クリス・フルームがエンドースしているiGPSPORTのGPSサイコンについてのスレッドを海外掲示板で見かけました。スレッド自体は中国ブランドの機材の存在感についての議論が中心ですが（中国ブランドのサイコン・コンポ・ホイールがグランツールレベルでも見られるのは遠い将来の話ではない、等々）、同社製サイコンの実際の使用感がいくつか観察できたのでご紹介します。
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以下、ミニレビュー的なコメントをいくつか拾ってみました。
- iGS800を持っているよ。フォームファクターはナイス。バッテリーもグレート。ソフトウェアもハードウェアもイライラさせられるような小さい問題がたくさんあります。乗りはじめて最初の1時間でうんざりさせられるようなところが20個くらいあった。そのうちいくつかはファームウェアで解決された。自分のライドのために玄関に向かう時に手を伸ばすサイコンではないです（24いいね・投稿者は著名YouTuberのGPLama氏）
- すぐ下のモデルのiGS600を2年使ってきました。ソフトウェアは西洋のソフトウェアの標準とは少し違っていますが、完全に機能的ですし自分に必要なことは全部やってくれます。GPS、ナビゲーション、クライミングセグメント情報があり、カスタマイズ可能な情報をたくさん表示できて、最近ではシマノの左シフターでページターンできるようになりました。私はGarminのミドルグレードモデルに350+ドルを払うつもりは絶対にないです、どのみちGarminを作っている国のメーカーからトップグレードを買えるのだから（3いいね）
- iGS630を持ってます。価格を考えると、グレートです。ソフトウェアはグレイテストではないけれど、ディスプレイのカスタマイズは簡単です。パワー表示、L/Rバランスなどがあります。このモデルのブライトネスは少し弱いですが、制約と感じるほどではないです。この点ではより上位のモデルがずっといいのかなと想像します。マッピングは使わないのでその点はコメントできません。あと近くに坂があまりないのでクライム機能は使ってません。バッテリーライフは素晴らしいです（1いいね）
- iGPSPORTの他のモデル、BSC300を持っていますが、完璧です。まったく不満がありません（1いいね）
- BSC300を持っています。値段を考えるとかなりグレートです。欠点がないとは言いませんが、必要なことは全部やってくれるしいつもいい感じに動作します。唯一の問題は、ターンバイターンナビを使っている時にたまに家に戻されそうになることです（4いいね）
- BSC100を持っていますが、この価格のものとしては大変感心します。いろんなセンサーからの統計を表示してくれるベーシックなものが欲しかったのです。グレートに動作しているように思います。西洋ブランドのどの製品よりもはるかにお買い得です。アプリやマニュアルの英語は翻訳がもっと良かったらと思いますが、機能面ではグレートです（2いいね）
GPLama(Shane Miller)氏だけはややネガティブな意見に傾いているように見えますが、それ以外のコメントでは「こんなもんダメだ！」という内容は見られず、恐らくかゆいところはGarmin製品には全然届かないけれどコスパ面では素晴らしい、という評価なのかなと思いました（1日前のスレッドで現時点でコメント数42程度なのでN数少なめではありますが）。
ポストGarminの筆頭としてはクリス・フルームが初期に出資しその後にSRAMに買収されたHammerheadが挙げられますが、次いでiGPSPORTとBrytonの存在感も上がってきていますね。XOSS/COOSPO/CYCPLUSなどはプロ用機材の位置は全く狙っていないと思いますが、iGPSPORTとBrytonは将来的にどんどんプロツアーレベルでも採用されるポテンシャルを持ったブランドなのかもしれませんね。
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