先日、テスラが初の電動ピックアップトラック「サイバートラック」を発表して大変話題になりましたね。アメリカの田舎を走るあのピックアップトラックとは思えないような未来的デザインに賛否両論が巻き起こったのは記憶に新しいところ。
この電動ピックアップトラック、欧米の自転車界でも話題で、コラ画像がいくつか出回っていました。そう、むこうのオフロードバイカーにとってピックアップトラックは何よりもまず自転車を積むものだからです。
サイバートラックに自転車を積んだら…
これは「サイバートラック」に自転車を積み込んだ例です。めちゃカッコいいじゃん、という人、こんなもん最悪だ、という人、反応は様々ですw
サイバートラックについての街の人のコメントをいくつかご紹介。
- ノー
- スタイリングを忘れたな
- おぞましい乗り物だ
- 4歳児にクルマを描かせるとこうなる。LEGOで作れるだろ
- 幼稚園で描かれるクルマのようだ
- このクルマは爆発して俺と俺の自転車を破壊する
- 見てたら好きになってきた
- 自転車のほうはいい
- フォトショ下手だろ
- 積んでいるのはE-MTBだな?
- 醜いクルマだが自転車はいい
概ね否定的な意見が多いです。あと個人的にいちばんおもしろかったコメントはこれ。
見ていると思考が停止する
これ、気持ちわかります。斬新すぎて頭が空っぽになる感じがしますw
アメリカ人のピックアップトラック愛は異常
ところでピックアップトラックというクルマは、日本ではほとんど人気がありませんよね。少なくとも最初に買うクルマだったり、憧れのクルマだったりということはないでしょう(むかし、たまに富裕層の方々が東京の港区で乗っていたりするのを見かけましたが、最近あまり見ません)。
しかしアメリカ人のピックアップトラック愛はかなり強く、もちろん居住地や職業にもよるのですが、どんなクルマ欲しい? と聞くとピックアップトラックが混ざってくることはすごく多いです。自転車乗りならもちろん、下の画像のように積むわけですね(さらに下はサイバートラックにカッコいいペイントを施したコラです)。
アメリカの西海外に滞在していた時、MTBを積んだピックアップトラックをたくさん見ました。きれいにラックに積んでいるものもあれば、荷台にかなり適当に乗せて廃チューブで括り付けているような人もいて、ヨセミテ方面のトレイルに走りに行っていました。なんか気軽でいいな〜、と思ったのを覚えています。
下のインスタ動画(※音が大きいのでご注意)はGMBNとベンツのタイアップ投稿ですが、ピックアップトラック推しですw 日本だとちょっと大きいでしょうか。あと4WDが存分に活躍できるような場所も、あまり多くないかもしれませんね。バンは人も荷物ももっと積めるけど2WDだと走れるところは限られるよね〜、みたいなテロップも見えます。
というわけで欧米、というか北米の人々のピックアップトラック愛は日本人からするとやや異常です。
のりものの生態系
余談ですが、今年、伊豆大島に何度か旅行に行きました。その時気付いたのですが、セダンがほとんど走っていない!!
軽自動車や軽トラがほとんどでした。あとは工事関連のダンプカーなど。
これは港の駐車場ですが(レンタカーも置いているかも)、やはり軽自動車や軽ワゴンが大部分です。
島には大きいクルマやスポーツカーを走って楽しめるような場所がなく、クルマは買い物や職場に行くための日常の足として完全にコモディティ化しています(軽自動車のほうが税金が安いという事情もあるようです)。
もしクルマ好きの若者がいたとしたら、きっと島の外に出て行ってしまうでしょう。自転車で走るには最高の道路がありますが、スポーツカーには窮屈です。
日本ではむかしちょっとだけMTBが流行した時期がありましたが、結局その文化が根付かなかったのは環境の問題が大きかったからでしょう。と、オフロードに脱線してこの記事はここで終わりです。
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