リドレーのグラベルロード、Kanzo Speedの写真をいくつかご紹介します。今年9月イタリア・リミニで開催されたイタリアン・バイク・フェスティバルで撮影されたものです(写真提供・ベラチスポーツ)。
Kanzoとは?
リドレーのグラベルバイクは”Kanzo”(カンツォ、またはカンゾ・カンソ)という名称でラインナップされています。これがどういう意味かというと…
Kanzo, またはcanzoとは、中世に歌手そして詩人であったトルバドゥールの時代に遡る単語です。彼等は遠くまで旅をし、あらゆる種類の冒険を経験し、それを騎士の物語やラブストーリーにしました。
地元の村に戻ると、彼等はそこに住む人々に3つの異なるジャンルを使って自らの冒険を伝えたものでした。この中で最もよく使われたのが“kanzo/canzo”というジャンルでした。彼等の物語はコミュニティ全体の心を揺さぶり、人々は彼等の言葉ひとつひとつに聞き入ったのでした。
この“kanzo/canzo”はもともとオック語の言葉らしく、イタリア後の”Canzone”の語源にもなっているようです。「歌」と関係がある言葉ですね。特に恋愛のジャンルだったそうです。
自転車で旅をしたら〜
美しい娘に出会った〜
実は高貴なお姫様だった〜
二人は恋に落ちた〜
輪行して帰ってきたら家族にそんな内容を歌って聞かせるような感じでしょうか(違う)
Kanzoシリーズのラインナップ
Ridley Kanzoにはe-BikeのKanzoe, グラインデューロ系のKanzo Speed, ツーリング・バイクパッキング系のKanzo Adventure, アルミフレームのエントリーモデルKanzo Aの4つがラインナップされています。
Kanzo Speed
この写真はKanzo Speedです。タイヤクリアランスは36mm。
このKanzo Speed展示車はRotor 1×13で組まれていますが、完成車オプションとしてはShimano GRXとSRAM Force eTap AXSが用意されています。
Kanzo Adventure
Kanzo Adventureの場合は700C x 47または650B x 50まで対応可。
Kanzo SpeedもKanzo Adventureもベラチスポーツで2020年モデルの扱いがあります。いずれもフレームセットと完成車あり。
フレームセットはどちらも¥187,260(本記事執筆時点)です。完成車は¥307,564円から。Kanzo Speedは上のカラーがリストされていない(Antracite / Silverしかない)ので、上の水色っぽいカラーが欲しい方は問い合わせてみて下さい。
どちらもフレーム売りの場合で納期1週間、完成車の場合は12営業日後に発送できるそうです。