GPS・サイコン製品レビュー

iGPSPORTから新型サイコン「BiNavi Ultra」と、新型心拍センサー「HR80」新登場!2つのハイエンドモデルで新体験はできるかな?

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誰もが知ってる 物欲の戦士
光か はやてか 音か
いまポチる

緑のボタンを 押さないやつらは
決して許しておけないと nadokazuです。

というわけで、今回の駄文はこちら!

  1. 振る!尻尾を!!千切れ飛ぶまで!!!
  2. 新型サイコン「BiNavi Ultra」!こいつはやべー!!
  3. 目を引く大型ダイヤル!
  4. 話題づくりの装備かと思ったら、思った以上に使いやすい。
  5. ディスプレイ解像度は、480×854Pixel!iPhone 3GSを楽勝で超えてますよ?
  6. 画素の密度は、BiNavi(無印)比で1.61倍!
  7. リッチになった画面表示!
  8. 5倍……じゃなくて、2倍近いエネルギーゲインがある!
  9. 実際の長時間ライドで使ってみました。
  10. 実際の使用感はどうなの?
  11. サイクルコンピュータにマイクが?なぜ?
  12. 音がいい。そして単体で音楽再生もできる!
  13. ほかにもある!BiNavi Ultraのウルトラ機能。
    1. ルートグループナビゲーション
    2. iClimb 4.0 フリークライム
    3. 慣性計測ユニット搭載!GPSが消えても、自車位置を見失わない?
    4. オフラインナビゲーション!スマホ圏外でも、本体だけでルートが引ける。
    5. Wi-Fiも積んでます!
    6. 事故検出機能も搭載!
  14. BiNavi Ultraを使って感じる、田沢湖より深い悩み。
  15. 新型アームバンド式心拍センサー、HR80!こいつもやべー!
  16. HR80はどんな心拍センサー? 既存モデルHR70との違い。
  17. USB-C充電に大歓喜!!
  18. 自動起動/自動スリープは、新体験と言いたくなる!
  19. ライトグレー+トランスルーセント。透明素材大好きマンにぶっ刺さる!
  20. 凝りまくりのアームバンド!
  21. 胸バンド式と比較して、精度はどう?
    1. 腕バンド式は、原理的に不利。
    2. 実際に心拍データを比べてみた。
    3. 比較の結果は?
  22. BiNavi Ultraの登場で、iGS800がついに陥落!
  23. これから腕バンド式心拍センサーを買うなら、HR80一択では?
  24. まとめ:2つの新型で、2つの新体験ができちゃった!

振る!尻尾を!!千切れ飛ぶまで!!!

iGPSPORTさんから、新型のサイクルコンピュータとアームバンド式心拍センサー、そして比較用のチェストストラップ式心拍センサーをいただきました。無償で!

自分で言うのもなんですが、人選を誤っていらっしゃるのでは…?と、いつも申し訳ない気持ちでいっぱいです。

とはいえ、もらってしまった以上、この機材たちは全部大事なうちの子です!返しません!!ってことで、いつもどおり好感度バイアスにまみれた不公正極まりない視点で、勝手なことを勝手に書いていこうと思います(土下座)。

新型サイコン「BiNavi Ultra」!こいつはやべー!!

いまどきのサイクルコンピュータには、満足しまくっています。平成サイコンと比較すると、隔世の感がありますよね(比較対象がおかしい、というツッコミ不可)。

明るく美しい大画面、タッチスクリーンの使い勝手、豊富な情報量、精度の高いナビゲーション、ライトやレーダーやスマートウォッチとの連携などなど。

「もはやサイコンに進化の余地なんて、残ってないんじゃねーの?」

と思い続けているのですが、今回もらったiGPSPORTの新型サイクルコンピュータ「BiNavi Ultra」を開封した次の瞬間、バールのようなもので後頭部を殴りつけられたかのような衝撃に襲われました。

「え…なんスか、この超カッコイイ物体…!?」

ディスプレイを囲む、メタリックの外周パーツ。底面と左側面に配された、グラファイトメタルの金属製ボタン。

本体背面は左右でパターンを変えて見た目に変化を付けて、マウント(ここもグラファイトメタリック)の周囲にはオレンジのリング。ここは、SONYのαシリーズを彷彿とさせる仕上げです。

いずれにしても、これまでのiGPSPORT製サイクルコンピュータとは一線を画す佇まい。各部のパーツに使われている素材の選定をはじめ、本機はサイクルコンピュータじゃなくて、スマートウォッチの文法でデザインされてる気がします。実にスタイリッシュで、惚れ惚れする仕上がり。

「これは〝いいモノ〟だ…」

iGPSPORT BiNavi Ultraの「見た目」に、初手でやられました。いきなり全面降伏です。

目を引く大型ダイヤル!

