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SHIMANO GRXのブリフターはある動物にヒントを得てデザインされた?

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昨年シマノがリリースしたグラベルバイク専用コンポーネント、GRXシリーズ。ロード用コンポ、MTB用コンポ以外に「グラベル」」というカテゴリーがコンポセット内に爆誕してしまったことで大変大きい話題になりました。私もフロントシングルのクランクセットを使用中です。

さて、このGRXシリーズがある動物をモチーフにして作られたのではないか、という疑惑が持ち上がっています。

GRXはペリカンを参考にして生まれた!

信じるか信じないかはあなた次第です。とにかくこの2枚の比較写真をご覧下さい。

GRX。素晴らしいものだと聞いている。恐らくペリカンにインスパイアされたコンポとしては最高のものだ。

おわかりいただけましたね…?

この驚愕の一致に対して町の人は:

  • ペリカンは首を掴むと最高に快適でコントロール性も素晴らしいとどこかで聞いたことがある
  • だがペリカンにとっては快適でないだろう
  • 醜いかもしれないが(GRXのグリップは)めっちゃ快適だぞ
  • バ イ オ メ カ ニ ク ス

コメント欄を眺めていて少し驚いたのですが、”ugly”(醜い)という単語がやや目立ちました。個人的にGRXのこのブリフターは、個性的な形状はしていますがわりとカッコよく思っていたからです。このあたりの受け止め方は、人ぞれぞれですね。

バイオミメティクス

photo: Dakoman, lisence, modified

ところで上の「バイオメカニクス」というコメントであらためて考えさせられたのがバイオメカニクス(生体力学・生体工学)やバイオミメティクス(生物模倣技術)という概念です。生物の形態や動きを工業製品のデザインに取り込むことと関係があります。今回の場合は「バイオミメティクス」のほうが用語的にはより適切かもしれません。

上の投稿でも触れられているZipp 454 NSW(クジラのヒレを参考にしたデザイン)は勿論、そもそも鳥の翼をヒントに開発された飛行機もそうですし(レオナルド・ダ・ヴィンチやライト兄弟)、蜂の巣から「ハニカム構造」という強度的に優れた構造を抽出するのもそうです。

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他に有名なところでは500系新幹線が走行抵抗やトンネル突入時の騒音を低減するためにカワセミの造形・動きを参考にしたというものがありますね。

しかしシマノの技術者・開発者の方々がペリカンの首を掴みまくって、これはすごく握りやすいな、グラベルライディングの際はペリカンの首のような形状が最も快適であるに違いない… という結論を出した、とはやや考えにくいものがあります(んなわけねーだろwww)

とはいえこの2つはかなり似ているので単なる偶然の一致で済ませるわけにはいかないような気もしませんか。信じるか信じないかはあなた次第です!

冗談はさておき、実際にGRXのブリフター・ブレーキレバーを使われている方、是非握り心地について教えていただければ幸いです。一時期のカンパニョーロみたいで個人的には良い感じなのではないかと推測しているのですが、どうでしょうか!?

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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