フレームのリア三角に小さい出っ張りがあるんだけど、これ何ですか? という質問投稿を海外掲示板で見かけました。
(スレ主さん)フレームから釘の頭が出ているかのようです。何かの役に立つのかどうかわかりません。このフレームはたぶん80年半ば〜後半のものです
出典 What is this little nub on the rear triangle of my bike?
以下、寄せられたコメントから。
- ホイールを外す時にチェーンをのせておくためのものです。チェーンが邪魔にならないからホイールをはめなおすのが簡単になるのです(110いいね)
- ホイールを外す時のためのチェーンハンガーです。たしか80年代にハイエンド寄りのバイクで見かけるようになったと思います。とてもリラックスしたアングルのツーリングフレームがあり、ハイエンド製品であれば考えうるありとあらゆるもののためのブレージングが付いている、そんな時代があったのです(11いいね)
- 普通は古いバイクで見かける変わったものですね(26いいね)
- (上の人に)でもハイエンドのフレームだけにあるものでしたよ(23いいね)
- カーボンフレームの台頭とともにほぼ消えたと思います(2いいね)
- 私の1992年のTrek Hybridには付いていました。いちばんスペックが低いモデルで、フォークとリアトライアングルがハイテン鋼で、メイントライアングルはストレートウォールのクロモリでした。ハイエンドでは全然なかったですよ(1いいね)
必ずしもハイエンドフレームでなくてもこれが付いていたものもあったようですね。カーボンフレームではリア三角にこうしたものを設置するのは難しいでしょうから、自然と消えたものと思われます。
ここ何年か海外掲示板を眺めていて他にも印象に残った「古いロードバイクのこれ何ですか?」系のものとしては、フレーム前三角に長いポンプをひっかけておくための突起、BB下のケーブルガイド等を思い出します。BB下でFDとRDにワイヤーを通すためのあのスモールパーツ、あれが何だかわからない、という人がいたのです(電動コンポでロードバイクデビューした人だったと思います。ダウンチューブシフター用の台座も何のためにあるのかわからない、という質問も見たことがあります)。
といいながら、私も上の「チェーンハンガー」の実物を見たことは、たぶんないのでした…