すでにツール・ド・フランス2023の第14ステージを視聴された方向けの記事です
昨日のツール・ド・フランス2023・第14ステージは白熱した展開になりました。序盤ではクラッシュがあり多数のリタイアを出してしまいましたが、優勝候補のヨナス・ヴィンゲゴーとタデイ・ポガチャルがガチンコのせめぎあい。しかし最終山岳でのボーナスタイムを得ようとしたポガチャルのアタックが、オートバイ(モト)によって阻まれるというアクシデントが発生しました。
この件について海外掲示板やUAEによる上のインスタ投稿には次のような意見が寄せられていました。
- ファンたちがオートバイをいつものように素早く動けないようにしていた。ツール主催者のオーガナイズは貧弱だった。ファンはだいたいバカなものなんだから(130いいね)
- 私はFrance TVで見ていたのですが、解説ではボーナスポイントから500mしかないところでライダーに近すぎたのはほぼオートバイが悪いと言っていました。普通のことではないそうです(20いいね)
- 昔からある、観客が道路側にあまりに寄りすぎていたからオートバイが前に出られなかったという議論は成り立つかもしれないが、空撮映像を見るとオートバイは近すぎたし、ポガチャルのすぐ前にいたよ(129いいね)
- あれはOKではないという点については間違いなく同意します。しかしです。ポガチャルはアタックを見計らうためにオートバイを使うこともあり、大体は彼らからのドラフトを少し得ているのです。第6ステージでのアタックがそうでしたし、オートバイのすぐそばで400メートル走っていました。そのおかげで間違いなく数秒稼げていました。オートバイをそういうふうに使う時のリスクだとも言えますよ(49いいね)
- ポガチャルのスポーツマンシップと落ち着きは本当に称賛します。もし自分だったら、たぶん誰かの頭にボトルが当たったと思います(47いいね)
- あれらのオートバイはポガチャルとヨナスの前で、2人が前に進めるように道を空けるためにいるのです。しかし愚かなファンたちが道に出てきて、オートバイの前にも横にも後ろにもいて、オートバイもポガチャルもどこにも行けなくなっていました。酔っ払った愚かな群衆に責めはありますが、山の上に人を入れすぎたオーガナイザーにも責任はあるでしょう。道が狭いところではバリアを設けるべきです。しかし最終的には群衆のなかの馬鹿な人たちが振る舞いを学ぶべきだと思います(インスタ投稿から)
単純にファンによってモトが進路に阻まれたという意見、そもそもモトはもっとポガチャルたちから離れているべきだったという意見、ポガチャルはアタックを有利にするためにモトを利用することもあるのだからこういうリスクも受け入れるべきだという意見、いろいろありますが皆さんはどう思われたでしょうか。
ところで私はPrime Video J SPORTSチャンネルでレースを見ていたのですが、マトリックス・パワータグの小林海選手の解説がプロ選手ならではの洞察と情報量が多く、かなり楽しめました(言語化能力がすごい)。