CATEYEが先月2月にライト新製品「GVOLT100」を発表しています。対向車・対向者の幻惑を軽減する「上カット配光」で好評の「GVOLT70」の兄貴分的な存在ですが、弟分とは大きい違いが3つあります。
公式 GVOLT100 | 製品情報 | CATEYE(キャットアイ)
70ルクスから100ルクスへ
違いの1つ目はまず「対象物が照らされる量」の単位である「ルクス」が70から100に上がったこと(この数値はモデル名のGVOLT70やGVOLT100などの末尾の数字に反映されています)。
「絶対的な光量(発光量)」の「ルーメン」単位で見ると、GVOLT70の260ルーメンに対してGVOLT100は320ルーメン。「単位角度あたりの光束量」である「カンデラ」単位で見ると、GVOLT70は約7000カンデラでGVOLT100は約10000カンデラとなっています。
ライトの性能や特徴を知る時にはこれら「ルクス・ルーメン・カンデラ」の理解が必要になりますが、これについて図解入りで詳しく解説されているGlennGouldさんによる記事がCBN Blogにあるので、うろ覚えの方は是非下の記事もお読み下さい(とても面白いですよ!)。
ハンドル上でも上カット配光を維持
GVOLT70との違いの2つ目は「ハンドル上下に取り付け可能」になったこと。GVOLT70は吊り下げ専用でしたが、GVOLT100はハンドルの上に取り付けても上カット配光を維持できます。本体とライトヘッドが分離しているので、本体を天地逆にできるようになっているからです。
バッテリーがカートリッジ式になった
GVOLT70との大きい違いのもう1つはバッテリーがカートリッジ式になっているところです。工具不要でヘッドと本体を分離できます。
CBN本館に早速ayng1931さんによるGVOLT100レビューが投稿されています。それによると充電中はライトが消えてしまうようで、給電しながら走るのはできないそうです。しかしカートリッジ式バッテリーは歓迎されるのではないでしょうか。
以下、ayng1931さんのレビューから抜粋です。
実際に使ってみて
充電はUSB Micro-Bケーブルで接続し充電します。
充電ケーブルは付属しますが、長さが短いため使い勝手は悪いです。
また充電を開始するとライトが消灯するため、点灯しながらの充電はできません。
しょうがないと思う反面、長時間の夜間走行を行う場合は予備バッテリーが必要になります。
明るさ、配光の具合に関しては大満足で「もう何も怖くない!」となります。
唯一怖いのは上に書いてある通り電池切れですね。
自転車通勤に最適の逸品かと思います。
オススメは乾電池タイプとの併用です。私はCATEYE HL-EL540も使っています。
cbn CATEYE HL-EL570G-RC GVOLT100レビュー
とのことで、評価は上々です。GVOLT100の長所と短所についてより知りたい方は是非上記レビューをお読み下さい。
GVOLT100の販売価格は税別で10,000円。しかし当面のあいだは実店舗限定販売となっているので、欲しい方はお近くのリアルショップに足を運んでみてはどうでしょうか。弟分VOLT70の実売価格が4800円くらいなので、お値段は倍になりました。