アメリカ・イリノイ州ポーニーのSLF Motionがビッグプーリー製品をアップデート。ロード用「EVO Speed System」と、トライアスロン向けの「EVO Aero System」、ラージカセット対応の1x向け「EVO 1x System」を発表しています。プーリーはいずれも14T/18Tの組み合わせです。
公式 SLF Motion – Built for Speed and Durability
EVO Speed System
下は「EVO Speed System」で、旧型の「HYPER SPEED SYSTEM」よりグッと高級感が増しています。シマノ(最大34T)・スラム(使用ディレイラーによって34〜36Tまで対応)・カンパニョーロ(32〜34T)対応で、価格はいずれも495ドル(使用できない型番のディレイラーもあるので注意)。
カラーはブラック・オイルスリック・レッド・ゴールド・シルバー・ピンクの6色展開で、さらに400ドルのアップチャージで3Dプリントチタニウム版が選べます。
ところでこのEVO Speed System、ケージのテンションプーリー側にアルミ製のタブがあるのですが、これは単に美しいワンポイントではなく、ホイールを外す時にこれを押すとケージを楽に動かせるという仕組みです。大発明ではないですが、手も汚れにくくなるはずで、スマートな工夫ですね。
EVO Aero System
こちらはEVO Aero System。エアロ版だけあって上で見たような張り出しのあるタブにはなっていませんが、見た目はかなり良いですね。こちらの価格は595ドル。カラバリエーションはEVO Speed Systemと同じです(3Dプリントチタニウムあり)。
EVO 1x System
EVO 1x SystemにはEVO Speed Systemのようなタブは付いていません。こちらは494ドルでシマノ・スラム用があり、スラム版はForce1 & Rival 1のType 3.0クラッチのモデルなら最大42T(Type 2.1クラッチは使用不可)、EagleならAXS及びメカニカルどちらも対応で最大52Tまで使用可。
シマノ版はGRX 810/815及びRX 800/805なら最大36Tまで対応。XT/XTRの12スピードリアディレイラーなら51Tまで対応となっています(11スピード非対応)。
EVO 1xのカラーはブラックとオイルスリックのみ。価格はどちら$495ドル。せっかくならオイルスリックを選んで他のパーツとのカラーコーディネートも楽しみたいですね。Supacazのこのボトルケージともよく似合いそうです。
これらの製品、いずれも日本から購入可能になっています。なんとDHLでの送料が無料です。支払いは主要クレジットカードの他、PayPalも使えます。
余談ですが、最近は様々なパーツメーカーが自社サイトでダイレクト・トゥ・コンシューマー形式で販売するところがどんどん増えてきたように思います。「おま国」表示を見る機会が少なくなってきました。