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Raphaの新作グラベルジャージは高価すぎる? 寄せられた意見と皮肉の背景にあるものは何か

Raphaが新作「Pro Team Gravel Jersey」を発表しています(公式サイト)。マイルド〜温かい気候までのグラベルレースに対応したエリートレベルのオフロードジャージで、現在は悲劇的な事件の関係上、大変な状況に置かれているコリン・スティックランドも開発に携わっていた1人とされています。価格は$275・¥33,500(税込み)。

Rapha Pro Team Gravel Jersey

© rapha.cc

価格に対する批判

話題になっているのはやはり、$275という価格です。RaphaのInstagram投稿には次のような意見が見られます(※乱暴すぎる言葉は省略したのでご了承下さい)。

  • ジャージが275ドルでビブが290ドル。ビブとの比較で、ジャージがなぜこれほど高価になったのかがわからない。デザインはグレートだけれど、ヒュ〜(という値段だ)
  • バカげた値段になった。袖も長すぎると思う
  • Raphaよ、正気を失ったのかい? インフレなのはわかっているが、ちゃんとしたサイコン並みの値段のジャージというのは…
  • ジャージが240ユーロ? 本当? 冗談だろう
  • 素敵だが高い
  • このプライスタグの価値があるのか考え直したほうが良い。襟を「UVブロッカー」と呼ぶのかい?

Redditには $275 “Gravel” jersey? というスレッドが立てられており、スレ主さんが次のように質問しています。

特定のブランドには特定のステータス・シンボルが付いてくるのは理解しているし、それは良いと思う。それに私はビブに200ドル以上払っても構わない。何故なら高価なビブはどれだけ長く快適に乗っていられるかに関係してくるからだ。イカれてるんじゃないか、と思う人もいるだろうし、そういう人達の気持ちもわかる。

しかしRaphaのようなブランドはキットの価格を天文学的なレベルに押し上げようとしているように見える。高品質なサイクリングウェア市場がこれ以上、手に負えなくならないと良いのだが。300ドルの価値があると思う300ドルのジャージを持っている人は、いるだろうか? 価値があるという意見に興味があります

これに対し次のようなコメントが寄せられています(メディアの特性のせいか皮肉が多い)。

  • ビアードオイル(あごひげオイル)用の特別なポケットが付いているんだよ
  • グラベルジャージとビブは「草」を運ぶためのポケットが多いという記事を読んだ
  • あの小さい襟をUVプロテクションと呼んでいるのが好きだ
  • それに「風洞実験」まで行われている。だから何だっていうんだい? ゴミ袋で作ったジャージでも風洞実験自体はできるし、テストをしたからといってエアロというわけでもないだろう。10W削減というデータを見せてくれるなら買ってもいいけど
  • これはただのジャージではなく「グラベル」ジャージなんだ。だから価値があるんだ
  • なぜこういう製品が生まれたのかはわからないが、みんな好きなようにグラベルを楽しんでくれたら良いと思う。私自身はジャージに300ドルは使わないけれども、お金がある人で買いたいと思うのなら、それに値する楽しみを得て欲しいと思う

価格批判の背景にあるもの

私自身の感想は、上で紹介した最後の方のコメントと同じで、これは欲しい、払えるお金もある、金額分の価値がある、と思うなら好きに買えば良いだけであり、他人がどうこう口を挟むことではないかな、と思います(高いな〜!と感想を言うのは問題ないけれど、文句を言う必要はないでしょう。買わなければ良いだけ)。

私はハイブランド・ファッションには全く興味がないのですが、ルイ・ヴィトンのカーディガンなどは数十万円するようですし、男性がシュプリームやクロムハーツ(例が古いか)に憧れる気持ちもわからないではありません。Raphaもブランドステータスをさらに強力なものにし、神話的とも言えるハイブランド・パワーを得ようとしているのだろうと思います。

Raphaのジャージは良いものでしょうし、欲しい・そして買える人は本当に普通に買えば良いだけの話だと思うのですが、これだけ辛辣な批判(というか文句)や皮肉が発生しているのを見ていると、背景にあるのはやはり「インフレ・不況・経済格差」かなという気がします。10〜15年前ならこういう話にはなっていなかったのではないか。

それに加えて、ロードサイクリングよりもずっと庶民的で、洗練からはむしろ遠いイメージが持たれていた(に違いない)グラベルサイクリングが「プレミアム化」されていくことに抵抗感を持つ人が増えているのではないかと思います。

しかし日本よりも経済状態がずっと良好と思われる米欧でもこのジャージが高価すぎるという意見が多いので、日本でそのように思う人はもっと多いのでしょうか。

▼ Morethanのジャージは、Raphaのエントリーモデル”Core Jersey”の大体1/2〜1/3くらいの値段ですね。着て気持ち良くなれるのなら、何を着たって良いと思います。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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