Kryptoniteの有料の自転車盗難補償(ANTI-THEFT PROTECTION OFFER, ATPO)に加入していた方が、使用していた同社製のロックを破壊されて自転車を盗まれてしまった。しかし補償を申請したところ、却下されてしまった、というスレッドが海外掲示板で話題になっています。
以下、目立ったコメントをピックアップしてみました。
- (スレ主さん)一ヶ月以上前に、私の自転車ロックが切断され、盗まれてしまいました。Kryptoniteに、有料で加入していた盗難補償を申請しました。しかしロックが切断されたことと、私が適切に施錠したことを証明する監視カメラの映像が必要だと言われ、申請を却下されてしまいました(622いいね)
- 彼らのウェブサイトにはCCTV映像のことなんか何も述べられていないですよ。戦いましょう(596いいね)
- (上の人に)誰かが補償を求めようとするとゴールポストを動かそうとするみたいですね(262いいね)
- 「そうですか監視カメラの映像はあるのですね、ではロックを切断した道具のレシートはあるのですか?」(120いいね)
- 公正を期すと、誰でもロックを切断してその写真を提示することはできるわけだからね(10いいね)
- (上の人に)こういう保障があるということは、Kryptoniteのロックは誰でも切断できるわけではないという自信の現れです(53いいね)
- 正直、少額訴訟を起こすべき事案に思えます。警察への被害届けとスレ主さんによる写真で十分だと私は思います。監視カメラの映像を要求しているのは、約束を反故にするための理由を見つけようとしているのではないかと思えます(500いいね)
- いつも監視カメラの下に駐輪していたなら、Kryptoniteのロックは必要ないでしょう。Kryptoniteも泥棒のように思えてしまいます(176いいね)
- 昔から有名な話です。KryptoniteとOnGuardは保障を通すのがほぼ不可能なふうにしてきます。彼らは素晴らしいロックを作っていますが、保障は最低です(20いいね)
- これからはAbusを使うよ(18いいね)
- AbusとOnGuardについては良い話を聞く(9いいね)
- Abusはそれほど顧客と争いません(5いいね)
全体的にKryptonite社の対応を擁護する意見はほぼ皆無で、確かに同社のATPOページには監視カメラ映像が必要であるという記載は見当たりません。
またKryptoniteの製品は非常に優秀だけれども、補償してもらえないのは昔からある話、という意見を複数見かけました。
Kryptonite側も主張があるとは思いますし、メールの詳細なやり取りが見られないので断言は難しいですが、それでも「監視カメラの映像がない」のが却下の主な理由だとしたら無理筋かなという気はします。これが通らないとしたら、有料のサービスとして成立させるのが難しいのではないでしょうか(※本記事時点ではKryptoniteのこのサービスは日本では行われていません)。