先月、Instagramのおもしろ系自転車アカウントfeedzonenewsがこんな傑作を投稿していて爆笑しました。”Family Endures 30-Minute GoPro Video of Dad’s Pack Finish” – 題して
家族、父ちゃんの集団ゴールを記録した30分のGoPro動画を耐える
大体こんな様子でしょうか。
父ちゃん: 俺はあれだ、あのブルーのジャージ、ゼッケン35! ほら、ちょっと左上あたりのあれ、あれあれあれ!
長女: (寝落ち)
次女: (ゲームやりたい…)
妻: (これがサイクルロードレースというのものなのね… 夫はどこ…)
三女: (もういやや…)
いっや〜、これはわかりますwww 私はレースをやらないのですが、サイクリングやヒルクライムをGoProで撮ることはあり、知人友人に見てもらったりもするのですが、自転車に興味がない人には退屈な部分が多いようです。
高速ダウンヒルの様子などは「楽しそうだね」と興味を持ってもらえることもあるのですが、ノロノロと坂を登っていたり酷道探検している様子などは「私は何を見せられているの…?」と思われているフシがあるので、無理に見てもらうことはしませんw
絶景などは喜ばれますが、ある程度の長さを興味を持って最後まで見てもらうにはやはり編集しないといけません。未編集の状態で30分だと、関係者でない人にとって全部観るのは苦痛でしょう。
ただ、未編集のクリップでもそこを走った記憶がある自分にとっては、そのままでも思い出が蘇ってくるので楽しいですね。自分で楽しむ分には、良いものです。
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Garmin VIRB Editでひと手間を加える
動画編集というのはなかなかハードルが高く、時間もかかります。しかし車載動画の簡易な編集ならGarmin VIRB Editというアプリが便利です。
GoProの場合、GPSをONにして記録していれば.mp4ファイルをVIRB Editで読み込むと映像の上に走行の軌跡(ルート)をオーバーレイ表示できます。これでちょっとだけ映像を面白くできます。
さらにGarmin以外のGPSサイコンのデータもインポートできるので(.gpxや.fitなら何でもOK。私はLEZYNE GPSのデータで使っています)、GoProの映像に速度や勾配、標高、走行距離といったGPSサイコンの各種データものせられます(「G-Metrix」と呼ばれています)。データの表示位置も調整できますし、レイアウト用のテンプレートも用意されています。
撮影した動画ファイルを「クリップ」と呼ばれる最小単位に分割したり、その両端をトリミングして調整し、「トランジション」と呼ばれるシーンからシーンへの移動時のエフェクトを加えるといった最低限の機能も用意されています。
編集が終わったら.mp4形式でエクスポートして完成です。凝ったことをやろうとしなければ便利です。より高度な編集をしたい場合は、まずVIRB EditでG-Metrixデータと合成した映像を作り、それをFinal Cut ProやPremier Proといった本格的な動画編集ソフトで操作したほうが良いでしょう(ただしこのレベルになると自転車趣味を超えた領域になってきますw)。
このVIRB Edit、完全無料なので大変ありがたいですね。Garminさん太っ腹です。
このひと手前を加えると、自転車に興味がない身近な人にもサイクリングやレースの映像をもう少しだけ興味を持って見てもらえるようになると思います。数字やグラフが見えるだけで結構面白くなるみたいです。
また、自分で楽しむことが目的の方でも、GPSデータを表示させた動画にして見るとより楽しめるのでオススメです。GoProとGPSサイコンを併用されている方は一度試してみてはいかがでしょうか。
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