昨日発表されたCampagnoloの新グラベルコンポEkar GTと、Ekar GTとの組み合わせを想定して設計された新ホイールZonda GTについて、海外サイクリストの反応を眺めてみました。まだ数は多くないのですが、海外複数メディアのコメント欄から主だったものをピックアップしてみました。
公式Instagramから:
- 見た目いいね!でも私はEkar WRLかEPSを期待していました。私のカスタムスチールフレームは電動シフトしか使えないのですが、このEkarのカセットの歯数差はクラス中最高だと思います
- この世代のクランクセットは前よりも好きだ
redditから:
- 10-48tが発表されたました! 36tのチェーンリングもです。ただ後方互換性はないかもしれません(取説を見ると少なくともボルトの互換性はない)。ディレイラーも(10-48tを使うには)交換しないといけないのかも
- ブレーキとローター、チェーンは互換性がありますよ
Bikerumorから:
- OE向けに良いスペックのように見えます。ただカンパは普段そこには注力していませんけれど。10-48カセットは良いオプションだし、クランクは素晴らしいものに見えます、それ以外はあまりエキサイティングではないですね
Bikeradarから:
- もうカーボンEkarを持っているなら、新Ekar GTの36歯チェーンリングは互換性はありません、カーボンクランクは123mm BCDでGTはより小さい104mm BCDだから
- カセットの写真は興味深いですね。ロード用8スピードの歯数差を少なくして5枚追加して、可能な限り高く行けるようになっているように見えます。カンパは間違いなく、ユーザーが楽なギアでクルージングするのでなくレーサーのように乗ることを想定していますね
- (参考ギア構成)
10-44T (10-11-12-13-14-16-18-21-24-28-33-38-44)
10-48T (10-11-12-13-14-16-18-21-25-30-36-42-48)
weightweeiesから:
- カンパがほとんどマスマーケット向けの製品を送り出すのを見るのは良いですね
- ラバーフードがレバーの前のほうをさらに覆っているとは思うけれど、横並びで見ると高さは同じように見えます
- このEkarはちょっと驚きでした。現行Ekarがメジャーアップデートを受けると思っていました。私の経験では、シフト品質、カセットのきしみ、レバーのノッチなど真っ先に改善される必要があると思います
- 通常版Ekarは1年くらいしたらメジャーアップデートされるでしょうが、大きい違いはワイヤレスになることでしょう。この安価なメカニカルバージョンはそのための土台となるのでしょう。すると重量以外のはっきりとした差別化になりますから
- 新しいZonda GTの公称重量は現行のC17と同じですが、同じ深さで内径は6mm、外径は5.5mm広くなっています。DT SwissのRRシリーズとか、HEDのBeligiumとか、EastonのR90のような特性を持つ超ハイクオリティのアルミに違いない。カーボンシャマルの半額で、内径が2mm広く、100g重いだけです
新登場の10-48Tカセットを使うにはロングケージのEkar GTディレイラーを使う必要があるようです。またクランクのBCDも変わったようです。カセットは最初の5枚が1歯飛びのクロスレシオで、確かにオンロードでの快適性を重視しているのかなという気はします。Zonda GTはゾンダの血統だけあって(?)コスパが高いのかもしれませんね。
OEとして良いスペック、という意見もおもしろいですね。Ekar GTを搭載する完成車がどれくらい出てくるのかは待ってみないとわかりませんが、新規ユーザー獲得のために裾野を広げる方向に振った新製品だったところは個人的にも驚きました。
将来的にはEkarワイヤレス・Ekar GTの2ラインナップになるのでしょうか? EkarとEkar GTのシステム総重量は約200gほどの違いらしいので、メカニカルはEkar GTに集約される可能性も確かにありそうです。