機械式リアディレイラーのワイヤーを電動ユニットで引く「Archer Components D1x」という製品があります。このタイプの製品としてはXshifterが有名ですが、Archer D1xはその上位互換とも言える製品です。当ブログでも以前紹介しています(下の記事です)。
このArcher D1xに、このたびTRP Hylex(油圧ディスクブレーキレバー)に埋め込み可能なリモートコントロール付きのキットが登場しました。
メカニカル変速のドロップハンドル派は注目
Archer Componentsの公式サイトにはまだ製品情報は掲載されていないのですが、Bikerumorが紹介しています。下の画像はArcherのFacebookページで紹介されているものです。TRP Hylexのフードにいい感じに埋め込まれていますね。2ボタンでのコントロールで、充電はmicro USBポートから行います。
TRP Hylexユーザー限定ですが、これはかなり魅力的。私もHylexを持っているので試してみたくなります。なおシフター部のD1xユニットそのものは従来通りの製品で、SRAM Match Maker対応のMTB用リモコン付属セットも引き続き提供されています。
価格はセットで399ドル
このHylexに統合できるキットは「Archer D1x Trail Shifter with DBR (Drop Bar Remote) 」と呼ばれ、リモコンとシフターのセットで$399。予約開始は12月21日。
既にD1xシフターを持っている方は、DBRリモコンのみを$119で購入することもできます。ただしこちらは来年2月中旬からの発売。さらにTRP Hylexにリモコンをプリインストールしたバージョンの発売も予定されているそうです。
現在ドロップハンドルのロードバイクやグラベルバイクに乗っていて、
- ドライブトレインが1xである
- リアディレイラーは機械式である
- ディスクブレーキを使用している
この条件にあてはまる方であれば、別途TRP Hylexレバーが必要にはなりますが、このArcher D1x DBRを使えるようになります。変速設定はアプリで行い、8スピードから13スピードまで対応可能。またDBR本体でマイクロアジャストメントも可能だそうです。