Kaskから”Wasabi(ワサビ)”という名前のエアロヘルメットが登場しました。先日のストラーデ・ビアンケでチーム・イネオスが使用していたことで話題になっていたモデルですが、本日Kask公式インスタグラムや海外メディアで正式発表されています。このヘルメット、コンセプトは一言で言うなら「体温調節」です。
開閉式のアウターシェル
最大の特徴はアウターシェルを開閉できるようになっているところです。下は通気性を優先してシェルを開いている様子。この1枚だけだとわかりにくいかもしれませんが、次の写真と見比べてみて下さい。
右側のライダーはシェルを閉じています。乗りながらスライドさせられるのは便利そうです。長い平地も山岳コースもあるビッグレースで快適に使えそうですね。
Ineosと共同開発
このWasabi、Bikerumorでは次のように紹介されています。
- オールシーズンで乗れる快適性とパフォーマンスをバランスさせたモデル
- アウターシェルが調整可能でエアロまたは通気性のいずれかを優先させられる
- シェルの開閉により、同じ速度で走っている場合、概ね1.5℃の温度差があり、エアロ性能は50km/hでの走行時に<1Wの差が出る
- インナーはイタリアReda社のメリノウール
- リテンションはダイヤル式のOcto Fit
- 直線・回転衝撃いずれも防御
- 「どのような天候でも快適にレースできるエアロヘルメット」を目指してIneosと共同開発された
- 公称重量はMサイズで290g
- 今春発売予定でサイズはS, M/L
- 価格は未定だが現行のProtoneやUtopiaより高くなるだろう
本記事時点でKask公式サイトにはまだ掲載されていませんが、最速のUtopiaを除くとバーサタイルなモデルとしてはKaskの新しいフラッグシップヘルメットとなります。
ちなみになぜWasabiという名前になったのかは、今のところ不明です。もしかするとわさびを食べたあとの「ツーン!」という刺激とその後に来る「ファーッ!」という解放感が「熱い・涼しい」という感覚に置き換えられ、このヘルメットにピッタリの名前じゃないか! となったのかな? とこれを書きながら5秒で推測しました。
わさび好きの私には嬉しいネーミング。お寿司ではサビ多め、柿の種はピーナツなしのわさび味一択です。
亀田製菓 亀田の柿の種わさび100% 115g×12袋
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