ENVEがカスタムロードバイクを発表しました。名前もそのまま”ENVE Custom Road Bike”です。フレーム単体または完成車を選べますが、ジオメトリからペイントまで細かくカスタマイズできるのが特徴です。
公式 Introducing the ENVE Custom Road Bike
RACEとALL ROADの2タイプ
用意されるベースフレームは”RACE”と”ALL ROAD”の2タイプ。それぞれ特徴は次のようになっています。
RACE
- 敏捷さと反応性を優先
- 短めのホイールベース
- 公称サイズが25-31mmまでのタイヤにチューンされたジオメトリ
- 最大タイヤクリアランスは35mm(タイヤ公称値)
- ライダータイプ:ロード・クリテリウムレーサー、攻撃的で反応的な乗り方、立ちこぎ
ALL ROAD
- 安定性とコントロールを優先
- 長めのホイールベース
- 公称サイズが29-35mmまでのタイヤにチューンされたジオメトリ
- 最大タイヤクリアランスは35mm(タイヤ公称値)
- ライダータイプ:エンデュランス、混合路面を走るレーサー、スムーズで流れるようなライド、座って乗る
米国製造、価格は7000ドルから
ENVE Custom Road Bikeはユタ州オグデンのEnve本部でハンドクラフト製造されるそうです。
ペイントは4つのテンプレート(クラシック・デュオ・ソロ・フェイド)、2つのフィニッシュ(グロスまたはマット)、38のカラーがあり、ハンドルはワンピースのSES ARバー・ステムコンボ、ヘッドセットはChris King AeroSet、シートポストはインテグレーテッド・シートマストとなっています。
完成車の場合、ホイールは勿論Enve SESまたはFoundation、SESタイヤを選べます。またSCICON AEROCOMFORT 3.0 TSA(ENVEロゴ入り)で送られてくるという豪華仕様となっています。5年製造補償とクラッシュ・リプレイスメント・プログラムが付属し、フレーム単体価格は7000ドルから。
ENVE公式ページのバイクビルダーでUltegra Di2・Enve 45 Discを選んで構成してみると、9900ドルでした。概ね108万円といったところです。トレックやスペシャライズドのフラッグシップロードをUltegra Di2で組んでベーシックなペイントで頼むのと大きく違わない価格なので、それなりに競争力はありそうですね。
また今注文すれば5月には発送可能らしいので(海外掲示板情報)、完成車の供給不足で苦戦しているビッグブランドにとっては驚異になりそうです。