KOM Cyclingから出ているGoPro用Garmin/Wahooクォータターン対応アダプターがAmazon USから届きました。この記事で紹介したものですが、最近の米国からの買い物としては珍しく爆速で到着(約3日)。早速テスト使用してみたので使用感を書いてみます。
結論から書くと「この製品自体は悪くないものの、Route Werksハンドルバーバッグとの相性はイマイチ」という結果になりました。どういうことかと言いますと…
KOM Cycingのアダプター自体は問題なし
KOM CycingのGoPro/Garminアダプターを使うにあたって、まず付属の固定ボルトをGoPro純正の手で回すタイプに換えました。このほうが角度の微調整がラクです。
さて、Route Werksハンドルバーバッグの天板にあるBarfly Garminマウントにハメてみます。すると若干ゆるめのフィットながらも実使用にあたって問題はなし。複数のGarminマウントを試したところ、ゆるめなのはBarfly Garminマウントのほうであることがわかりました。しかし走行中に外れることもなく、KOM Cyclingのマウント自体は合格点の製品です。
ところでこれは「GoProあるある」ですが、GoPro純正の固定ボルトはかなり固めに締めないと振動でゆるんできて、下の写真のように気が付くとカメラの角度が変わっていたりします。これを避けるためには内側の銀色のプラスネジをドライバーで締める必要があります。すると固定力倍増。
故に外でGoProを使う時、特にオフロードが入る場合はプラスドライバーがほぼ必携だったりします(プラスネジを締めなくとも手できつく締めるとドライバーがないと取り外せなくなることもあります)。
筆者が愛用しているのはVESSELのスーパークッションドライバー(プラス2×15 No.720)。手のひらにすっぽり収まるサイズながら力も掛けやすくて便利です。
Route Werksハンドルバーバッグの天板はカメラに不向き!
しかしです。ここまでは良いとして、問題は取り付け先のRoute Werksハンドルバーバッグの天板。ここ、結構振動を拾うことがわかりました。バッグ内部がパンパンになるよう、タオルやウィンドブレーカーのようなものを入れて天板を下から圧迫しない限り結構ガタガタと音を立てます。
果たして撮影したGoPro動画を見るとやはりこの影響は顕著に出ていて、さすがのハイパースムーズでもカバーしきれない微振動で車載動画はかなり残念な結果になってしまいました。せっかくの一等地なのにちょっともったいない感じです。
この日は振動の多い道を走っていたせいもあります。状態の良い舗装路ならあまり気にならないかもしれませんが、最終的にRoute WerksハンドルバーバッグでのGoProの定位置はハンドルバースタブ+GoPro純正ハンドルバーマウントに逆戻り!この位置のほうが振動の影響が少ないです。
使ってみないとわからないことでしたが、そもそも路面状態が悪いとGoProはやはりチェストマウントに軍配が上がります。
とはいえKOM CycingのGoPro/Garminアダプター自体は決して悪くない普通に良いものなので、滑らかな路面のサイクリングロードならGarmin用アウトフロントマウントで十分活躍してくれると思います。
結局のところGoProマウントには「完璧な唯一の正解」はない、ということをあらためて思い知ったのでした。ハンドルマウント、チェストマウント、そしてミニ三脚の3つを適宜使い分けるのが良さそうです。