トレーナー

自転車乗りの究極の防寒対策用品って、スマートトレーナーだったりしませんか?

アタシは西條雛…すみません、すみません、すみません!

自分はなどかず。へっぽこ自転車乗りだ。いま、ライドの準備を完了してちょうど玄関を出ようとしているのだけれど、ちょっと困った事態に直面している…。

それは…外が寒いこと。

▼画像はイメージです。

雪の積もった道路標識

暑いのも嫌ですが、寒いのって、もう耐えようがないですよね? 腹部を中心にたっぷりと蓄えられた極厚のマイ皮下脂肪たちも、冬の寒さにはまったく太刀打ちできません。

なにしろ昼間、バッチリ陽が当たる場所にいても、寒さに震えてしまうのです。ライドに出かける準備を万全に整えていても、扉を開けて流れ込む冷気を感じた瞬間に踵を返して布団の中に戻ることを選択せざるを得ないでしょう。

坂は最低です。そして、それと同じくらい寒さも最低です…!

こんな季節に、気持ちよくペダルを回したい!そんなとき、どうすればいいでしょうか?

普通に考えると「なるべく防寒性能の高い冬用ウェアを買い揃える」ということになります。

だがしかし! それは、もはやひと昔前のお話。今は、寒い寒い外に出なくても、バーチャル世界で存分にライドを楽しめるのです。

真実は、いつもひとつ!寒い日には、部屋から外に出なければいいのです。「スマートトレーナーを買って、ZWIFT三昧!」これが、イマドキの冬のライドの結論です。異論…無いですよね!?

Wahoo KICKR

というわけで、本稿では、一人でも多くのサイクリストをスマートトレーナー沼に突き落とすべく「スマートトレーナーの購入に踏み切れないあなた」が、心に棚を作るための無茶な理屈を並べ立てようと思います。

思いっきり筋が違っても、メタメタに論理が破綻してても、心に棚を作ることが目的なので、そこは「無視」でいいですよね?

「はい」を押下いただける方だけ、スクロールをお続けくださいますと幸いです。

スマートトレーナーは確かに高額。じゃあ、冬用ウェアは?

スマートトレーナーは、まごうことなき高価格帯商品。購入には相当な決心と、莫大な予算が必要です。清水の舞台から飛び降りるどころか、槍ヶ岳からダイナミック下山するほどの覚悟が求められるレベルの決断であることに、異論はありません。

ですが、考えてもみてください。寒い冬を耐えしのぐためのウェアだって、実はかなりお高いんですよ?

そう、冬用のウェアも恐ろしく高額だという事実から、目を逸らしてはならないのです。そこで「たまたまブラウザに表示されていたサイト」で、簡単に試算してみましょう。

カートに入れて、戻って、カートに入れて、戻って…カートに入れて、購入手続きへ。そしてクレジットカード情報の入力…って、あ、危なーい!!! 記事のネタ用にカートに商品を入れまくっていたら、思わずそのまま決済しそうになってしまいました…。いや、でも、これだけ揃えられたら最高でしょうなぁ…。

▼思いのままに、高性能冬装備をカートへ追加しまくり。
ショッピングカート

さてさて、それでは「総合計」のところに並んだ数字を見てみましょう!

27万5660円(税込)

にじゅうななまんごせんろっぴゃくろくじゅうえん!

余計なアイテムは一切カートに入れていないのに、スマートトレーナーどころかカーボンロードが楽勝で購入できちゃう金額になってしまいましたよ!

そう、冬用ウェアを揃えると、その価格はスマートトレーナーどころの騒ぎではなくなってしまいます。これは、揺るぎようのない事実。

冬用ウェアは高いのです。高いったら高いのです!

※比較対象にする冬用ウェアのブランドが、よりによってASSOSなのは「たまたま」「意図せず」「偶然」です。冬用ウェアを必要以上に高額に見せる意図で、あえて超高いブランドを引き合いに出したわけでは決してありませんからね?(目を逸らしながら棒読み)

すべての冬用ウェアには、解決不可能な弱点がある。

揃えると、超高額になる冬用ウェア。さらに、それだけではなく、冬用のウェアにはどうやっても解決できない致命的な弱点があります。

それは「冬しか使えない」ということ。

どれだけ技術の粋を集めた高機能を持っていて、高価格な商品だったとしても、冬用ウェアを真夏に使うことはできません。さらにさらに!冬用ウェアを着用して走行する機会は、いったい何日あるでしょうか?

▼スマートトレーナーを買ってから、全く出番のない冬アイテムの例。

インナーキャップ

関東で冬用ウェアが必要な期間は、長くても3カ月程度。そのうち、ライドに出かけられるのって、実は数日だったりしませんか? そのためだけに、スーパー高価格な冬用ウェアを揃えまくるのって、コスパ的にはどうなんでしょう。

それに対してスマートトレーナーは、冬はもちろん春でも夏でも秋でも使えます。さらにさらに!24時間365日、いつでも使いたい放題です!

