非対称リムをチューブレス化する際には思わぬトラブルに見舞われることがあるようです。
n1njaさんがCBNのVelocity A23/A23 OCレビューで報告して下さっているのですが、下図のようにオフセットされたスポークホイールの上でチューブレステープが凹んでしまうと、ビードとのあいだに隙間ができて空気が漏れるため、ビードが上がらない、という症状が発生するそうです。
その結果タイヤ交換のたびにチューブレステープの交換を強いられたそうですが、これ、シクロクロスのレースなどに参加していてタイヤ交換を頻繁に行う方にとっては大きいストレスですよね。
この件について、ベロプラグでスポークホイールを埋めるのはどうだろう、という声がTwitterでいくつかありました。すると実際にベロプラグでスポークホールをふさいでからテープを貼ったことのある方からの情報が。
ほんとこれ、以前リム穴の凹みが不安なので穴をベロプラグで埋めてテープ貼った事あるけど、プラグによる凹凸で空気が盛大に漏れてビードが上らなかった事あるw https://t.co/QdxdBvhNuk
— DINGLESPEED (@dingle_speed) 2019年1月18日
なかなかうまくいかないものですね。
アルミテープで穴をふさいでからチューブレステープ、という技があるようです。それならベロプラグのような凹凸にはならないでしょうし、テープ交換の頻度を下げられるのかもしれないですね。
11スピード以降のハブでは従来の対称リムで組むとノンドライブサイド(反フリー側)のテンションを上げられず、その結果横剛性に欠けた妙な乗り味になってしまうため、スポークホールがオフセットされた非対称リムを使う方が増えているようですが、どうもビードがあがらなくなるんだよなぁ、という方は試してみてはどうでしょうか。