小物紹介のミニ記事です。Panaracerの「バルブコアツール」という製品で、文字通り仏式バルブのコアを外すための工具です。普段は下のようにバルブキャップ的に装着しておくことができ、必要な時は逆さにして反時計回しに捩じ込むと、バルブコアがゆるみます。勿論、コアが外れるタイプのバルブでのみ使える製品です。
どんな時に使う?
ところでバルブコアツールが必要になるのは、どんな時でしょうか。
まず、コア先端が曲がった・折れてしまったので、交換したい時。私は屋外でこれを経験したことはないのですが、室内メンテ中に折れたことはありました。その場合、別のバルブコア・リムーバーが工具箱の中にあるので、Panaracerのこのツールは特に必要ないのですが、目立つので見つけやすいのは利点かもしれません。
次に、バルブコアがなぜか緩んでいて、手で締めても空気が抜ける時。このツールでしっかり増し締めできます。
あとは、バルブコアを外してシーラントを入れたい時。私は屋外でチューブレスタイヤにシーラントを補充することはないのですが、ロードバイクで細いチューブラータイヤを使っていた頃は少量のシーラントを携帯していた時期があるので、そういう時は便利だったと思います。
しかし下のような樹脂製のバルブコア・リムーバー(シーラントやホイールによく付属してくるもの)を普段からツールケースに入れて携帯しているので、Panaracerのバルブコアツールは、(私には)特に必要不可欠なツールではなかったりします。ただ、Panaracerのツールは大きくて目立つので紛失しにくいかもしれませんね。
カラーコーディネートを楽しめる
とはいえ本製品、カラーコーディネートを楽しめるワクワク系アクセサリーでもあります。アルミ製で、私が持っているブルーの他、シルバー・ブラック・ゴールド・ピンクも選べます。車体によっては是非使ってみたいという方も多いのではないでしょうか。
サイズは、個人的には少し大きめに見える印象はあります。好みは分かれるかもしれませんね。あとホイールバランスを気にされるような方は使わないほうが良いかもしれません。
バルブキャップとして使っている時は、上に穴が開いてはいるもののある程度の泥の侵入は防げるはずです。オフロードを走る方はバルブ保護も兼ねて付けておくと良いのではないでしょうか。公称重量は平均0.9gとのことで、実測重量は1gでした(1g以下は計測できないスケールを使用)。
バルブコアのスペア自体も1個は携帯しておいたほうが安心だと思います(私もパンク修理セットには入れています)。あまりないことだとは思いますが、出先でパンク修理中にバルブコアが折れたら、うまく空気を入れられずに詰む恐れがあります。
Panaracerのバルブコアツールとのセット販売もありました(本記事時点でバラ買いするよりもちょっとだけ安いようです。ツールはブルーのみ)。