BiNavi Ultraのデザインで否応なく目を引くのは、本体右側に配置された大型のダイヤルでしょう。スマートウォッチの竜頭を思わせるこのパーツは、資料上の名称だと「光電式ダイヤル」。前後に回転させることでスクロール、本体側へ押し込むことでEnterの操作ができます。そして画面切り替えだけでなく、マップのズーム操作にも対応するとのこと。

既存のハイエンドモデル「iGS800」や「BiNavi(無印)」では6個のボタンによる操作でしたが、BiNavi Ultraでは3ボタン+ダイヤルという構成になりました。 他メーカーのサイコンでもダイヤルを装備しているモデル(忖度した記事なので具体名を出すようなことはしませんが、COROS DURAとか)はありますが、個人的には使ったことがないのでこのダイヤルには興味津々です。

新型ハイエンドモデルに、特徴として語られる象徴的な新規パーツを組み込んでくる。フルームのアンバサダー起用といい、iGPSPORTさんには優秀なマーケターが在籍されていますねぃ。

話題づくりの装備かと思ったら、思った以上に使いやすい。

従来のサイドボタンは、押すときにボディの反対側を指で支えたくなります。そのため走行中に操作しようとすると、どうしても片手をハンドルから離すことになりがちでした。長くても数秒の操作ではありますが、できるなら避けたいところです。

それがBiNavi Ultraなら、ダイヤルを指先で軽く回すだけ。アウトフロントマウントで設置していれば、手のひらをハンドルの上に載せたまま右手人差し指だけで操作できます。すでに600km以上の実走で使用していますが、ハンドルから手を離さずに済むケースが明らかに多い(個人の感想です)。それに3カ所に分散していたボタンが1つに集約されているので「操作したいボタンを認識/選択する」というところに、脳のリソースを割かずに済みます。好みはあるかもですが、普通にメチャ使いやすいです。

厚手のフルフィンガーグローブを装着して試してみても、操作性が大きく損なわれることはありませんでした。タッチスクリーンが使いづらくなる冬場のサイクリングでも、このダイヤルは大いに役立ってくれるはずです。

走行中にサイコンを操作する場面なんて、自分の場合はナビ画面から走行情報画面へ切り替えたり、iClimb画面からナビ画面へ戻したりする程度しかありません。とはいえ少ない機会であっても「安全性が高まる方向にしか作用しない(個人の感想です)」仕様であるのは、実に素晴らしいと思います。

ディスプレイ解像度は、480×854Pixel!iPhone 3GSを楽勝で超えてますよ?

BiNavi Ultraのディスプレイは、いただいた資料によると480×854Pixel。計算すると、総画素数は約41万画素になります。

「ディスプレイ解像度だけなら、もはや古のスマートフォンと同レベルなのでは?」と思って調べてみると、iPhone 3GSは320×480Pixel/3.5インチで約15万画素。BiNavi Ultraは、その約2.67倍。ダブルスコア以上の差をつけて、思いっきり勝ってます。

さすがにiPhone 4/4Sの640×960Pixel、約61万画素には及びません。ですが「かつてのスマホ級の画素数」であることに、間違いは無いでしょう。そんなディスプレイが、手のひらサイズのサイクルコンピュータに詰め込まれている。いやはや、とんでもない時代になったものです。

画素の密度は、BiNavi(無印)比で1.61倍!

既存ハイエンドモデルであるBiNavi(無印)のディスプレイも、320×480Pixelで対角3.5インチ。つまり、iPhone 3GSと同等でした。おいまじか。

そんなBiNavi(無印)とBiNavi Ultraは、画面の縦横比も大きく変わっています。BiNavi(無印)は320×480Pixelなので、アスペクト比2:3。一方、BiNavi Ultraは480×854Pixelで、ほぼ9:16です。昔のブラウン管テレビが16:9のアスペクト比に移行したときのように、グッと縦長になった印象(昔は「ワイドテレビ」とか言ってましたねぇ…遠い目)。

実測したディスプレイの表示領域は、BiNavi(無印)が49×73.5mmでBiNavi Ultraが45.5×81.5mm。面積だけを見るとBiNavi Ultraは、わずか3%程度の拡大に留まります。左右方向だけ見ると、むしろ小さくなってるじゃねーか!

ところがどっこい、相撲はどすこい(©メカ部チャンネル)。画素数は前述の通り、約2.67倍です。ディスプレイサイズと画素数から画素密度(ppi=pixels per inch)を算出すると、BiNavi(無印)の約165ppiに対してBiNavi Ultraは約265ppiでした。つまり画素密度は約1.61倍、約61%向上しています。

ほぼ同じ表示面積のまま2.6倍以上もの画素を詰め込んで、ガッツリ高画素・高精細化されているBiNavi Ultraのディスプレイ。同社既存モデルの追従を許さない、フラッグシップ機にふさわしい仕様と言えるでしょう。

リッチになった画面表示!

