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パワーメーター

Garmin RallyのSPDバージョンがアジア諸国で発売されない怪

先日登場したばかりのGarmin Rallyパワーメーターペダル。Shimano SPD-SL, SPD, Look Keoクリート対応で話題になっていますが(下の記事に詳細があります)、なぜかSPD版のみ日本のGarminサイトには掲載されていません。そして、それは「たまたま」ではないように見えます。

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日本以外のアジア諸国サイトにも掲載なし

少し気になって調べてみたところ、日本以外にも中国本土(簡体字中国語サイト)、韓国でもGarmin RallyはSPD-SLとLook Keoの取り扱いはありますが、なぜかSPD版だけ掲載されていません。

© garmin

ちなみにGarmin Japanが出している下の動画はタイトルが「Garminサイクル用 パワーメーター シマノSPD-SL対応/LOOK KEO対応」となっており、SPD版の存在は全く言及されていません。

動画の概要欄には「それぞれデュアルセンシング(左右両方にセンサー内蔵)のRS200およびRK200と、シングルセンシングのRS100およびRK100の4種のラインナップを展開します。」とあり、これを読む限りSPD版は「まだ掲載されていないだけ」ではなく、そもそも日本で発売する予定はない、という雰囲気が濃厚です。

先に書いたように中国と韓国もラインナップは同じロード系のみ。台湾と香港ではそもそもRally自体がGarminサイトに掲載されていません。インドネシアとマレーシアのサイトにもRallyはありません。

MTBライダーが少ないから?

Garminの米国サイトを見ると、SPD版が特に在庫が少ないわけではなく、納期が長いのはむしろSPD-SL(本記事時点で7-10日)。SPDとLook Keo版は1-3日で発送、とあります。つまり「モノ不足だから、そもそもSPD版の需要が高くないアジアでは後で売ることにしよう」という話でもないようです。

日本では欧米に比べてMTB乗りが圧倒的に少ないのは事実。しかし近年ではロードバイクでSPDペダル・SPDシューズを使うユーザーも増えていますし、グラベルバイクは無論、シクロクロスでも愛用者は多いでしょう。

SPDクリート対応のパワーメーターペダルの需要はそれなりにあると思うのですが、あえて日本を含むアジアで販売しないことにしたのだとしたら、その理由は何なのでしょうか。売ることによって何かデメリットがあるのなら理解できますが、そのデメリットが思いつきません。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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