SPD用、というか2穴クリート用シューズ、SIDI SD15を手に入れました。これはCBNレビューで存在を知って、すごく良さそうだなあとずっと気になっていたのでした。とにかく歩きやすいらしい。
カラーはブラック一色と、このサンド/ブラックの2種類があります。汚れが目立たないのはブラックですが、この配色が気に入りました。せっかくなので気分の上がるカラーにしたいところ。これ、カッコいいねぇ。
私はロードバイクでもメインシューズがずっとSIDIで、サイズ感やフィット感がわかっているのでそのあたりは安心できます。シューズというのは一度そのメーカーのフィット感が気に入ってしまうと、なかなか他社製品に移行しない人が多いのではないでしょうか。
ソール部。シマノのクリートを装着。私はとりあえずいちばん先端に付けてから微調整する派です。
ソールを横から見たところ。これはマジ歩きやすそう。CBNレビューによると、ソールがやわらかいためペダリング時に疲労がたまりやすいものの、そのかわりに歩きやすい、という感じらしいです。
「歩くこと」にとにかく振っている設計なのでしょう。ペダルを踏むなら固いソールのほうが良いですが、このあたりはトレードオフの関係になります。
Techno 3ダイヤルが1つ、ベルクロ1本。私はラチェットとベルクロしか使ったことがないのでこのTechno 3システムは新鮮です。かなり微調整が効く、おもしろいシステムだと思いました。ボタンを押すとレバーが上がるTechno 3 Pushだともっと良かったかもしれません。
Techno 3とBOAを比較すると、BOAのほうがシンプルなメカニズムで手数も少ないようですが、SIDIはずっと独自のTechno 3にこだわり続けているのがおもしろいですね。
このシューズ、私が山で本格的に使いはじめるのはもう少し先のことなので、実際の使用感は是非CBNレビューを読んでみてください。
暖かくなったら、これを試したい峠がいくつかあります。良い感じの林道を見つけたら自転車を停めて、数kmほど散策して戻ってきてまたヒルクライム、という使い方をまずしてみたい。
そういえば、軽井沢手前の碓氷峠に「めがね橋」という有名な橋があるじゃないですか(CBNレビュー)。
サイクリストには有名な碓氷峠の中ほどにある「めがね橋」。正式名称を「碓氷第三橋梁」というらしい。国指定重要文化財であり、日本近代化遺産第一号とのこと。
碓氷線には全部で18の橋梁があったらしく(碓氷峠の途中にいくつか似たようなデザインの橋の残骸がある)、このめがね橋はその中で最大のもの。長さ91m、高さ31m。明治25年に約7ヶ月という短期間で造られたらしい。建設を急いだせいで、数百人単位の労働者が土砂崩れなどで亡くなったそうだ。また、この路線を走る機関車はトンネルの中に充満する煙のせいで、窒息死する車掌や運転手もいたという。
そんなにまでして造った碓氷線も今では利用されていないのだから、死んだ人がちょっと可哀想になる。
さて、碓氷峠をストイックに攻める向きにはこんな場所で止まっている余裕はないかもしれないが、のんびりと峠を越えて軽井沢に向かうとか、軽井沢から東京方面に帰っていくとか、そういう場合は小休止して眺めてみてはどうだろうか。
ここなどは、結構歩いてまわると楽しい感じの場所だったのですが、ロード用のSPD-SLだと少ししか歩けませんでした。このSIDI SD15ならいくらでもそのへんほっつき歩きまわりながら写真もたくさん撮れるだろうなぁ、と考えるといまから楽しみで仕方ありません。
そしてこのシューズとあわせて買ったのがこのペダル。XTR PD-M9100-S。マイナス3mm軸のQファクター狭めのやつ。
この組み合わせ自体は近日オンロードで使ってみる予定。山でなくとも十分楽しめそうです。kiyomiさんがSHIMANO PD-ED500レビューで書かれているように、ロードで寺社めぐり、御朱印集め、というのも面白そうです。
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