高画素・高精細化されたディスプレイの恩恵は、画面表示にしっかり現れています。たとえばナビゲーション画面のマップは、パッと見で「見やすい!」という印象を受けました。

特に分かりやすいのが道路の描画で、細い道路が単なる一本線ではなく両側に線を持った「道路らしい形」になっています。チラ見したときの現況把握が実にしやすくて、ここはもう諸手を挙げて大歓迎。

またAmazonの製品ページの見出しによると、「昭文社の日本地図」とのこと(聞いてないよー!)。昭文社といえば、日本の道路地図の老舗。同社の「スーパーマップル」は特に紙の地図勢にとって、信頼と実績のブランドです。近所の道路をBiNavi(無印)と雑に比べてみましたが、細かな道の形状までより正確に捉えている印象。

一方で実際にはつながっている道路なのに、地図上では塞がっているように表示される箇所が目に入るのは気になりました。あと右下、縮尺表示が間違ってないっすか?この辺は、ファームアップで改善を期待したいところ。でもまぁ塞がって表示されている部分でもナビゲーション時は正しく誘導されますし、縮尺は注視しないので実用上の問題は感じていません。

データフィールドの表示も、既存モデルよりかなりリッチになっています。特に自分がよく使うパワー、ケイデンス、ハートレートのデータフィールドにはアイコン表示が追加されて、現在の計測値だけでなく平均値や最大値も同じデータフィールド内に表示できるようになりました。

「サイクルコンピュータに表示される情報は、多ければ多いほどいい!」という単純思考野郎なので、ここも大歓迎ポイントでしかありません。

さらに!

電動変速のギア表示も、単なる数値だったのがグラフィカルに現在のギア位置を表示するようになっています。

貧脚勢の自分にとって、登坂中に「あと何枚ギアが残っているか」は残機表示に等しく、生命活動の維持に直接関わる重要情報。従来の表示(数字だけ)だと

「数値を見る → 頭の中で計算する → 状況を把握する」

の3ステップだったのですが、BiNavi Ultraなら

「チラ見する → 状況を把握する」

という2ステップで済みます。

正確にあと何枚ギアが残っているのかまでは分からなくても、「まだ数枚残っている」のか「もう後がない」のかが一目でわかる。登坂中という極限状況で、脳の余計なリソースを割かなくて済むようになるのは「実にありがたい!」としか言えません。

5倍……じゃなくて、2倍近いエネルギーゲインがある!

BiNavi Ultraのバッテリー容量は、2,420mAh。BiNavi(無印)は1,250mAhなので、5倍……じゃなくて、2倍近いエネルギーゲインがある!とニュータイプの人も驚愕するでしょう。

なにしろiGPSPORTサイコン全モデルのなかで長年トップに君臨していた、iGS800の2,050mAhすら上回る大容量です。全俺も、スペック表を見て腰を抜かしました。

資料によると、公称駆動時間は標準モードで30時間以上。省電力モードでは、50時間以上となっています。けれど、これはあくまで公称値。実際に使ってみるまでは、なんとも言えません。

実際の長時間ライドで使ってみました。

というわけで、実際に長距離ライドで使用しました。まずは2026年8月末、直江津集合2026。前日16時52分にスタートして、ゴールしたのは翌15時20分。降りしきる雨の中を200km以上走ったのは、まさにこの世の地獄でしたねぇ…。よみがえる、碓氷峠雨天ヒルクライムの悪夢。

それはさておき、「バックライトはスタートからゴールまで点灯しっぱなし(輝度オート/夜間常時点灯モード/自動消灯オフ/ダークモードは「明るい」で固定)」そのうえ「電動コンポにパワーメーターにスピードセンサーにレーダー、さらにスマートウォッチとライトもiGPLinkで接続」という負荷かけまくり状態。

それでも、ゴール時点で25%のバッテリー残量がありました。経過時間とバッテリー残量から単純計算してみると、30時間程度の稼働時間を確保できそうです。

200kmブルベ(AJたまがわ BRM1004 ハーヴェスト200)で使用したときは、同様の設定で走ってゴール時のバッテリー残量は実に59%。半分以上の余力を残しているという、余裕綽々の結果でした。

いずれにしても、掲げた看板に偽りなし!どころか「バックライトを常時点灯していた」という条件を考えると、かなり頼もしい結果を出せていると言えるでしょう。

実際の使用感はどうなの?

執筆時点で600km以上走っていますが、使用感は非常に良好です。さすが新型フラッグシップ機!

真っ先に感じたのが、ルートデータの爆速読み込み。既存モデルだと特に距離200〜300kmクラスのルートでナビゲーションを開始するときは、登録したルートデータの初回読み込み時は結構待たされる印象がありました。

直江津集合のルートデータ(約328km)で実験してみたところ、BiNavi(無印)だと読み込みからナビゲーションがスタートできるようになるまで約47秒かかっています。それがBiNavi Ultraだと、約10秒。瞬く間に読み込みが完了して、ナビがスタンバイできました。快適ぃー!