「防寒対策用品としてコスパが高いのは、冬用ウェアよりもスマートトレーナー」だと、結論づけられませんか?

スマートトレーナーは、コスパが高いのです。コスパが高いったら高いのです!

冬のライドは辛い!

自転車に乗って走るのは、どんなライドでも楽しいです。「ジャンクマイル」なんて、1ナノメートルほどもありません。

だがしかし!冬のライドは辛いのです!寒いから!!

自転車の楽しさは、冬の寒さでがっつりスポイルされてしまいます。

澄んだ空気。向こうの山のその先まで見通せる、素晴らしい景色の中でペダルを回す。…でも寒い!

苦労した登坂もようやく終わって、あとはゴールまで下り坂を残すのみ。ウインドブレーカーを着用して、気持ちよく坂を下りながら、右に左にコーナーを駆け抜ける。…でも寒い!

そう、冬のライドは、終わることのない寒さとの戦いです。

さすがに登坂中は寒さを感じなくなる瞬間もあったりしますが、そのときは「キツイ坂を登る」という別次元の辛さを味わっている時間だったりします。

▼冬の澄んだ空気。菜の花台から富士山バッチリ。…でも寒い!

富士山

つまり、冬のライドには「辛さを感じない時間がない」のです。楽しいはずのライド。それなのに、冬になるとそのすべての行程で、辛さ・寒さを感じ続けることになってしまう。家を出てから戻るまでが、ずーーーーーーーーっと「辛い時間」。

なんということでしょう…!!

ほーら、冬は外なんかに走りに行かず、ぬくぬくと暖かい部屋の中でバーチャル世界の南国を気持ちよくライドする方がイイと思いませんか。

Zwift
そりゃ身体の芯まで冷え切って帰宅した後に入る、熱いお風呂の最高加減といったら筆舌に尽くしがたいものだったりしますが、そこには言及しません!

寒い冬の屋外ライドは辛いのです。辛いったら、辛いのです!!

冬のライドは危険!

以前、東京西部の地方都市に住んでいた頃のことです。ある冬の朝、ギリギリまで布団の中で過ごしていた自分は、遅刻を回避すべく自転車を最寄り駅に向けて全速で走らせていました。

脳内で再生される、ローズマリーバトラーの「汚れた英雄」。そして曲が大サビに入ろうとしたその瞬間、自分は横になっていました。そう、すっ転んでいたのです。

どうやら路面が凍っていたみたいなのですが、全然気付きませんでした。大きな怪我こそしなかったものの、ズボンには大穴。そして、着替えに戻る時間はありません…。

いかに地方都市とは言え、普通の街中です。そんな場所にも、いきなり転倒しちゃうようなデンジャラスな罠が仕掛けられてしまう。それが川沿いのサイクリングロードや山の中の峠道になったら、危険度は高まりこそすれ低くなることはありませんよね。

え?お前が不注意なだけだって?その通りです!!が、そこは無視!

そう、冬の屋外ライドは寒いだけでなく、危険度が増すのです。増すったら増すのです!

まと…め…?

スマートトレーナーでZWIFTすれば、寒くて辛い思いをしながらペダルを回さなくても、バーチャル世界で自転車を思い切り楽しめます。

スマートトレーナーは確かに安い買い物ではありません。ですが、こう考えましょう。自転車に乗るときに予備チューブやチェーンオイルが必要なように、スマートトレーナーももはや自転車生活の必需品のひとつなのです。必需品を購入するための支出は「避けられない出費」です。無駄遣いなんかでは、微塵もありません。むしろ正しいにもほどがある、公共の福祉に利する素晴らしいお金の使い方です。

そんなお金の使い方をする判断を下したあなたを、心から褒め称え、称賛する人がいたとしても、否定する人がどこにいるでしょうか。

そして「今」スマートトレーナーを買えば、今年の冬休みはZWIFT三昧できます。そこは、外で吹雪が吹き荒れていても、寒さを感じなくていい世界。どんな季節でも、どんな天候でも、極めて快適なライドが楽しめる、パラダイスにほかなりません。

Zwift
はやいもので、もう11月末。そろそろ購入ボタンを押さないと、年末年始の休みに間に合わないタイミングになっちゃいませんか?

そう、迷ってる時間は、もうありません!無いったら無いのです!みなさんも、共にバーチャルサイクリング沼へ沈みましょう!!おいで~ おいで~ おいで~。(沼の底より)

(関連記事。スマートトレーナー選びの参考に!)

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こんにちは、自転車レビューサイトCBNのウェブマスターです。 スマートトレーナーに興味がある。話題のZwiftでインドア・サイクリングをやってみたい。でも値段が高いし、買ってみて本当に良いことがあるのだろうか、と悩みますよね。 ...
著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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