Amazon「冬支度セール」開催中です!
フレーム・完成車

Wilier Adlarはバイク「ツーリング」装備にも自然に対応する珍しいカーボン・グラベルバイクであなたはやはり買うことにした

【PR】Amazonで冬支度セール開催中!
CBN BlogはAmazonアソシエイトとして適格販売により紹介料を得て、良質なコンテンツの作成とサイト運営のために役立てています。当サイト内のリンク経由で Amazonにてお買い物 していただくと、大変助かります。いつもご支援ありがとうございます

カーボン・グラベルバイク、となると「グラベルレース系」か「アドベンチャー系」のどちらか、あるいはどちらか寄りに大別できると思います。そして「アドベンチャー系」の場合は「バイクパッキング系」であることがほとんど。つまりローライダーやパニアバッグといった「バイクツーリング系」ではなく、大型シートパックやフレームバッグといった、ハンドリングへの悪影響や空気抵抗が少ない装備向けの、ファスト・トラベルとでも言うべきスタイルが大部分でしょう。

Wilier Adlar

image from: wilier.com

しかしWilierの新作Adlarは、そうしたパフォーマンス寄りのバイクパッキング派は勿論、パニアバッグを好むクラシックなランドナースタイル派にも等しく受け入れられそうなモダンなカーボングラベルバイクで、なかなか良いところに目を付けた珍しい1台だなぁ、と思いました。

公式 Wilier Adlar
参考 Wilier Adlar Carbon Bikepacking Gravel Bike is Ready for Adventure, Any Way You Choose

スルーアクスルで保持する前後ラックのオプションあり

下の写真はバイクパッキング・スタイルの装備をロードした姿。これだけ見ると最近のアドベンチャー系グラベルバイクとしては特に目立ったところのない1台ではあるのですが…

Wilier Adlar

image from: wilier.com

下のように前後にラック(専用品)を装着することもできるんですね。このラックはスルーアクスルと共締めするものらしく、特にフロントの3アイレットフォークに普通に装着できるローライダーラックはほとんど存在しないので珍しいです。エニーケージは勿論、オルトリーブのフロントローラーやグラベルパックのような小ぶりなパニアバッグもフロントで使えるわけです。

Wilier Adlar

image from: wilier.com

こうしたパニアバッグを積極的に使いたい人は、どちらかというとスチールバイクに行くことが多いと思うんですね。アメリカン・ブランドならSalsaとかSurlyなどが代表的でしょうか。これからこのWilier Adlarのような「ランドナー的スタイルも自然なカーボン・グラベルバイク」が増えてきたら、状況が少し変わってくるのかなと思ったりもしました。魅力的だなぁと思います。

以下、Bikerumorの紹介記事とWilier公式サイトから主だった仕様をまとめました。

  • バイクパッキング・探検・自転車旅行者のために作られたバイク
  • ドライブトレインは1xのみ
  • ライダー以外に合計35kgの荷物を積載可(フレーム・フォーク・シートポスト合計)
  • ラックは12mmスルーアクスルに直接荷重する
  • フレーム公称重量は1100g(サイズ不明)・フォーク重量は470g
  • ATCは長めで、ショートトラベルのサスペンションフォーク(最大40mmストローク)への入れ替えも可能
  • タイヤクリアランスは700x52mm(29×2″)
  • ケーブリングはフルインターナルでバッグ類との干渉も少ない
  • 27.2mmシートポストはドロッパーにも対応(インターナル)
  • フォーク右にはダイナモのルーティングもある
  • ボトルケージx3、トップチューブマウント、3ボルトのエニーケージ用マウントあり
  • 専用フルフェンダーのオプションあり
  • サイズはXS-XLの5種類でジオメトリはMTB寄り(リーチが長くステム短め、チェーンステイ短め、ヘッドチューブはまあまあ立ち気味の70℃)。フルに荷物を搭載した状態であっても難易度の高いトレイルでのハンドリングとコントロール性を高められる
  • 価格は3700ユーロから。完成車はGRX 1×11, GRX 1×12, Rival AXS Xplrから選択可
  • Miss Grapeのバイクパッキングバッグ類とラックが付属するセットがある(プラス600ユーロ。フレームバッグ・ハンドルバーバッグ・サドルバッグ・トップチューブバッグ・前後ラックのセット)
  • フェンダーは別売り

これはもう買うとしたらバイクパッキングセット一択ではないでしょうか。これ1台で競技的なウルトラディスタンス・ライドから、のんびりゆっくりした自転車旅まで対応できそうですね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

マスターをフォローする
タイトルとURLをコピーしました