また直江津集合で走った頃はファームがまだ不安定で、予期せぬ再起動を繰り返したりもしていました(それでもデータはバッチリ保持されていて驚愕)。そのたびに300km超のルートデータを再読み込みしていたのですが、サクサク読み込まれるので再スタートのストレスが極小だったのを覚えています。

その後は繰り返しファームアップが行われ、安定性もみるみる向上。初期ファームの面影は、感じなくなりました。いずれにしても、「iGPSPORTさんなら、何かあってもファームアップで対応してもらえるっしょ!」という絶大な安心感があるので、この辺りの不安は皆無です。

なにしろ今までもファームアップでの不具合解消や機能アップに歓喜した経験は、枚挙に暇がありません。

  • SR miniに消灯モードを追加してくれた。
  • BiNavi Air登場時の新機能を、既存のBiNavi(無印)やiGS800にも展開してくれた。
  • iGS800にステータスバーを追加してくれた。
  • iGPLinkの接続性も、アップデートを重ねるにつれて良くなっている(ここは個人の実感値)。

などなど。

新製品を出したら「既存製品はサポート終了!新しいの買ってね!」ではなく、細かな不具合をマメに(ここ重要)潰しながら、機能アップまで続けてくれている。こんな実体験の積み重ねがあるので、iGPSPORTさんの面倒見の良さには、もう圧倒的な信頼を置いています。

サイクルコンピュータにマイクが?なぜ?

BiNavi Ultraのスペック表を見て興味深かったポイントのひとつに、「マイクの搭載」があります。これは、お察しのとおり「音声コントロール」が目的。執筆時点では未実装ですが、発売後のファームウェアアップデートで実装予定とのことです。

音声コントロールは、ソフトウェアだけでは実現できません。ハードウェアとして、マイクが必要。マイクなしの既存モデルでは、いくらファームウェアアップデートを重ねても同じことはできませんから、音声コントロールはBiNavi Ultraが「Ultra」である理由のひとつになるでしょう。今後のファームアップが、楽しみで仕方ありません。

そうそう、音声コントロールのための呼びかけワードは、ぜひユーザが自由に設定できるようにして欲しいところ。自分だったら、「レイ」か「チェインバー」の二択ですね。

音がいい。そして単体で音楽再生もできる!

BiNavi Ultraにはスピーカーも搭載されています。単純なビープ音ではなく、かなりリッチなサウンド表現が可能。音声ナビゲーションも、普通に聞き取りやすいです。

さらに!

BiNavi Ultraは本体内にMP3/WAV形式の音楽ファイルを保存して、サイクルコンピュータ単体で再生できるようになっています。ここは既存モデルだと、スマホからの再生に頼らざるを得なかったところ。ですがBiNavi Ultraなら、スマホのバッテリー残量を気にしないでOK!

専用画面で操作できるのはもちろん、通常の走行画面に再生/一時停止や曲送りといった操作ボタンをデータフィールドとして組み込むことができます。画面を切り替えずに、音楽再生をコントロール可能。単なるオマケ機能としてではなく、「サイコンの1機能」としてきっちり統合されている開発姿勢には好感しか覚えません。

人通りの多い道路での音楽再生は憚られますが、誰もいない深夜の峠道などでは熊鈴の代わりにもなる……かも?

あと音楽を再生している最中でも、ナビゲーション音声やレーダーの警告音再生が割り込むと容赦なく中断されるので没入は不可能でした。音楽よりも走行に必要な情報が優先されるわけで、ここは当然そうあるべきでしょう。

音質については完全に個人の感想ですが、スマートフォンのスピーカーと同程度じゃない?ぐらいの印象。「聞くに堪えない」なんてことは全然なく、普通に気持ちよく聴いていられます。そもそも屋外で自転車乗車中ですから、オーディオマニア的な高音質・音量を要求する必要は欠片もないでしょう。

ほかにもある!BiNavi Ultraのウルトラ機能。

ルートグループナビゲーション

iGPSPORTのスマートフォンアプリでは複数のルートをフォルダに格納して、まとめてサイクルコンピュータに転送することができます。この「ルートグループ」を読み込むと、該当区間に入ったときにBiNavi Ultraがルートを自動認識。手動で別のルートへ切り替えなくても、ナビゲーションが開始されます。

複数日にわたるツーリングはもちろん、「イベント会場近くの前日ゆるポタルート+イベント本コース+ゴールから駅まで」なんて使い方もできそう。

iClimb 4.0 フリークライム

これから登坂する坂の斜度や距離を表示してくれる、貧脚絶望機能の「iClimb」のバージョンが3.0から4.0になっています。これは「メジャーバージョンアップ」というヤツですか?

それはさておきBiNavi Ultraの「iClimb 4.0」のトピックは、ルートナビゲーションを起動させていない場合でも、前方にある登坂区間を自動的に検出/表示できるようになったこと。

「旅先で気ままにゆるポタしていたら、やべー坂に遭遇して涙目!」みたいなシーンで、わざわざ残り距離や標高差を教えてくれて絶望に拍車をかけてくれます。

慣性計測ユニット搭載!GPSが消えても、自車位置を見失わない?

