モーターサイクリストにも高い人気を誇るイタリアン・シューズブランド、SIDI(シディ)。このブランド名は1960年に同社を創業したDino Signori(ディーノ・シニョーリ)氏の名前の最初の2文字を取って生まれました。
そのSIDIがグラベル専用シューズを発表。これがとってもカッコいい!
爪先にスパイクのオプションも
アッパーは耐久性の高い「ポリテックス・スウェード」。これは以前レビューした、私も愛用しているSD15と同じ素材です。ポリテックスは異なる物理特性を持つ素材を複数のレイヤーで重ね、ポリ塩化ビニルと組み合わせたもの、とあります。実際に触ってみるとスウェードよりもややツヤツヤしていていますが、質感はとても良いものです。
カラーはブラック/ダークグリーンとブラック/ブラウンの2色。ダイヤルもSD15などと同じTechno 3です。シューズ外側の内側(ややこしくてすみません)には多めのベンチレーション・ホールがあり、外側は控え目です。通気性の良さと耐久性、両方を意識していることがうかがえます。どちらかというとレース志向のシューズですね。
ソールはMTBコンペティションというタイプで、歩行性を重視しまくったSD15と比べると少しだけライト目なパターンになっているように見えます。とはいえこれでも相当歩きやすそうです。また爪先付近にプラスネジが2つ見えますが、ここにオプションのスパイクを装着できるので泥の多い道では活躍します。全体的に泥はけが良さそうで、シクロクロスでも活躍してくれそうです。
SD15と比較すると、Gravelのほうがベンチレーションが多いだけでなく内側にメッシュもいくつかあるそうです。
MTBより長時間・長距離のグラベルライドはGravelのほうが恐らく快適でしょう。あとGravelはベルクロがないところが少しロードシューズの雰囲気も残していてカッコいいです。
サイズは38-39-40-41-42-43-44-45-46-47-48で、39.5-46.5まではハーフサイズあり。重量情報はありませんが、当然SD15よりは軽いはず。北米定価は$239.99。私がSD15を買った時は¥18,385だったので、これもほぼ同じ値段になるような気がします。
ものすごくオシャレなデザインで個人的にも欲しいシューズです。ミニマリストなウェアにもバッチリとマッチすることでしょう。国内流通が待ち遠しいですね。オフロードシューズはSD15で間に合っていますし、SIDIのシューズはやたら長持ちするので買い増す必要もないのですが、このグラベルシューズは買ってしまうかもしれません。
おすすめのシューズ関連記事: