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Wahoo Kickr Bikeはリアルなバイク感とシフターの操作感が素晴らしい。しかしコスパではTacx Neo Bikeが優勢?

バイク一体型のスマートトレーナー、Wahoo Kickr Bike。昨年9月に発表され、大変話題になりました。ベルトドライブ式・斜度再現機能あり・あらゆるシフティングシステムに対応・ポジションはフルカスタマイズ可能、というスマートトレーナーの最高峰的な製品です。

Wahoo KICKR BIKE

Wahoo KICKR BIKE © Wahoo

この注目製品についてBikeradarが先日長文レビュー記事を出していたので、読んでいて個人的に興味深かったところを意訳的にまとめてみました。

公式 KICKR BIKE Indoor Smart Bike Trainer | Wahoo Fitness
出典 Wahoo Kickr Bike review – Bikeradar

フィーリングはかなり「本物の自転車」に近い

  • まとめとしてはバーサタイル(=幅広く様々なことに対応できる、の意)で快適でリアルなフィーリングのあるトレーニング補助機器。だが非常に割高感があり、欠点がないわけではない
  • 長所:セットアップも通信・接続も簡単。使用感は非常に自転車的で現実的なフィーリングがある
  • 短所:コンタクトポイントが快適でない。バイクにデバイス用マウントがない。ERGモードでケイデンスの変化がきつくなることがある
  • 実際の自転車のような造形と登り20%、下り15%の斜度をバーチャル世界で再現するテクノロジーのおかげで現実感が高い
  • 接続性は非常に優れている
  • シフター兼ブレーキレバーが付属するが、たくさんのボタンがあり、シマノだろうがスラムだろうがカンパニョーロだろうが、自分が実際に使っているバイクのシフターポジションを再現することができる
  • Zwiftのようなプラットフォームが将来的に導入するかもしれないステアリング機能に対応している
  • ブレーキレバーはハンドルバーに向かって引くことができ、フライホイールを減速させたり、そのようなデータをトレーニングアプリに送信することができる
  • サドルレールクランプやハンドルバークランプは標準的なものが使われているので、そうしたければ自分好みのサドルやハンドルと交換することができる
  • Kickr Bikeの物理的設置は非常に単純だが、バイク全体が重いので、取扱説明書では箱から出したり支持脚をセットする時に2人で作業することを推奨している(この記事の著者は1人でやったので大変だったらしい。2階に運ぶ時などは1人では難しいとのこと)
  • バイクには数々のクイックリリースレバーがあり、バイクフィッティング機材のように寸法がプリントされているため、複数人でKickr Bikeをシェアする時でも素早くポジション調整が可能である
  • クランクには5つの穴があり、165mmから175mmまで2.5mm刻みで長さを調整できる。Q-factorは140mmでかなり狭いと感じた
  • 専用アプリではKickr Bikeのベースにしたい実際の自転車の写真を撮ることにより、BBハイトやサドルレール、ヘッドチューブ長などをピンポイントで設定できる。この結果、自分のバイクの正確なサイズを再現することができる。このシステムは信じられないほど直感的で使いやすく、実際に設定してみてもサイジングは完璧なものだった
  • シフターは実際に使ってみるとShimano Di2のそれに非常によく似た感覚である
  • ブレーキレバーは常識的な固さである。フライホイールを減速することができるが、私個人はZwiftでそうする理由が見つからない。ただ、これが便利だという人もいるだろう
  • USB給電口がありスマートフォンやタブレットを充電できる。急速充電ではないが、Zwift中にスマホをヘビーに使ってもバッテリー切れにならない程度には給電してくれる
  • スマホやタブレットなどのデバイスのマウントがバイクには備わっていないが、その結果リアルなバイクのように思える。しかしデバイスを手元で操作するためには何らかの方法を考えなければならない
  • 付属するサドルは自分に合ったものではなかったが非常にニュートラルな形状でパッドの厚みも一般的なものだ。これは自分にとって快適なものに換えた
  • バイクへの乗り降りは普通のバイクよりも少しだけ難しいが、乗ってしまえば非常に伝統的なバイクのフィールだ
  • バイクの構造は力強く安定しているように感じられる。最大限の力を入力したり、ハンドルバーを強く引き付けたりしてもバイクが不安定になったり自分の下で捻じ曲がるような感覚はない
  • 低ケイデンスで斜度再現ピストンが少し動くことがあり、その時はバイクを少しだけ前後に動かすことができた
  • ペダルからの感触は良いが、Tacx Neo Bikeのような競合製品と同じほどシルキー(滑らか)ではない
  • 負荷の変化や加速への反応は非常にリアルである
  • シフターは素晴らしい。(実際のシマノ・セットアップと比較した場合)とてもリアルに感じられるし、想像に難くないと思うが、どのシステムを選択しても変速はほとんど一瞬だ。その結果ケイデンスにおけるジャンプはスムーズでギクシャクしているところはまったくない
  • このバイクは使用中うるさすぎることはないが、静かな高周波のうねりがある(特に「速く」走っている時)
  • ERGモードでは、低負荷から高負荷にジャンプする時に必要なパワーにおけるスパイクが少し見受けられた。だがこれはすぐ収まる。理想的ではないがライド体験を台無しにするほどではない
  • セットアップはデジタル的にも物理的にも非常に簡単であり、ここは評価する。また追い込んでもびくともしない感じがある
  • インターバルセッション中のERGモードで負荷変更をすると最初パワーにスパイクが発生する点は、データにうるさいシリアスな人々には受けが悪いだろう。しかし大部分の人にとっては大きい問題ではないように思った
  • 2,999ポンドという価格は、ロードフィールが強くデータスクリーンもあって小型扇風機まで内蔵しているシルキーな感覚のTacx Neo Smart Bikeに比べると700ポンド割高だし、斜度コントロール以外はほぼ同じ機能を備えたエントリーレベルのWattbike Atomの2倍の値段だ。トップスペックのWattbike Iconと比べても500ポンド高い
  • そうしたことから、コストパフォーマンス的な視点からは絶賛するのは難しい