BiNavi Ultraには、既存モデルにはなかった「IMU(慣性計測ユニット)」も搭載されています。 長いトンネルや山間部などでGPSの信号が弱くなっても、各種センサーから得られる情報を使って現在位置を推定できるので、マップ上の自車位置や走行軌跡が突然止まったり、トンネル入口から出口まで一直線になったりするのを抑えられる…らしいです。

これも、IMUという「ハードウェアを新たに積んだからこそ実現できる」新機能。実際に長いトンネルでどうなるのか、きっちり試してみたいところ(すみません…トンネルを通る機会は何度もあったのですが…スピードセンサーをバッテリー切れのまま放置しており…)。

オフラインナビゲーション!スマホ圏外でも、本体だけでルートが引ける。

BiNavi Ultraでは、オフラインでのルートプランニングも強化されています。スマートフォンやネット接続なしで、BiNavi Ultra単体から目的地を指定してルート作成が可能。資料によるとルートを外れた場合の再計算も本体だけで行えるほか、地点指定ナビゲーションは最大150kmまで対応とのこと。

自分の場合は「公開されたRWGPSのルートに地点補助ポイントを付け加えて転送」という使い方しかしないし、携帯の電波が届かない場所に長居する予定もないので活用機会ゼロだったりしますが、アドベンチャーなライドをされる方はガッツポーズでしょう。

Wi-Fiも積んでます!

さらに、BiNavi UltraはWi-Fi接続にも対応。ファームアップデートやマップデータの更新、走行データのアップロードもスマホアプリなしでOK!

事故検出機能も搭載!

転倒などの事故を検出して、万一の際に速やかな緊急通報が可能。らしいのですが自分は以前トラディショナルブランドのミドルグレードモデルの事故検出機能で、誤検出の多さに辟易した経験があります。

また愛用しているルートワークスのフロントバッグを開閉するたびに、サイコンが「こいつ転倒したな!」と誤認するであろうことは想像に難くありません。

なので、この機能については速攻でオフにしてしまいました。いずれちゃんと試してみたいところですが、今回は試用を見送っています。

BiNavi Ultraを使って感じる、田沢湖より深い悩み。

無茶苦茶カッコイイ、BiNavi Ultra。「汚したくない!キズつけたくない!」という思いを、これまで使ってきたどのサイクルコンピュータよりも強く感じています。

幸いなことにシリコンカバーが付属していますから、装着すればひと安心…なのですが!!

シリコンカバーを装着していると、BiNavi Ultraの惚れ惚れする外観が隠されてしまいます。グラファイトメタリックの操作ボタンも、ディスプレイ外周の輝く金属フレームもすべてがシリコンに覆われてしまう。

見た目の戦闘力が53万から、たったの5に急降下。自分が自転車や自転車用品に求めるのは、機能や性能よりも「見栄えの良さ」です。こんなの、耐えられません!

「はっ!もしかして、観賞用にもう1台買えばいいのでは…!?」

極めて一般的なサイクリストである自分の、慎ましやかな心理。それを、異常者の思考にねじ曲げられてしまう。iGPSPORT BiNavi Ultraは、あらゆる意味でやべー新型サイコンです。

新型アームバンド式心拍センサー、HR80!こいつもやべー!

日々倹約と節制に努め、爪に火を灯すような貧しさの中で暮らしているにもかかわらず、いつの間にか増えている。その代表格と言えるのが「体重」「折り畳み自転車」そして、「アームバンド式心拍センサー」であることに異論は出ないでしょう。

自分は2019年に初めてアームバンド式の心拍センサーを使い始めたのですが、「呼吸を邪魔しない」「冬の装着時にヒヤッとしない」という2つの特徴を大いに気に入り、胸バンド式からサクッと乗り換えました。

それから月日が流れ、「何もしていないのに」「無意識のうちに」「いつの間にか」5メーカー、合計8モデルのアームバンド式心拍センサーを所有するに至っています。あと、心拍の計測ができるスマートウォッチも2個ありました。

心臓はひとつしかないのに、心拍センサーだけが増え続ける。意味がわかりません。

そんなわけで、わたくしは日頃より「腕バンド式心拍センサーソムリエ」を自称しております(※本人による「自称」でしかないことに留意が必要です)。

▼ 参考記事

Garmin vs iGPSPORT vs Bryton! 自転車用リアビューレーダー三つ巴大決戦!【自腹で買った4モデル Varia RTL515 / SR30 / SR mini / Gardia R300L】
草むらに名も知れず咲いているnadokazuです。というわけで、今回の駄文はこちら!Garminのリアビューレーダーは最高…なのだけれど。Garminのリアビューレーダー「Garmin Varia RTL515」をポチって、はやくも2年が経...

