Garminがパワーメーターシリーズ”Rally”を正式に発表しました。昨日の記事でリーク情報をお伝えしましたが、つい先程、著名ブロガーのDC RainmakerがYouTubeで詳細を公開しています(ブログ記事もあります)。
出典 Garmin Rally Power Meter In-Depth Review (SPD/SPD-SL/LOOK KEO) – DC Rainmaker
米国のGarmin公式サイトにも掲載されています。
公式 Rally™ RS200 | Power Meter Bike Pedals
ラインナップと価格
まず発表された全モデルと価格について。既報のように、Shimano SPD-SL, Look Keo, Shimano SPDクリート対応の3タイプが用意されます。「RS」は”Road SPD-SL”または”Road Shimano”の略、「RK」は”Road Keo”と思われます。「XC」はクロスカントリーの略で間違いないでしょう。
どのクリートタイプもデュアルサイドの「200」とシングルサイドの「100」が用意されます。またシングルモデルを購入後、デュアルサイドにしたい方は「アップグレードペダル」を入手することでデュアルにできます。さらにVector 3ユーザー向けの「ペダルボディコンバージョンキット」も用意されています(Vector 3をSPDボディに改造できたりします)。価格は以下。
- Rally RS 200 $1099.99
- Rally RS 100 $649.99
- Rally RS アップグレードペダル $549.99
- Rally RS ペダルボディコンバージョンキット $199.99
- Rally RK 200 $1099.99
- Rally RK 100 $649.99
- Rally RK アップグレードペダル $549.99
- Rally RK ペダルボディコンバージョンキット $199.99
- Rally XC 200 $1199.99
- Rally XC 100 $699.99
- Rally XC アップグレードペダル $599.99
- Rally XC ペダルボディコンバージョンキット $249.99
両足計測モデルはロードタイプで約$1100。SPDタイプは100ドルプラスの$1200といったところです。
Qファクターとスタックハイトの比較
DC RainamakerはQファクターも調べてくれています。これは大変参考になります。
- Garmin Rally (全て): 53mm (スペーサーで55mm)
- Garmin Vector 3: 53mm (スペーサーで55mm)
- PowerTap P2: 54mm
- Favero Assioma: 55mm
- SRM X-POWER: 54mm
競合製品とのスタックハイト比較は次のようになるそうです。
- Garmin Rally RS (Shimano SPD-SL): 12.2mm
- Garmin Rally XC (Shimano SPD): 13.5mm
- Garmin Rally RK (LOOK KEO): 12.2mm
- Garmin Vector 3: 12.5mm
- PowerTap P2: 14mm
- Favero Assioma: 10.5mm
- SRM X-POWER: 10.5mm
実際のMTBペダルの高さの比較。
- Garmin Rally XC: 40mm
- SRM X-Power: 33.7mm
- Shimano PD-M505: 37.5mm
- Shimano XT PD-M8100: 32mm
- Shimano XT Trail PD-M8020: 32mm
通信方式と精度
通信はBluetooth及びANT+。計測精度は+/- 1%となっています。
バッテリーと駆動時間
バッテリーはLR44/SR44またはCR1/3N。公称駆動時間は120時間。バッテリーケースのスレッドは金属製になっています。
重量その他
その他の情報として、最大ライダー体重は105kg。防水性能はIPX7です。参考重量はRally RS 200の場合で320g。RK 200が326g。XC 200が316gとなっています。
発売時期
Garmin米国サイトでは既に発売が開始されています(日本サイトでは本記事時点で未掲載)。SPDとKeoタイプについては1〜3日で発送。SPD-SLのみ2〜3週間後に発送となっています。