あなたはどのくらいの坂を「きつい登り」と呼びますか? というシンプルな質問投稿を海外掲示板で見かけました。観察してみましょう。
出典 What do you all consider a tough climb?
- 12%で俺は人生を楽しむことをやめる(261いいね)
- 12%になると11-36カセットに思いを馳せる…(69いいね)
- (上の人に)俺11-36持ってるけど、すぐになくなるぞ(25いいね)
- 俺は11-40だけどそれでもなくなるぞ(5いいね)
- 12%の登りで僕が気に入っているのは7〜8%に落ちて「神様ありがとう」となるところです。普通の日なら7〜8%の坂になると「なんでこんなことやってんだ?」となるのに、ヘンな話です(62いいね)
- 16〜17%の登りで10〜12%に落ちるとマジで神様ありがとうと口走るぞ(8いいね)
- どのくらい12%が続くかによる。半マイルくらい続くようなら、俺なら泣く(22いいね)
- (上の人に)5kmやってみろや(8いいね)
- 一般的には、二桁になるとキツいと言えるでしょう。でも向かい風がどのくらいか、敷石がないかどうかにもよります(96いいね)
- 我を忘れられる景色がない時もつらい(17いいね)
- 4〜6%なら90分登っても構わないけど、12〜15%なら10分でもイヤだ。あとフィニッシュ地点がどこか知らない時、あるいはフィニッシュ地点を正確に知っているけれど登りのあいだずっとそれが見えている時に登りはキツくなる(57いいね)
- 12%以上の登りがずっと続くセクションとか、向かい風での登りなら何でもキツい。それ以外はどれもスローで長い登りで、ペースを維持すれば楽に登っていきやすい(21いいね)
- 10分以上の登りは自分にはどれもきつい。コロラドのLoveland峠を数週間前に登ったけれど、スタートからゴールまで4時間かかった。そういう登りではこれまでの人生でのあらゆる決断が間違っていたのではないかと疑いはじめるよ(39いいね)
- 「きつい登りなどはない、弱いライダーがいるだけだ(“There is no tough climb, only weak riders.”)」- Rapha Willier Emerson (※「歴史があるのではなく、伝記があるだけだ(“there is properly no history, only biography”)」というRalph Waldo Emersonの名言のもじり)(22いいね)
- どんな登りも十分に速く登ればきつくなる。Mount Lemmonはたった4%だけれど、19km/hを維持しようとするなら二桁の坂と同じくらいきつくなる(6いいね)
風景を全く楽しめないようなところや、ゴールがずっと見え続けていると辛さが倍増するのは、ヒルクラあるあるですね。7〜8%区間でも、それ以上の坂をずっと走ってきた後には平地のようにありがたく感じるのも皆さん納得の「あるある」ではないでしょうか。
加えて個人的には「日陰のまったくない登り」も、斜度とは別にきついです。2年前に秩父のダム巡りをしたときは(下に記事リンクを貼っておきます)、ゆるやかな坂でしたけれども日差しがすごくて大変でした。
秩父にダムを見に行くだけのサイクリングが最高すぎた【浦山ダム・滝沢ダム・二瀬ダム】
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個人的に特に参考になったのは最後の「どんな登りも十分に速く登ればきつくなる」。近くに山がないという方でも、大きめの橋などを頑張って何度も走るとトレーニングしたい時にはすごく良いのではないでしょうか。