さてさてiGPSPORTさんからいただいた資料によると、HR80は「胸バンド式の心拍センサーに近い精度」を目指したモデルとのこと。

自分はゆるポタの民なので、評価ポイントとして精度なんて二の次三の次だったりしますが、まぁ高いに越したことはありません。

それよりも、本機で思いっきり着目したのは、この2つのほう。

「 USB-Cコネクタで充電できる!」
「 自動起動/自動スリープする!」

どちらも、自分が腕バンド式心拍センサーを使っていて、長年モヤっていたところ。HR80は、そこを完璧に潰してきたモデルなのです。

HR80はどんな心拍センサー? 既存モデルHR70との違い。

HR80が既存モデルの「HR70」と比べて、何が変わったのか。仕様を比較すると、こんな感じ。

項目 HR70 HR80
電源操作 ボタン式 装着で自動起動、取り外すと自動スリープ
充電方式 マグネット式接点充電 USB-C
充電時間 1.5時間 約1時間
連続心拍モニタリング時間 65時間以上 100時間
Bluetooth同時接続 最大1台 最大2台
本体サイズ 50 × 30 × 15mm 48 × 28.6 × 10.3mm
本体重量(バンドを除く) 13.3g 11g
心拍センサー構成 受光素子1個+LED2個 受光素子4個+LED2個
防水等級 IPX7 IP67

※メーカー資料に基づく公称仕様。

ボタン操作が不要になって、USB-Cで充電できる。そのうえ公称の連続使用時間も延長>されて、本体の薄型軽量化まで実現!ステキーっ!!

それとセンサーの受光素子が、1個から4個に増えています。4倍ですってよ、奥様!!こんなの計測精度に、いい影響しか与えない…ですよね?

Bluetoothで2台に同時接続できるのも、複数の機器で心拍を記録したいときなどに役立ちそう。

USB-C充電に大歓喜!!

腕バンド式心拍センサーをいくつも使ってきて、ずっと苦々しく思っていたのが、充電コネクタに互換性/汎用性が皆無なことでした。

微妙にサイズや給電部の位置が違っていて、同一メーカーの製品でも所有しているモデル間でコネクタを使い回せないケースが当たり前のように発生するのです(普通は心拍センサーなんて何個も所有しねえよ!というツッコミ不可)。

そりゃあ仕様上の制限や製造・コストの都合、加えてメーカーの思惑もあったりするのでしょう。そこは、まぁ100歩譲って理解しましょう。

でもでも!使う側としては、そのせいで「予備の充電ケーブルを確保しづらい」というのが運用上の大きなネックになるのです。

たとえば輪行旅に出るときは、旅先で使う充電器やケーブルを前日のうちにすべてパッキングしています。

なぜか?

当日の朝に充電ケーブルを持ち出し忘れる、という自損事故を多発させているからです。

「じゃあ予め充電を済ませておけばいいじゃん」…って、そんな計画性があれば苦労はしないんですよ!いつもいつもギリギリになって、慌てて準備を始める。9月に入ってから夏休みの宿題に手をつけたり、締め切りが過ぎてからタスクに取りかかる自分みたいなポンコツ人間には、予備の充電ケーブルが必須なのです!

なので気に入った心拍センサーは、充電ケーブルの予備を確保するためだけに、2つめの本体をポチったりする謎の行動をせざるを得ませんでした。最悪!

それが!

HR80は、USB-Cコネクタで充電できます。手持ちのUSB-Cケーブルが使い回せるので、予備ケーブルを用意しなくても大丈夫。万一USB-Cケーブルすら忘れたとしても、コンビニや100均などで容易に調達できるでしょう。

心拍センサーの専用充電ケーブルを旅先で調達できる可能性は、当たり前ですがほぼゼロ。USB-C充電可能なHR80は、旅先での安心感がまるで違います。「充電ケーブルの予備のために本体をもう1つ買う」という、謎行動から解放される。俺様大歓喜!!

自動起動/自動スリープは、新体験と言いたくなる!

そしてもうひとつ。個人的に思いっきり着目したのが、自動起動/自動スリープです。

腕バンド式心拍センサーの電源オン・オフって、実は地味にストレスなんですよねー。

ウェア越しに手探りでスイッチを探すのはそもそも面倒だし、スイッチが本体上面に設置されたモデルだと操作のたびに腕がグリグリと圧迫されます。装着した状態ではインジケーターも見えないので、電源がちゃんと入っているかも確認しづらいです(振動でオン・オフを知らせてくれるモデルもありますが)。

それが!(2回目)

HR80なら、腕に装着するだけ。

実際に腕に通してみると、肘を越えるか越えないかぐらいのところでLEDが点滅を始め、自動起動したことがわかります。腕から外して置いておくと、10秒程度で自動スリープ。起動も停止も極めてスムーズで、もう何度も何度も着脱を繰り返していますが「装着してるのに起動しないんだけど!」という場面には遭遇していません。

資料によると、装着の検知には「生体容量認識や加速度センサーによる補助判定などを使っている」とのこと。

「加速度センサーによる判定」と聞くと「装着していなくても、持ち運んで揺らしたら勝手に起動するんじゃねーの?」という疑念が湧いてきます。そこでベルトを手でつまみ、ブラブラ揺らしながら部屋の中を歩いてみました。

