GPSサイコンに保存されるGPXファイルをもとにおもしろいアートワークなどを生成できるサイトがいくつかあるのですが、そのうち「走行の軌跡を3Dプリンタで印刷する」ためのデータを取得できるサイトがあったので、試しにログを入れてみました。すると、とても楽しい!
ローカルの.gpxファイルをアップロードするだけ
このサイトで遊べます。
参考 GPXtruder
基本的に.gpxファイルをアップロードするだけです。高さを変更したり、マップのスタイルを変更したり、印刷時のサイズを変えるためのパラメーターをいじれますが、とりあえず見るだけならファイルをアップするだけ(アップロード後に”Extrude Route”というボタンをクリックします)。
今回は伊豆大島を一周した時のデータをアップして遊んでみました。
伊豆大島は東京都の離島。行ったことのない方は是非読んでみてくださいね。
するとこんな結果に! メッチャ面白い!! 島の右側(東側)は大島公園や裏砂漠の入り口があるところです。島の南東部にある「波浮港(はぶみなと)」や「筆島」から北上するルートはかなりしっかりめのヒルクライムコースになるのですが、こうして見ると自転車初心者を連れて行ってはいけない場所であることがわかります(笑)。
3Dで画面をグリグリといじれます。伊豆大島の西側も、通称「バームクーヘン」と呼ばれる地層大切断面の付近は標高が高いのが良くわかりますね。そして波浮港にむかってガーッと下っていきます。旅の思い出がリアルに蘇ってきます。これ、いいね!
反対側から島を眺めてみます。おおーっ、すげっ。これは面白い。実際3Dプリンタで出力してみた方がアメリカにいるのですが(ここで結果を見られます)、こうやってデータを眺めるだけも楽しいですよね。
おもしろいので長野〜群馬県境の車坂峠(〜上田市)のデータも入れてみました。破壊力半端ないっす。
出力結果を額縁に入れてくれるサービスも
似たようなサービスはいくつかあって、たとえばPrintMyRouteというサイトでは出力結果を額縁に入れてくれて、ネームプレートもカスタマイズしてくれます。下の画像は、試しに”Izu Oshima”とプレートに入れてみました。日本にも発送してくれますよ。
送料は£22.95〜です。こういうサービスは高低差のあるルート、ヒルクライムコースなどを入れてみるのが面白いと思います。
その他のサービス
Strava公式サイトに「データを使用してポスターや3D印刷などの製品を作成するためのアプリ」がいくつか紹介されています。
最初の3つはアートな壁紙をオーダーできる感じのサービスですが、4番目の「Nicetrails」はしっかりした置物というか、トロフィー的なものを制作してもらえます。
滅多に走らないところ、たとえばツール・ド・フランスのコースを走ってきました、というような場合は、こういうサービスで何か制作して棚に置いたり、壁に飾ったりするとすごく気持ちいいんじゃないでしょうか。眺めながらワインでも飲んだらそれだけで楽しめますよね。
精度を気にしなければ、ログを取るだけなら最近は2,980円のGPSサイコンもあるので、使ったことのない方は試してみてはどうでしょうか。今日どんなところを走ったんだろう、というのが大体でもわかると、面白いですよ。
走って楽しい、眺めて楽しい。自転車を2倍楽しめます。
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