GORIXの激安サドルGX-C19とA6-1 どちらがどんな人におすすめ?

本記事はGORIXブランドをプロデュースするごっつ株式会社ご依頼による製品レビューです。製品の選定は当サイトが行い、評価用に商品サンプルをご提供いただいています。

GORIXには人気のサドルが2モデルあり、一方の「GX-C19」は累計2万個も売れている大ヒット商品。もう一方の「A6-1」も1万個売れているそうです。いずれも24色のカラーバリエーションがあります(本記事で紹介するのはフルブラック)。

GORIX A6-1(左)とGORIX GX-C19(右)

GORIX A6-1(左)とGORIX GX-C19(右)

どちらも実売価格ほぼ2,000円の入門者向けと言える激安サドルですが、なかなか面白そうな製品なので使わせていただきました。使用感をレビューします。

GORIX GX-C19

今回は2つのサドルを紹介するのですが、このGX-C19というモデルはパッドの厚い、フカフカしたタイプです。GORIXのサドルではいちばん売れているそうです。

ノーズサイドに”TOURING.G100″という文字が見えます。メーカー側ではツーリングでの使用を想定しているのでしょうか。

GORIX GX-C19

GORIX GX-C19

早速、街乗りシングルスピードバイクに取り付けて乗ってみました。このバイクでは普段、San Marco Concor Lightという軽量で固めのサドルを使っています。完全にスポーツタイプのモデルです。いかにも柔らかそうに見えるこのGX-C19はまったく傾向が違うものです。

GORIX GX-C19

GORIX GX-C19

このGX-C19、柔らかいことは柔らかいのですが、お尻が極端に沈み込むことはなく、なかなか面白い感触です。座面は滑りにくい素材で、お尻の位置を頻繁に変えたい人には向きませんが、滑らないほうが好みの方には非常に良いと思います(このあたりは本当に好みによりますが、スーツや学生服、スカートで乗りたい方は滑りにくいほうが快適ではないでしょうか)。

脚はやや回しにくいのでロードバイクで軽快に走りたい、という方には向かないでしょう。一方でクロスバイクデビューする女性の方や、体重が重めの男性には最初のサドルとして良い選択肢になると思います。

あとは近所徘徊するようなポタリングにもいいと思います。自転車でお尻が痛くならないようにするためには、ハンドル・サドル・ペダルの3点に体重をうまく分散すると良いのですが、10〜15km/程度の低速で走行しつつ町を眺めるような場合はどうしてもサドルが体重の大部分を受け止めてしまいがちです。

そうなると固めの薄いサドルだとお尻が痛くなります。また、上半身があまり寝ていない「アップライトな姿勢」で乗る場合もサドルに体重の大部分がかかります。そういう時にGX-C19のクッションはなかなかいい感じだと思います。

GORIX A6-1

一方こちらのA6-1はよりスポーティーな走行に適したモデルです。このサドル、画像を目にした瞬間に「これ、結構良さそうだ」という印象があったので、上のGX-C19とあわせて使わせてもらえないかお願いしてみました。

GORIX A6-1

GORIX A6-1

そして乗ってみたのですが、その感想は…

これ、イイ!

GORIX A6-1

GORIX A6-1

上のGX-C19よりもクッションが少ないのですが、サドルの位置がハンドルよりも高い前傾姿勢で自転車に乗る人にはバッチリですよー! 表面もGX-C19よりは滑るので、サドルの上でお尻を少しずらす、というのも比較的ラクです。脚も十分、回しやすい。

それでいてクッションも柔らかすぎず・固すぎずの絶妙な塩梅で、ある時は20〜25km/hで軽快に走る、ある時は10〜15km/hくらいでのんびり街中をポタリングする、という感じの両方のシチュエーションに対応できるサドルだと思いました。

普段1万円はする高価なサドルでスポーツ自転車を乗り回している私でも普段使いできるサドルです。見た目もすごくいいと思います。これはね、アリですよ! かなり気に入ったのでシングルスピードバイクで常用したい感じです。これで2,000円っていうのはちょっとすごい。

高級サドルとの重量・価格の比較

GX-C19もA6-1も2,000円という実売価格を考えるとかなり良くできているサドルだな、と感心しました。どちらがどんな人におすすめかは最後に書きますが、高額なサドルとの大きい違いとして「重量差」があることについて触れておきます。

GORIX GX-C19(左)とA6-1(右)の重量比較

GORIX GX-C19(左)とA6-1(右)の重量

下が参考までに重量と価格の比較表ですが、私がシングルスピードバイクで使っているサンマルコ・コンコールライトというサドル(廃盤製品)は217g。ロードバイクで使っているフィジーク・アンタレスR3というサドルは194g。

Fizik Antares R3 194g ¥13,876
San Marco Concor Light 217g ¥9,317
Gorix A6-1 325g ¥2,000
Gorix GX-C19 341g ¥2,000

今回紹介したGORIX A6-1は325g, GX-C19は341g(いずれも実測重量)。より軽量なA6-1でもそれらの高級サドルに比べると108〜131g重くなります。

しかしこれは価格差を考えると仕方ありません。なにしろこれ2,000円のサドルですから…

どちらがどんな人におすすめ?

お尻が痛い&低速で乗るならGX-C19

あらためてGX-C19とA6-1がどんな人に向いているかを考えてみます。

まずこれからスポーツバイクに乗ろうという人。クロスバイクやミニベロで自転車通勤や通学をしてみたい。あるいはポタリングしてみたい。そして買ってみた自転車に付いていたサドルがちょっと固くてお尻が痛い… と感じるようであれば、GX-C19を試してみましょう。アップライトな姿勢でドッカリめにサドルに座り、低速で乗ることが多い方もこちら。

あとはいつも乗っているママチャリ・軽快車のサドルが破れてしまった、というような場合、GX-C19に換えると乗り心地がワンランクアップするのは間違いないです。

時々スピードを上げて乗りたい・長めの距離も乗りたいならA6-1

よりスポーティーなA6-1は、普段ロードバイクでガチ走りしているような方でも、近所の自転車散歩や通勤用サブバイクで使っても楽しめる、いいサドルだと思います。特に2,000円という価格を考えると、盗難リスクのある通勤通学自転車で安心して使えるのではないでしょうか。

クロスバイクやミニベロでスポーツタイプの自転車に少し慣れてきた方にも、A6-1はおすすめできます。

自転車でお尻が痛くなる最大の原因は、体重の全てをサドルに預けてしまうことです。ママチャリ・軽快車でサドルをハンドルよりも低い位置にセットして乗る場合、ドッカリとサドルに座ってしまうわけで、そうするとどうやってもお尻が痛くなってきます。固いサドルだとなおさらです(そのためそういう方にはやわらかいGX-C19が良いのです)。

しかしクロスバイクのような自転車で、サドルをハンドル位置と同じかそれより上にセットして乗るようになると、体重をうまい具合にハンドル・サドル・ペダルに分散して乗ることを覚えるようになります(というか、最初は意識してそれをやってみましょう)。

そうすると自然により長い距離・より長時間自転車に乗れるようになってくるのですが、すると分厚くてフカフカしたサドルよりも、ある程度の固さがあるスポーティーなサドルのほうが使いやすい・乗りやすいことに気付くと思います。そんな時にA6-1は良い選択肢のひとつになると思います。

少し前傾姿勢で、サドルに全体重をかけず乗れる人ならA6-1がおすすめです。

楽天でも売ってます↓

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