何度試しても、起動する気配すらありません。その直後に腕を通すと、サクッと起動しました。少なくとも、「手で持ち運んで揺らした程度では誤起動しない」ことを確認。車内やバッグの中など、ほかの条件は未検証ですが、この挙動は好印象ですね。

一方で「自動起動だと輪行移動中も心拍が計測されっぱなしになって、バッテリーを消費しまくるのでは?」 と、新たな不安も湧き上がります。

しかし公称の連続心拍モニタリング時間は、実に100時間!その間ずっと充電する機会がない!というのはさすがにあり得ないでしょうから、その心配も無用と言えます。

いずれにしても「使うたびに電源を入れて、状態を確認して、使い終わったら電源を切る」という一連の操作を消滅させられるのは、腕バンド式心拍センサーの新体験と言いたくなるレベルの変化でした。

ライトグレー+トランスルーセント。透明素材大好きマンにぶっ刺さる!

使い勝手以外にも、個人的にぶっ刺さったところがあります。それは、ライトグレーの本体とトランスルーセントデザイン。本体上面からはホンのわずかではありますが、内部パーツが透けて見えます。ボンダイブルーのiMacを愛用していた透明素材大好きマンとしては、こういうの大好物です!

それだけに、アームバンドで本体の大部分が隠れてしまっているのが、実にもったいなく思えてなりませぬ。コレ、どうにかなりませんかねぇ。

凝りまくりのアームバンド!

そして付属のアームバンドも、非常に凝った仕様。英文スローガンや意匠が入り、所有の満足度をいちいちアップしてくれます。

材質には高品位感があって、肌触りもいい感じ。使っているうちに汗を吸ってボロボロになりそう…という懸念とは無縁のように感じます。価格帯が割と上の方の製品でも「バンドの材質がイマイチだな〜」と感じているモデルがあったりするので、ここは高く評価したいところ。

ただ、本体同様にバンドのカラーもライトグレー。使い続けるうちに汗や汚れで変色しちゃうのでは…?という不安だけは拭いきれません。現時点ではキレイな状態ですが、予備バンドの販売はぜひ検討いただきたいです。

胸バンド式と比較して、精度はどう?

さてさて、HR80の使い勝手のことばかり書いてきましたが、ここからは精度について。

腕バンド式は、原理的に不利。

一般的に、心拍計測の精度では「胸バンド式が有利」とされています。胸バンド式が心拍に伴う電気信号を胸部で直接検出するのに対して、HR80を含む腕バンド式の多くは血液量の変化を光学的に計測する仕組み。身体の動きや筋肉の収縮、血流状態などの影響を受けやすく、特に高強度運動や心拍数が急激に変化する場面では、胸バンド式に対して遅れや誤差が生じやすい傾向が否めません。

本稿は忖度した記事なので、他ブランドの具体名なんて決して出したりしませんが、実際にPolarやGarminのサイトでも、「高い精度が必要な場面では胸バンド式心拍センサーを推奨する」旨の記述が確認できます。

では「胸バンド式の心拍センサーに近い精度を目指す」というHR80は、実際にどれくらい近い値を示すのでしょうか。

実際に心拍データを比べてみた。

胸バンド式のHR50、腕バンド式のHR80、さらにスマートウォッチのVeRunを同時に装着して、室内ワークアウトを4回行いました。それぞれ別のサイクルコンピューターで、データを記録しています。

ちなみに自分はバーチャルでもゆるポタの民なので、ワークアウトなんて滅多にしません。しかも検証のために連日…それはもう地獄の日々…でした…よ…ぐほっ(吐血)。

この比較で使った心拍センサーと、記録に使用したサイコンの組み合わせはこんな感じ。

HR50(コントロール):BiNavi Air
HR80:BiNavi(無印)
VeRun:BSC500

こうして計測したデータを自分で専門的に検証できる知見は、もちろん一切持ち合わせていません。なので、評価はAI様に丸投げです。ChatGPT(有償契約)とClaude(Pro)に同じ4回分の記録を渡して、それぞれ同じプロンプトで評価させてみました。

比較の結果は?

結論、ChatGPT(有償契約)もClaude(Pro)もほぼ同じ評価でした。

「HR80は胸バンド式HR50に非常に近い値を示す」
「HR80は高心拍域でやや低めに出る」

あと

「VeRunも平均的には近いものの、一時的に大きく外れる場面がある」

という感じです。そりゃデータもプロンプトも同じなんだから、当然と言えば当然。

VeRunも含めた3機種の計測結果について、両AIの集計を並べると、次のようになります。

HR50との比較 ChatGPT:HR80 Claude:HR80 ChatGPT:VeRun Claude:VeRun
平均絶対差 0.94 bpm 0.94 bpm 1.22 bpm 1.19 bpm
±3 bpm以内の割合 98.4% 98.6% 95.6% 95.9%
最大差 8 bpm 8 bpm 32 bpm 32 bpm

