Cane Creekのサスペンションパーツ「eeSilk」シリーズにグラベル・オールロード向けのステムが加わりました。エラストマータイプで可動域は20mm。エラストマーの交換が簡単であること・簡易なロックアウトスイッチを搭載している点が特徴です。
公式 eeSilk Stem Details – Cane Creek Cycling Components
ロックアウト的なスイッチも搭載
以下、Cane Creek公式サイトからの情報です。
- 最大20mmの調整可能な可動域を持つエラストマータイプのサスペンションステム
- ソフト・ミディアム・ミディアムファーム・ファームのうち、3つのエラストマーが同梱される(組み合わせはステム長によって異なる)
- 出荷時に組み込まれているエラストマーは、ステム長80mmはソフト、90mmはミディアム、100mmはミディアムファームで、最初はこれで乗ってみることが推奨される
- エラストマーの固さは体重ではなく、ライドスタイル・地形を考慮して開発されているため、ラフな路面では固いものを試すなどすれば良い
- エラストマーは4mmヘックスレンチ1本で外側から簡単に交換できる(下画像を参照)
- SOFT / FIRM を切り替える「コンプライアンス・スイッチ」を搭載。レバーを90度回転させて行う(中間のセッティングはない)
- サイズは80mm/90mm/100mm・31.8mm・+6°のみ・スタックハイト49mm
- カラーはブラックのみだが、発売記念エディションのシルバーもあり(シルバーの80mm版は完売)
- 公称重量は225〜235g
- 価格は$229.99
- 既に発売されており、発売記念エディションは6月下旬の発送
コンプライアンス・スイッチと呼ばれているものはステムの動きを完全にリジッドするのではなく、あくまでエラストマーの効きの強弱を変えるもののようですが、舗装路とオフロードとで手元のレバー1つで簡易なロックアウトを行えるのは便利そうですね。
ライバルはREDSHIFT ShockStop PRO?
このタイプのサスペンションステムでは既にREDSHIFT ShockStop Stemが人気。REDSHIFTではエラストマー交換の際にフェイスプレートを外す必要があるので、この点ではCane Creek eeSilk Stemのほうが簡単でしょうか。
またREDSHIFT ShockStop Stemはスタンダード版の90mmで271g、PRO版で234gという情報があり、価格はPRO版が$249.99なので、eeSilk Stemは完全にこれにぶつけてきた製品ですね。より高機能・より軽い・より安い。と多くの面で微妙にワンアップしているので、使用感が良ければ人気が出そうです。