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ライト関連

Knog Blinder Mini Ninerはテールライト界の水戸黄門:破壊力に限って言えば異次元の強さ

Knog Blinder Mini Niner(ノグ・ブラインダーミニ・ナイナー)というテールライトについてのミニ記事です。私は4年前から3個使っているのですが、最近いくつかのテールライトの視認性比較を夜の屋外で行った際に、一応本製品の明るさもチェックしてみました。サイズからすると本当に補助的な小さいライトなのですが、意外な結果になったのでご紹介します。

Knog Blinder Mini Niner

強すぎる

CAT EYE OMNI5・OMNI3 AUTO・TIGHTの視認性を比較する記事用の写真を撮った時、こんな風に参加させてみました。左下のOMNI5、右下のTIGHT、これらはどちらも発光しています。Knog Blinder Mini Ninerの発光力、次元が違うことがおわかりいただけるでしょうか。狭いのにメッチャ目立ってます。

Knog Blinder Mini Niner

ちょっと斜め後方から撮ってみますね。Blinder Mini Ninerは、どんなに角度を変えてもカメラレンズに「モワァッッ!」というフレアが入ってくる強烈な光線です。Blinderは英語で「目眩まし・目潰し」という意味ですが、まさにそういうレベルです。面積の狭さからすると断然不利だと思うのですが、これだけハイパワーだとCAT EYEの立場がないくらいのアピール力があります。

Knog Blinder Mini Niner

これは強すぎる。驚きました。CAT EYE製品とは発想というか方向性が全く違うライトなんでしょうね。「だが待ってくれ、バランスの良さや全方向からのオムニディレクショナルな…」などと口にしようものなら「ええい黙れ愚か者これが目に入らぬかピカッーッ!!」という感じです(水戸黄門の印籠のようだ)。

だが弱点もある

しかし弱点は当然あります。下の写真は、後ろ斜め後方、そして真横から見たところ。サイドからはほぼ見えないと言っても良く、薄暗い交差点への進入時、ドライバーへのアピール力は十分ではないでしょう。真後ろから見た時の性能に全振りしている感じですね。

Knog Blinder Mini Niner

そしてランタイムも短いのです。公称値では点灯モードで2時間、フラッシュモード3種が3〜3.5時間、エコフラッシュが11時間となっています。点灯でのランタイムは私の体感的にも同じです。

点滅モードで補助的に使うか、通勤通学でメインとして使う場合は毎日充電するか、という感じです。あとは「日が暮れてからは基本的に乗らない人のためのエマージェンシーライト」しては存在意義があると思います。

長所はとにかく小さいのでサドルバッグを付けていてもその下になんとか付けられることがあったり、シートクランプの下のスペースにも付けられたりするところ。ライトによってバイクの美観を崩したくない、という人にも良いと思います。

あとはUSB-Aコネクターにぶっ刺して充電するタイプなのでケーブル不要なところも良いです。ただ、端子が露出しているためこれは弱点にもなります(私の個体群で壊れたものはないものの。一応IP67規格となっており、防水・防塵には相当自信があるようです)。

実測重量はマウントのバンド込みで19g。ちなみにこのBLINDER MINIには様々な発光パターンを持つバリエーションがあり、それらが本記事で紹介した「Niner」と同じパワー・視認性を誇るかどうかは保証できません(たぶん同じではないのだろうと想像します)。

そしてこの「Niner」は品薄で、日本での流通量も現在では多くありません(リアのNinerは単体では手に入らないかもしれません)。ディスコンになるような雰囲気なので、気になった方はお早めに確保したほうが良いでしょう(BLINDER MINIの新シリーズがNINERと同じくらい明るいのならこれにこだわらなくても良いとは思いますが)。国内正規品は2年保証があるのは安心ですね。

▼ 最近テールライトの視認性比較記事をいくつか書きました。ご興味ある方はこちらもお読みいただけると幸いです

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著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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