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フレーム・完成車

FUJI HELION R 要らないのに欲しくなる危険なクロモリ・ミニベロロード

いま自転車が5台あってこれ以上置くところがないし、必要でもないのですが、なぜか「いい感じのミニベロロードが欲しい」などとふと思ってしまい、大変危険な状況にあるのですが、ネットを探しているうちに「いい感じの1台」を見つけました。FUJIのHELION Rという20インチ(ETRTO451)ホイールのミニベロです。

シャローハンドルのクロモリ・ミニベロロード

フジの本国サイトには掲載されていないので、日本限定のラインナップなのかもしれません。数年前から存在するモデルのようですが、下は2019年モデルの画像。毎年微妙にカラーが変わるようなので2020年モデルも変わるのかな?

スペック的にはフレームがElios 2という謎のクロモリ。フォークも鉄。サイズは44cm, 50cm, 55cmの3つ(3つあるって何気にすごい)。カラーは上の「ミント」のほかにマットブラックとシルバーがあります(2019モデル)。定価は税別¥89,000。実勢価格は86,508円というショップが多く、お求めやすいお値段で危険です。

コンポはSHIMANO Claris 8 speedでカセットは11-28T 8-speed。チェーンセットはSugino XD2000D, 52/39Tという組み合わせ。シャローハンドルなのがフジらしいですね。あと406でなく451の20インチというのも幅広く使えそうで面白い。

406と451の違い

一般に「20インチ」と呼ばれるホイール・タイヤシステムには「406」と「451」の2種類があります(より正確な名称は”HE406″及び”WO451″。HEは”Hooked Edge”, WOは”Wired On”の略)。

ざっくり言うと406のほうが直径が小さいホイール・タイヤです。加速性に優れます。ホイールとタイヤの選択肢も多いです。スピードの維持と衝撃吸収性は451に劣ります。

451は406よりも大きいので、小径車の加速性の良さも保ちつつある程度高い巡航性能も見込めます。つまり長距離で少し楽になります。衝撃もやや和らげられます。ただし、ホイールとタイヤの選択肢は多くありません。

フラットバー仕様のHELIONというモデルもある

このHELIONには「R」がつかないモデルがあり、こちらはフレームとフォークは同じですがフラットバー仕様。そしてフロントシングルのALTUS 8-speed(カセットは12-32T)となっています。フロント52T。カラーはレッドとネイビーの2色。こちらの定価は税別¥66,000です。

個人的にはフラットバーHELIONのほうがヘッドパーツやシートクランプ、クイルステムやシートポストにシルバーパーツを使っているところが好み。このシルバーパーツ構成でHELION Rがあったら速攻で買ってしまいそうです。

改造を妄想する

不満点としてはWレバー台座がないところ。とはいえWレバーを使いたかったらDixnaのレバーコラムマウントのような製品を使うのも面白そうです。

というかクラシカル仕様ではなくいっそアルテグラやデュラエースのような現代的ハイスペックコンポに換装しても楽しそうです。

HELION Rの重量は完成車状態で10.2kg。重いかな、と思ったのですが、Wellgoのフラットペダルや重そうなサドル、ブレーキやタイヤを良いものに交換するなど工夫すれば1kg近く軽量化できそうです。ホイールを組むのも面白い。実用的で、かつ結構遊べる自転車ではないかと思いました。

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著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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