いずれにしても素人が手持ちの機材を使って比較できる範囲でしかありませんが、

  • HR80は、HR50に対して平均1bpmに満たない極小レベルの誤差。
  • 4回のテストを通じて10bpmを超える外れは、一度もなかった。

ということで「胸部ベルトに近い心拍精度」という資料の記載は、このデータで十分裏付けられたと言っていい、と考えます。

ただ175bpmを超える高強度域では、HR80はHR50より平均2bpmほど低く出る傾向が確認できています。「ゾーン5を厳密に管理したい!」というトレーニングガチ勢の方は、HR50を選ぶほうがハッピーになれる可能性大です。

VeRunについては割といい感じの計測値でしたが、高強度時に15〜25bpm高い値を出す場面がありました。そりゃあ、スマートウォッチですからねぇ。この程度は、普通に許容範囲でしょう(個人の感想です)。

BiNavi Ultraの登場で、iGS800がついに陥落!

長年トップモデルとしてiGPSPORTサイコンで最強性能を誇り、ステータスバーまで実装してもらえたiGS800が、ついにトップモデルの座を譲り渡すときがやってきました。

iGS800狂信者の自分にとっては、もう残念至極な現実。けれどBiNavi Ultraについて知れば知るほど、納得しかできなくなります。

大型ダイヤルによる新しい操作感。約2.67倍に増えた画素数と、リッチになった画面表示。単体での音楽再生。2,420mAhの大容量バッテリー。そして、300km級のルートデータすらサクサク読み込む処理速度。

さらにIMU、Wi-Fi、マイク、スピーカーまで搭載。できることを増やすために、ハードウェアそのものからガッツリ手が入っています。

しかも音声コントロールなど、今後のファームウェアアップデートで実装される予定の機能まである。現時点でも十分に「Ultra」なのに、まだ底を見せていないとすら思わせます。

ダイヤルをクルクル回す。地図を見る。ルートを読み込む。音楽を鳴らす。そういう日常的な操作のひとつひとつで、従来モデルとはひと味もふた味も違う体験をさせてくれる。

そして、無茶苦茶カッコイイ!〝いいモノ〟オーラを出しまくる、BiNavi Ultra。あらゆる面で、新たなフラッグシップ機にふさわしい仕上がりです。

あとはシリコンカバーを装着して外観を隠すか、それとも観賞用にもう1台買うか。それだけが問題です。

これから腕バンド式心拍センサーを買うなら、HR80一択では?

胸にバンドを巻かずに心拍数を計測できる、腕バンド式ならではの手軽さ。素人実験でも確認できた、胸バンド式心拍センサーHR50との高い一致度。ライトグレー+トランスルーセントのデザインに、高品位感のあるアームバンド。これだけでもかなり強力なのに、自動起動/自動スリープとUSB-C充電による使い勝手の良さまで加わっています。腕バンド式心拍センサーを使うたびに感じていたストレスまで、サクッと消滅してしまいました。

iGPSPORT HR80は、自分が所有する5メーカー・8モデルの腕バンド式心拍センサーの中でも「突出した存在」と断言できる実力を持っています。これから腕バンド式の心拍センサーを購入するなら、もはや本機一択です!ぐらいのことは、もう全然言えてしまいますね。

まとめ:2つの新型で、2つの新体験ができちゃった!

BiNavi Ultraは、これまでのサイクルコンピュータに新しいハードウェアと操作方法を持ち込んで、できることそのものを広げてきました。F-16AとF-2Aぐらい違う中身を持った、同社サイコンにおける新世代モデルとも言うべき存在です。たぶん、その性能はiGPSPORT史上最高。それだけに、プライスもiGPSPORTサイコン史上最高になっています(Amazonの製品ページで確認してみてください)。

でもまぁ、これだけのスペックを誇る最新トップモデルです。外装、ディスプレイ、バッテリー、ダイヤルと、コストのかかっていそうなパーツも満載。それに昨今の半導体関連製品の価格状況を踏まえれば、むしろ「よくぞこの価格に抑えた」と言っていいのでは。

それにiGPSPORT製品でトップ価格といっても、11月に発売になるトラディショナルブランドのフラッグシップ機の予価より5万円近く安いですからねぇ(スペックが違うので単純比較はできませんが)。いずれにしてもBiNavi Ultraの価格設定に対してもの申すのは、さすがに酷というものでしょう。

一方のHR80は、腕バンド式心拍センサーを使って感じる細かな面倒を、ひとつひとつ叩き潰しています。

iGPSPORTから新登場した2つのハイエンドモデルは、どちらも「スペックが上がりました!」というだけでは終わらせないポテンシャルの持ち主。きっちり、新しい体験をさせてもらえています。

俺の…負けだっ!!

そして最後に残されたのは、観賞用のBiNavi Ultraをポチろうとする自分との戦い。

ぐっ…!くそっ、静まれ!怒りを静めろ!俺の右手人差し指よ……!!

著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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