれはライド中にやることではないから、ケージはどんなものでも構わない。僕はオーバーサイズのケージとナルゲンボトルを使っている。大容量でめっちゃ丈夫
- 私は最近の旅行でダウンチューブボトルを使いはじめました。安い普通のボトルケージからサイドエントリーのものに交換しましたが、その価値はあると思います。ホイールと干渉しないのでボトルを取り出しやすいです。ステンレススチールの770mlの断熱ボトルを使っていますが、気に入っています、水を1日中冷たく保てます!
そのボトルを取り出す時は停車中だし、ハンドルも切れるため、サイドエントリーが可能なボトルにこだわる必要は特にない、でもあったらあったで便利かもね、という意見になっていますね。また、言われているようにこの箇所は土埃や泥の影響が多いため、飲み口の露出したボトルには適していません。そのためツールボトル用として使うのは良いアイデアですね。
ダウンチューブ下の活用に便利なグッズ
横からもボトルの出し入れがしやすいタイプのケージとしては、最近当ブログ読者の方のあいだではZefal WiiZが人気です。ダウンチューブ下のボトルでもハンドルを切ればこれでなくとも着脱できますが、ひと手間減りそうですね。
ツールボックスのZefal Z BOX Lは全長を短くすることもできるので、小さめのフレームでもダウンチューブ下に設置できます。
Topeak ヴァーサマウントを使えば、アイレットのないダウンチューブ下にもケージを増設できます(太いカーボンパイプで使えるかどうかは自己判断で)。
ドリンク用に使いたい場合、飲み口を保護するキャップが付いたボトルを使うのも手ですね。