Garmin Variaシリーズ同様のレーダー機能を持つテールライト、Magene L508の実使用レビューを英road.ccが掲載しています。
出典 Review: Magene L508 Radar Tail Light | road.cc
以下、記事概略です。
- この製品はMagicshine SEEMEE 508 Taillightという名前で他ブランドからも全く同じものが出ているので安いほうを買うといいだろう
- 全体的に言ってGarmin Variaほど良くはない
- 誤検知はあまり多くない。意識的なテストの最中では、近付いてくるクルマを検知しないことは一度もなかった
- 公称駆動時間はライト設定により6〜12時間だが、寒い日は1時間ほど少なくなるものの公称値通りで、一日のライドなら問題ない
- クルマが接近すると2秒間点滅するが、もう少し長かったらと思う。140m離れているクルマを検知した場合、クルマがライダーの近くに来た時にはもう点滅は終わっている。Garmin Variaならクルマが接近しているあいだずっと警告モードになり、そのほうが理に適っていると思う
- 背後のクルマが速度を落としてライダーと同じスピードになると警告が消えてしまうが、これはGarminでも同じような動作だ
- Magene L508の定価は125ポンドで、169.99ポンドで販売されているライバル製品Garmin Varia RTL515よりもだいぶ安い
- レーダー性能については、Varia RTL515と大同小異だ
- Varia RTL515を使っている人と一緒にライドしたところ、同じような正確さで、同じような距離からクルマを捕捉できた
- Varia RTL515のリアライトのほうがかなりより明るく、Magene L508に比べるとバッテリーライフも優れている
- ただしMagene L508はUSB-CポートなのでMicro-USBのGarminより充電は速い
- 総合的に言ってGarmin Varia RTL515のほうが少し良い。しかし少し高価だ
- 総合評価は星3.5(10点満点中7点)
Magene L508は昨年7月、Bryton Gardia R300とともにGarmin Variaにとって初の競合製品として発表され、話題になりました(下は紹介記事)。
サイクリングレーダー市場でついに競争開始:BrytonとMageneが性能・価格両面でGarmin Variaに挑戦
現在ドイツのメッセ・フランクフルトにて世界最大の自転車製品展示会「Eurobike 2022」が開催されていますが、それに合わせBrytonとMageneがGarmin Varia(サイクリングレーダー)の競合となる製品を発表したそうです(...
Magene L508は日本国内でも既に販売されており、実勢価格は¥19,800。Garmin Varia RTL515の実勢価格が¥29,700なので差額は約1万円。ランタイムとライトの明るさではVaria RTL515のほうが優秀らしいですが、価格差を考えるとそこは仕方ないかもしれませんね。レーダー性能自体はほぼ互角、発光の仕方がやや違って好みが分かれる感じでしょうか。
Varia RTL515との仕様上の大きい違いは、加速度センサーを利用した「スマートブレーキセンシング」があるところ。ここはMagene L508の付加価値ですね。
なおMagene L508は、海外ではMagicshineからSEEMEE 508 Taillightという製品名でも販売されているそうです。