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タイヤ・チューブ

時は2022年 25mmや28mmのロードタイヤは細すぎて時代遅れなのでしょうか?

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昨今はロードバイクでもワイドタイヤが人気です。しかし一体何mmくらいが「ちょうど良い」のか。25mmや28mmというサイズはもはや細すぎて古い部類に入るのだろうか… という疑問を海外掲示板で見かけました。

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ロードバイクやグラベルバイクでは太いタイヤがトレンドになっており、レースで使うのは28mmだけ、通勤やトレーニングでは32mmしか使わないという人もいるほどです。25mmや28mmは、2022年では細すぎる、古いテクノロジーのタイヤなのでしょうか。それとも30mm以上のタイヤを使う人が増えているのは、マーケティングのせいでしょうか

出典 Are 25mm and 28mm tires “too skinny” for 2022?

28mmタイヤはいいとこ取りのベストチョイス?

霞ヶ浦右岸

以下、支持率の高い目立ったコメントを抄訳してみます。

  • 私がワイドタイヤを使うとしたら、唯一の理由は、イギリス中にひどい路面の道路が放置されているせいです。かつてこれほどひどい状態だったことはないのです。まっとうな舗装路があったらタイヤサイズを上げようとは思わないですね
  • サイクリング業界に20年いる者ですが、ロードバイクのタイヤは28mmが正解のサイズだと思います。何年も23mmや25mmに乗ってきましたが、ワイドリムと28mmタイヤの組み合わせは効率性・ハンドリング・快適性の面で完璧なコンボだと思います。サイズが30や32mmに上がっていくと効率が失われ、快適性はやりすぎな感じになる。私は自転車に乗りたいのであって、ソファに乗りたいわけではありません。当然、個人的な感想ですけどね
  • (上の人に)100%同意します。モダンなワイドリムでの28mmは重量・スピード・快適性・ハンドリング・トラクションのバランスが完璧です。多くの人が32mmを勧めてくるし、ワイドなほど速いと言うので、困ってしまう。上限はあるのです。6時間のライドでは(太いタイヤの)快適性は素晴らしいものがありますが、1.5時間気合入れて走る時は35mmのスリックは必要ではないし、欲しくもありません
  • 数年前、Trekのテストによると時速20mph(=32km/h)までは、Domaneなら32mmタイヤのほうが速い(転がり抵抗が低くなるから)という記事を読んだことがあります。それ以上になると細いタイヤのほうがエアロ面で有利になり、速くなる。この主張が正確かどうかは知りませんが、これが本当なら大部分のサイクリストにとっては32mmがベターではないでしょうか。大部分の人が平地で平均時速32km以上で走ることはないのでは、と思うからです
  • 30mm以上のタイヤを使う唯一のケースは、使っているバイクが本当に硬くて快適性が欲しい時だけだと思う
  • ロードバイクでは32mmが気持ち良いです。それ以上太くなるとグラベルバイクみたいに感じます。それは悪くないのですが、ワイドタイヤを使いたい時はグラベルとMTBを持っているのでそれに乗ります
  • 舗装がバターのように滑らかなら、細いタイヤのほうが速い、という研究結果がたくさんあります。しかし私達は路面を自由に選べないので、舗装が完璧でないなら、よりワイドなタイヤのほうが速い、こともあるわけです
  • 破損のない完璧な舗装路であれば、私は25mmがベストだと思います。しかし実際のところ、大部分の道路は全然完璧ではありません。私は去年28mmに移行しました。25mmに戻るつもりはありません
  • グラベルバイクでは、意味があるので40mmのセミスリックを使っていますが、まだロードバイクに乗っていたなら28mmにすると思います

28mmでいい、いや28mm「が」いい、という声が非常に目立ちます。

平均時速が32km/h以下の非競技系のサイクリストであれば「転がり抵抗」の面では32mmがスイートスポット、という話は、私も以前によく見聞きしたことがあります。また完璧な路面なら25mmでも気持ち良いというのも、実体験からは頷ける話です。

速度は出さないけれどヒルクラが好き、という方なら重い32mmを使う必要は全くないでしょうし、アプローチの道が長くて悪いなら25mmではなく28mmを選ぶこともあるでしょう。まったく一概にこれが良い、とは言えない内容ではあります。

私は最近、25mmのロードタイヤで東京湾付近の道をよく走るのですが、舗装状態の良くないセクションではやはり振動や突き上げが激しく、骨がゆさぶられる感じがあります。短時間なら新鮮な感じもするのですが、ライド時間が長かったり連日になると疲労の蓄積にもなると思います。しかし舗装状態の良いセクションだと、25mmはタイヤの軽さも手伝ってか気持ち良いですね。

イギリスの方のコメントを見ると、ワイドタイヤの支持率が高まってきているのは実は「世界的に道路インフラが劣化しているから」だったりするのだろうか? と考えたりもしました。日本も台風や大雨災害続きで、傷んでいる道は地方で増えているような気がします。むかしは25mmで快適だった道も、今では28mmのほうが… というケースは日本でもあるのでしょうか。

いまのところ、ロードバイクなら28mmを基準にして、荒れた道を走ることが多いなら、しかも低速で走ることが多いなら32mmも視野に入れる。シルクやバターのように滑らかな極上路面のサイクリングロードを中心に楽しめる環境なら、25mmを積極的に選んでも良い。という感じでしょうか。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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