フレーム・完成車

とにかく走るミニベロ KHS F-20Rの思い出

相当前の話ですが、KHS F-20Rというミニベロに乗っていたことがあります。もう10年以上前のことだと思いますが、このモデル、まだ売っているんですね。

参考 FOLDING | PRODUCTS @ KHS Japan

KHS F-20R

これは走行性能に限って言えば、本当に良い自転車だったように記憶しています。とにかく走るのが楽しい自転車でした。現行モデルのホイールはETRTO451の20インチですが、当時私が乗っていたものは406の20インチ。それでも小径車にしてはかなり走破性が高く段差での不安などはありませんでした。フレームはレイノルズのクロモリで、硬さと快適性のバランスがよく取れていたように思います。

KHS F-20R

KHS F-20R © KHS Japan

私が購入した当時、コンポはたしか8スピードのTIAGRAで、ブルホーンハンドルにSTIがそのまま装着されていたはずです。現行モデルのコンポは9スピードのSORAで、シフターはMicro Shiftのバーコン、BS-A09が採用されています。このあたりは操作感が全然違ってくると思いますが、当時ブルホーンハンドルでSTIを操作するという感覚はかなり新鮮でした(ちゃんと動かせた)。

KHS F-20R

KHS F-20R © KHS Japan

見たところコンポーネント以外の基本仕様、フレームのジオメトリや折りたたみ機構には大きい変化はないようです。硬めですがしっかりと効く簡易なリアサスがあり、フレームの固定レバーはでっかくて安心。折りたたみ時は、ハンドルとシートポストを抜いて適当に束ねる、というわりと原始的なタイプ。

もちろん輪行もしまくりました。ただ、この自転車での輪行はわりと苦労が多く、最終的にはそれが原因で手放したのでした。重量がそこそこある(現行モデルで11.3kgですが、私が乗っていたものは12kg以上あったように思います)ことに加え、折り畳めはするものの、持ちにくいのです。

KHS F-20R

KHS F-20R © KHS Japan

当時の私の輪行技術の未熟さもあると思うのですが、専用の輪行袋で運んでも肩で担ぐと車体が身体と当たる箇所が多く、しかも重いのでヒイヒイ言いながら輪行していました。その後、ブロンプトンに乗るようになり、「持ち運び」を重要視するのであれば絶対的な重量よりも折りたたみ時のディメンションと担ぎやすさが大事なのだ、と思うようになりました。

このF-20Rという自転車は、折りたたむことはできるけれど、それは家でコンパクトに収納するというメリットを提供するものであり、ラクに輪行ができるわけではない、ということを知った上で手に入れるなら、ものすごく楽しい自転車だと思います。

折りたためるのはオマケ、的に考えるなら、本当に良い自転車だったな、と思います。最近あまり町中で見かけることはないのですが、また乗ってみたいなぁ、と思います。

KHS F-20RC

ちなみにF-20RにはF-20RCという兄弟モデルがあります。これはフォークがカーボンになっている上位モデルで、私がF-20Rに乗っている時も存在していました。現行モデルは10スピードのTIAGRAで、F-20Rよりもカタログスペックでは200gほど軽くなるようです。

KHS F20-RC

KHS F20-RC © KHS Japan

フレームはどちらのモデルもReynolds 500 クロモリベースなので、基本的な乗り味は変わらないでしょう。

F-20R/F-20RCはKHSの日本法人がプロデュースしたモデルと聞いています。恐らく日本でしか売っていないでしょう。

日本発の名車というとGIANTのESCAPEシリーズを思い浮かべますが、ESCAPEがクロスバイクの名車であるのと同様、KHS F-20シリーズも小径車の名車と言って良いのではないでしょうか。

なおKHSについてはイガランダーさんがCBN Blogに愛車紹介記事を寄稿されています。ロードバイクFLITE900についての記事です。KHSファンの方は是非あわせてお読み下さい。

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著者

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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