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フレーム・完成車

RLE APOCALYPSE 一般人には理解できないおそロシアE-BIKE

RLE BIKEはロシア・モスクワ近郊にオフィスがあり、製造はロシア及びフランスで行っているE-BIKEのブランドらしいのですが、最近「APOCALYPSE」(黙示録)という名の新作を発表して話題になっているようです。

RLE APOCALYPSE

RLE APOCALYPSE © RLE BIKE

公式 RLE Bike – RLE APOCALYPSE

テスラの「サイバートラック」に積むことを想定

このE-BIKE、昨年暮れに話題になったイーロン・マスク率いるテスラ社の未来的なピックアップトラック「サイバートラック」にマッチするようにデザインされており、バッテリーもパナソニックがテスラ社向けに製造しているものを使用しているそうです。

Tesla Cybertruck

Cybertruck © Tesla

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こんなふうに積み込むことをイメージしているようです。そのせいか2台1セットで販売されます。

「火炎放射器じゃないやつ」をリモート操作可能

バイク本体のスペックに触れる前に、この「APOCALYPSE」は「火炎放射器じゃないやつ」を搭載するラックと、さらにそれをリモート操作可能なハンドルバーマウントを備えているそうです。

その「火炎放射器じゃないやつ」ってそもそも何? という方も多いと思います。簡単に説明するとこれはテスラやスペースX社のCEO、イーロン・マスクが2016年に創業した”Boring Campany”という、ロサンゼルスの地下にトンネルを掘って「クルマを運搬する道路網」を作ろうとしている会社が資金繰りのために半分冗談で限定販売したガスバーナーのようなもの。

軍用の火炎放射器ほどの威力は当然ないらしいのですが、いったいなぜこんなものを売ることにしたのかもさることながら、初回分の1,000セット(計500万ドル分)がすぐに完売したことでも大変話題になりました(最終的に20,000セット販売された模様)。

この製品、最初は「火炎放射器」という名前でしたが、それだと発送にあたって法律にひっかかることが多かったらしく最終的に「火炎放射器じゃないやつ」(not a firethrower)という名前に変更されました

ミニ火炎放射器とは言っても「クレーム・ブリュレ」や「炙りしめ鯖」を作るには火力が強すぎるので、何のためにある製品か不明です。

RLE APOCALYPSEのスペックと価格

RLE公式サイトを見ると、APOCALYPSEには3つのバリエーションがあるようです。フレームは共通してチタンですが、フォークやコンポ、ホイール等がモデルによって異なります。

Shimano Deore搭載モデルは9,999ユーロ。SLXモデルは12,999ユーロ。XT/XTRミックスモデルが14,999ユーロで、いずれも2台セットの価格です。他にフルXTRで組まれたカーボンホイール版のハイエンドモデルは1台販売で9,999ユーロ。今年5〜6月に予約受付を開始するそうです。

ここであらためて車体を眺めてみます。

RLE APOCALYPSE

RLE APOCALYPSE © RLE BIKE

ネタ的な部分を置いておくと、なかなか面白いデザインをしたフレームだなと思います。かつてのGTの「トリプル・トライアングル」に少し似ていますが、シートポストの位置がずいぶん変わっています。あとモーターはリアハブにあり、一見するとE-BIKEっぽくないですね。さらにXT/XTRモデルの完成車重量は13.9kgと、E-BIKEにしてはかなり軽量です。

使用バッテリーは”Battery on the basis of the 18650 elements Panasonic (Tesla parts) 36V 9.6 Ah”とあり、パワーは250W (最大400W)だそうですが走行可能な距離などの情報は公式サイトにはありません。

RLEのサイトには「火炎放射器じゃないやつ」非対応の普通のモデルもあるので、興味のある方は眺めてみてはどうでしょうか(グラベルロードなどもあります)。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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