ブレーキ

TEKTRO FL750 軽くて安くてOKなフラットバー用のブレーキレバー

TEKTRO(テクトロ)のフラットバー用ブレーキレバー「FL750 BR-TK-176」をレビューします。

シフターのないブレーキオンリーのレバーで、キャリパー・カンチブレーキ対応なのでシングルスピードバイクをフラットバー化したい人などにおすすめです。

軽くて安くて見た目良し

シンプルこの上ないレバーです。実はこういう「ただのブレーキレバー」はなかなか選択肢が多くなかったりします。いや、メーカーやデザインにこだわらなければシマノ製品などいくつかあるのですが、ちょっといい雰囲気のものを選びたいところ。

このFL750は見た目が気に入りました。あと、安かった(ペア¥2,485)。

TEKTRO FL750

リターンスプリングもちゃんと入っています。いい感じの戻り具合です。

TEKTRO FL750

実測重量ペア120g

重量は…と、いま書きながら気付いたんですけど、プラスティックの保護パーツ(黒いカマボコみたいなかたちのやつ)外すの忘れてるやんけー!! すみません。これ1個1gもないので無視して下さい。実測で片側61…しょうがない、オマケして60gにしておいてやるか! ペア120g。公称重量は117gです。軽い軽い。

TEKTRO FL750

ちなみにTektroのレーシング用ブランド・TRPから出ているドロップハンドル用メカニカルブレーキレバー「RRL SR」がペア274gなので(関連記事は記事下にリンクを貼っておきます)、それに比べると154gも軽いです。

TRP HY/RDとの相性は良好

今回は知人に譲り受けた謎のクロモリフレームで1台組むにあたってこのレバーを導入しました。ブレーキは、メカニカル・油圧ハイブリッドのディスクブレーキ、TRP HY/RDを新品でチョイス。

TEKTRO FL750

これは「TRP RRL SR」とHY/RDの組み合わせの時も感じたのですが、最初は引き代が多すぎて「これじゃ使えないかも…」と戸惑います。でも、10〜20kmガシガシとブレーキを使ってワイヤーの初期伸びを取ってやると、最終的に「使える」セッティングになります(ついでに書くとHY/RDに限らず新品のブレーキパッドはかなり効かないのでやはり慣らし運転が大事です)。

HY/RDのアジャストバレルを思い切りしめこんでワイヤーをたるみなく張り、今後はバレルを思い切りゆるめるのですが、それでちゃんと使える感じの引き代です。個人的にはもう少し引き代を短くできれば最高なのですが(これはRRL SRも同じ)、かといって「HY/RDの引き代を短くする裏技」を使う必要があるほどではありません。

TEKTRO(テクトロ) FL750 BR-TK-176
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ほんの少しだけ引き代は大きいのですが、ワイヤーを1cmほど引くと軽い力でロックまで持っていけます。街乗りではオーバースペックなほど効きます… ってそれレバーの評価じゃないか。ただドロップバー用のRRL SRに比べてHY/RDの感触が悪くなるということは全くないので、ブレーキの性能をスポイルするレバーでないということは言えると思います。

軽いし、安いし、性能もOK。テクトロ製品は出はじめの頃、廉価版ロードに搭載されたキャリパーブレーキがとにかくひどいものが多く「効かないブレーキの代名詞」みたいに言われていた時期がありましたが、このレバーに限って言えば、結構いいですよ。

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著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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