あの「例のポンプ」にゲージ付きの新モデルが登場したようです。
と、その前にそもそも「例のポンプ」って何、という方は次の記事を最初に読まれたほうがわかりやすいと思います。
さて、今回新たに登場した「新・例のポンプ(ゲージ付き)」は従来モデルに比べて何がどう変わったのでしょうか。
新・例のポンプ(ゲージ付き)
まず外観はこんな感じです。カラーはブラックとポリッシュ仕上げのシルバーも用意されています。
全長は公称値によると「初代例のポンプ」と同じ200mm。しかしバルブヘッドがネジ切り式ではなかった初代とは違い、ネジ切り式に変更。さらに空気圧ゲージが搭載されました。重量は初代に比べ3gの増加。
これらを一覧表にしてみました。
製品名 | 重量 | 全長 | ネジ切り | 実勢価格 |
---|---|---|---|---|
例のポンプ | 107g(実測) | 200mm(公称) | No | ¥2,490 |
ミニ例のポンプカーボン | 78g(実測) | 178mm(公称) | Yes | ¥2,480 |
new 新・例のポンプ(ゲージ付き) | 110g(公称) | 200mm(公称) | Yes | ¥2,890 |
空気圧ゲージを追加してわずか3gの増加?
メーカー公称スペックを信じる限り、空気圧ゲージを追加しておきながら「初代例のポンプ」に対する重量増はわずか3gに抑えられています。これ本当ならすごいですね。
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どうやって軽量化したんだろう。どこか軽量化されている場合「初代例のポンプ」の性能は維持できているのだろうか、という疑問が湧きます。
これもamazonでの商品説明を読む限り、「初代例のポンプ」と「新・例のポンプ(ゲージ付き)」とでは「ポンピング回数と空気圧」が同じになっています。またレビューを拝読してもポンピング性能は変わっていないように見えます。
すると精度は不明ながらも簡易な空気圧ゲージが付属して、重量増がわずか3gに抑えられているのなら、今後「例のポンプ」を買いたい人はこちらのほうが良い、ということになるかもしれません。
メリットとデメリット
ただ、値段は400円アップしていますね。それと空気圧ゲージの部分でややサイズが大きくなるデメリットはあるかもしれません。
そして大きい注意点としては、私は「初代例のポンプ」も「ミニ例のポンプカーボン」(写真下)も持っていますが、ネジ切りのある「ミニ例のポンプカーボン」でネジ切りのないバルブで使おうとしたら、空気が漏れて入りませんでした。
チューブの銘柄やバルブ長にもよるかもしれませんが、そういう心配をしたくないのであれば「初代例のポンプ」を選んだほうが良いでしょう。
もう既に「例のポンプ」系を持っている方でも、ざっくりとした数字がわかればいいから空気圧ゲージが欲しい、いつも空気圧ゲージを持ち歩いている、という場合には需要がある製品かもしれません。
とはいえ「何回ポンピングすれば何気圧入る」ということを事前に確かめておけば、「大体の空気圧」の目処は付きます。するとわざわざこの空気圧ゲージ付きのモデルでなくとも良い、ということも言えます。
果たしてこの製品はヒットするのか。まだ出たばかりのモデルなので、これから巷の意見を注視していきたいと思います。
amazonのレビューではバルブヘッドが折れたという事例が報告されています。「初代例のポンプ」も一時期品質が安定していないことがあったようなので、とにかく品質維持や検品に力を入れて欲しいところです。
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