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ペダリングの滑らかさと価格ではTacx Neo Bikeのほうが上なのかも

この記事を書かれた方は既に競合製品のTacx Neo Bikeも試乗しているようで、詳細な使用感は後日あらためて記事になるようですが、とりあえずこれを読んで私が思ったのは

  • Kickr Bikeは非常に良いものではある
  • しかしペダリングの滑らかなフィールはTacx Neo Bikeのほうが優れている
  • スマホなどを手元で操作するするために自前でハンドル用マウントやスタンドを用意しなくてはいけないのは手間だ
  • 良いものではあるがコストパフォーマンスはTacx Neo Bikeのほうが高い

というところかな、と思いました。

直接の競合製品であるTacx Neo Bikeには斜度を再現するためのハードウェアは搭載されていませんが、”Dynamic Intertia”なるバーチャルなダウンヒル感覚の再現機能があり、ミニファン(扇風機)やデバイスの置き場所も最初からあり、あの有名な石畳振動機能も勿論あるそうです。

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Tacx Neo Bikeにないものは恐らく上り坂を再現するKickr Climb的な機能でしょうか。確かに500ポンド(本日のレートで67,341円)の差は大きいとも思えますが、どちらも30〜40万円クラスの製品なわけで、最終的には絶対的な性能差ではなく「好み」で選ばれることになりそうです。

スマホのカメラ機能を活かしたポジション再現機能や複数人でも簡単にシェアできそうな機構もなかなか便利そうだと思いました。

あと個人的にはブレーキレバーは歓迎です。たまに休憩を挟みながらZwiftで長い距離を乗ることがあるのですが、下り坂で一時停止しようとしてもアバターは平地になるまでダウンヒルを続けてしまいます。眺めの良い場所でスクリーンショットを撮ろうとする時も困ることがあります!

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こんにちは、自転車レビューサイトCBNのウェブマスターです。 スマートトレーナーに興味がある。話題のZwiftでインドア・サイクリングをやってみたい。でも値段が高いし、買ってみて本当に良いことがあるのだろうか、と悩みますよね。 ...
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マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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