プロサイクリング

あなたがヴィンチェンツォ・ニバリに勝てるかもしれないジャンル

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皆さんは20秒間で何回腕立て伏せできるでしょうか? ヴィンチェンツォ・ニバリは、17回でした。

ニバリのこの腕立て伏せについてこんなコメントが寄せられています。

  • 俺にもニバリに勝てるものがあった!
  • 彼は腕立て伏せをするのはじめてなのか?
  • これは1レップにもなっていないよ、胸が全く床に近づいていないじゃないか
  • これはちゃんとした腕立て伏せじゃないね
  • 彼は腕立て伏せをするためにお金もらってるわけじゃないから!

この最後の「彼は腕立て伏せをするためにお金もらってるわけじゃないから!」は的確なコメントだなと思いました。ロードバイクに乗る人、そしてロードレースをやっている人にとって、腕立て伏せに必要な大胸筋は不要な筋肉でしょう。オフロードなら少し使う部位かもしれませんが、ロードレースだとたぶん全くと言っていいくらい使わないでしょう。

実戦で使わない筋肉がついているとしたら、それはただの重りにしかなりません。脂肪がついているのと同じ、いや、筋肉は脂肪より重いのでより悪い話かもしれません。ニバリのこのプッシュアップを見て、なんでこんなにダメなんだろう、というのは筋違いで、むしろ「自転車に必要のない筋肉を持たない身体に仕上がっているんだ」と感心すべきではないか、と思ったのでした。

Wikipediaによるとニバリは身長181cmで体重64kg。ガリガリです。

それでも私はやります、腕立て伏せ。大胸筋は上半身の中でも大きい筋肉なので、ここを肥大させると基礎代謝が上がるからです。体重を無駄に増やさずに済みます。

プロロードレーサーがいちばん鍛えない部位であろうことは想像に難くないですけどね。薄い胸板、それは優れたロードレーサーの証なのかもしれません。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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