自転車ツーリング・バイクパッキング・キャンプ関連用品の話題です。下の写真でガス缶を載せているのは「iClimb アウトドア テーブル MINI」という製品で、かれこれ使用2年を過ぎました。これはすご〜く気に入っているので、あらためてご紹介したいと思いました。
使いはじめは「うん、まぁ普通に便利だよね」くらいの感想だったのですが、これを持ってこなかった自転車旅では「しまった〜!」と後悔したことが何度かあり、現在の私にとっては「ないと困る一軍アイテム」に昇格しています。これからも2泊以上の旅なら絶対に持っていきます。
マルチな使い方ができる
iClimbのこのテーブルのどこがどう便利なのか、見ていきましょう。とにかく万能なのです。安定しない地面や岩場でお湯を沸かす時など、この上にクッカーを置くと安定する、というのがまずひとつ。できあがった料理や飲み物、お菓子を置いておくテーブルになるというのがひとつ。
さらに「オーガナイザー」としても役立つ、というのがひとつ。歯ブラシ・フロス・ナイフ・カトラリー・スティックコーヒー・筆記具等々、細々としたものを置いています。四辺の縁が盛り上がってストッパーになっているので、箸なども転がって落ちることが少ないんです(これは他社製の軽量・ULアウトドアテーブルではあまり見かけない特徴です。大体は平べったい板)。
こうやってよく使う小物を置いておくと視認性が良く、目当てのものをすぐ取れます。さらに突然雨が降ってきた時とか、キャンプ場で洗い物をするために炊事舎に行く時とか、このままさっと移動させられます。つまりトレイ、お盆にもなるのです。
さらにまな板を忘れた時は、きれいに拭けば野菜などならなんとかカットできます(あまりおすすめはしませんが、ぶつ切り程度ならなんとか可能)。
夜中にテントの空きスペースや前庭に置いておくと、こういった細々としたものを入れておくポーチよりも便利なのです。眼鏡、サングラス、時計、車体から取り外したサイコンやライトなども置いておけます。私は自転車旅には持っていかなくなりましたが、スマホを置いておくのにも絶対良いでしょう。モバイルバッテリーで充電しておいたり。
私にとっては、下の記事で紹介した自宅にある「コンソールテーブル」のような役割も持っているのかもしれません。
さらに! このテーブルの上にスパッタシートを敷いて、円筒形の小さいネイチャーストーブを載せると地面の芝を痛めることなく焚き火を楽しめます(ストーブと地面の距離は近いけれど、小さい火なら大丈夫)。
▼ こういうものを載せて使うこともできます
というわけで、このiClimbのテーブルは私にとって「あったら便利(nice to have)」を超えた、旅のエッセンシャル・アイテム(must have)になっています。
テントまわりでの生活がより快適になる
まとめると、
- クッカーを安定させる台として
- 料理を載せておくテーブルとして
- カトラリーやトイレタリーやペンなどの小物の置き場として
- 簡易なまな板として
- 小さい焚き火台を載せる台として
- いろんな小物を一度に移動させるトイレとして
- 地面に直置きすると結露しそうなものを載せておく台として
等々の役割をもたせられるのです。
このテーブルを忘れると、雨天の時にテント内でラーメンやコーヒーを作った時に(火はちゃんと換気をして扱っています)、「やべっ、このラーメンどこ置こう…(地面は濡れて土がドロドロ)」と困ったり、スティックコーヒーが欲しい時にインナーテント内の食料袋から毎回ゴソゴソと探す手間が増えたりします。
iClimbのこのテーブルがあると、そういうストレスが減ります。付属のポーチ込みで実測334gありますが、他社製のより軽量なテーブルに比べて機能面で圧勝です。金属製なので洗いやすいし、火にも強い。穴は軽量化に貢献しているだけでなく水抜きにもなっている。よく考えられています。
調理器具、という括りで見ると、現在の私にとって次のアイテムが「エッセンシャル・セット」です。これでいろんな料理や飲み物を作れます(これからまた進化していくかもしれないですが)。
- iClimbのこのテーブル
- ストーブ(バーナー)とガス缶
- アルミの軽量フライパン
- チタンマグ
- カトラリー(箸・スプーン)
- 何らかのナイフ
▼ いまセール中でお買い得。個人的にはかなりおすすめ。Amazonのレビューを見ても評価高いな、と思います。
でもまな板は薄くて小さいものでも良いので、専用品を別途携行したほうが良いです。肉・魚などはやはりこれがないと難しいです。2泊以上で自炊もする時はこのまな板もマストアイテムです。