Tacxがスマートトレーナー・NEOシリーズ対応のアクセサリー「モーションプレート」を発表しました。過去の全てのNEOに装着が可能で、NEO自体の「左右への揺れ」に合わせ「前後方向」にわずかにスライドしてくれる簡易なロッカーシステムとも言える製品です。
難点は価格
以下、著名ブロガーDC Rainmakerによるレビュー記事からの抜粋です。
- 捻じり動くプラスティック板であり、装着は15〜20秒で完了する
- 前後に動くように調整されたフロントホイールブロックが付属する
- 過去のすべてのNEOシリーズ(NEO, NEO 2, NEO 2 SE, NEO 2T)と互換性がある
- 本体とはマグネットで接続するが、安定させるためのものであり、トレーナーを持ち上げると落ちる
- 約2ヶ月使用しているが使用感はかなり良い
- 1レールにつき2個のホイールがあり前後に動き、小さい谷の部分でセルフセンタリングする
- 可動域は1方向につき2.5cmなので合計5cmの動きとなる
- 全力スプリントしない安定した姿勢での使用なら素晴らしい
- 動きは自然な感覚とは言い難いが、違いは感じる
- スプリントすると前方向に動いたトレーナーがすぐに後ろに弾き返される
- 軽いエフォートでは、感触は悪くないのだが自然とは言えない
- しかし付け加えておきたいのは、はるかに大きく高価なSaris MP1でもハードスプリント時はこの点は同じだということだ(Saris MP1のほうがスプリント時の余裕はある)
- 最大の長所は場所を取らないことだ
- Tacx NEOシリーズには既に横方向のチルトがあり、フルサイズのロッカープレートほどではないにせよ、AXIS Feet付きのWahoo KICKR V5/2020よりも効果が大きいほどだ
- 金属片が数個付いたプラスティック板なのだが、価格は300ドルもする。Tacx税(Tacx Tax)という感じか(実際はGarmin税だが)
- 非常に高価なわけだが、これが良い製品でないと言うのも難しいところだ
- 純正アクセサリーとして競合品はWahoo Axis Feetになるが、そちらは99ドルだ。そちらはトレーナーマットを使用すると横の動きは皆無に等しいが、それでも300ドルはしない
- 開発費や供給コストがあるのはわかるが、$149だったら、いや$199だったとしてもかなり人気が出るだろう
▼ 同氏による動画レビューはこちら
動作感はあまり自然ではないものの、全力スプリントしない限り決して悪くない使用感ではある。しかし価格はあまりにも高い… というのが同氏の感想のようです。過剰な期待は禁物ですが、省スペースであり、Saris MP1に極端に見劣りしない効果が得られそうにも見えますね。