心まで鋼鉄に武装するnadokazuです。
わたしたち、物欲(せいぎ)のために戦います。
それが生活費(いのち)をかける戦いであっても、
わたしたちは一歩も引きません!
というわけで、本日の駄文はこちら!
さくら…お前が…好きだ
桜を見るのが、大好きです。世の中にキレイな花はたくさんありますが、そんな中でも「桜」は別格に思えます。暖かな春の光を受けながら咲き誇る姿、風と共に舞い散る花吹雪を見ていると「世界はこんなにも美しかったのか!」という思いをあらたにできるでしょう。
それだけではありません!
我々自転車乗りにとって桜の花は、地獄の極寒シーズン終了の象徴にほかなりません。自転車に最高の季節が到来したことを知らせる、何よりの証左なのです。
ここから灼熱地獄の真夏を迎えるまでの期間は、まさに自転車のベストシーズン。桜の花に対して「キレイ」以上のクソデカ感情を上乗せして見てしまうのは、抗うことのできない自転車乗りの習性にほかなりません(n=1)。
桜が咲き誇る景色を楽しみたい!…だがしかし!!
満開の桜が織りなす美しくも儚げな景色は、この季節だけのもの。どれだけ見ていても、飽きることがありません。それを見逃すなんて、絶対にできない!今年も、ぜひ目に焼き付けておきたい!
開花シーズンになったら、休日にやることはひとつ!桜を見に行くしかねぇ!みんな丸太は持ったな!! 行くぞォ!!
てなことを思っているのですが、そう考えるのは自転車乗りだけではありません。桜の名所には、それはそれは大量のお人間さんたちが押し寄せてきます。駅前は通勤時間帯を思わせる大混雑だし、駐車場は終わりの見えない満車状態。周辺道路もあたりまえのように大渋滞で、ストレスMAX Heart。そして肝心の桜並木の下は、人の波がどこまでも続いていきます。
これじゃあ、とても桜を愛でるようなメンタルではいられません。美しい景色に癒やされるどころか、混沌が這い寄ってSAN値が下がりまくります。駄目じゃん!!
桜の名所で絶景独り占め!を実現する魔法のアイテムとは?
こんな悪夢のような状況から逃れる方法が、ひとつだけあります。
それは「駅や駐車場から離れる」こと。人間が歩ける距離には、限界があります。特に花見客が母集団ともなれば、ガッツリ歩行できる人の割合は少ないはず。駅や駐車場から離れれば離れるほど、そこに他の花見客が存在する確率は低下するのです。
桜の名所で、絶景を独り占めしたい!
そんな願いを叶えてくれる、魔法のアイテム。それこそが、本稿をお読みの方なら誰もが所有されているであろう「自転車」にほかなりません。
ご存知のとおり、自転車の移動能力は人間の歩行能力を圧倒的に上回ります。それでいて、エンジン付きの車両が進入できない場所にだって堂々と入っていける。自転車乗りたる我々が得られるのは、拡張された移動能力の恩恵だけ。自転車こそが、桜の名所で絶景を独り占めするための「必需品」だと言えるのです。
お花見輪行に最適な自転車、それは…!
そして自転車のなかでも、お花見輪行に最適なのが「折り畳み自転車」であることに、疑う余地はありません。
折り畳み自転車は驚くべきことに「折り畳むことができる」という、普通の自転車では到底実現しえないチートスキルを保有しています。
輪行形態から走行状態への展開は、きわめてスムーズ。収納時も思いっきりコンパクトになるので、混雑した電車内でも邪魔になりづらいです。愛らしく個性的なルックスで、写真を撮ったら映えまくります。
しかも!
フルサイズのロードバイクと違って、自宅での保管スペースもミニマムです。何台買っても、生活スペースを圧迫することがありません(経験者談)。
「折り畳み自転車の所有は、すべての自転車乗りにとって不可欠である」と声を大にしても、決して大袈裟だとは言えないのです。
▼ 参考記事

お花見輪行で、自転車の優位性を実証!
というわけで、実際に折り畳み自転車で輪行して桜を見に行ってきました。
ソメイヨシノはまだ先なので、執筆時点でシーズンを迎える河津桜にロックオン。狙い撃つぜ!始発の東海道線に乗車して向かったのは、静岡県の伊豆急下田駅。そこから約10kmほど離れたところにある「道の駅下賀茂温泉湯の花」の周辺では、満開の河津桜が青野川の河川敷を埋め尽くしています。
河津桜のスポットとしては、割と「穴場」と言われていたりする青野川の河川敷。ですが道の駅周辺は、すでに結構な人だかりでした。始発電車を使ってコレですから、イイ感じの時間帯に到着したらどんなことになるか…。
でも!
道の駅をちょっと離れるだけで、人の数は激減。舗装路では無くなってしまいましたが、いとも簡単に桜並木の風景を独り占めすることができるようになります。自転車で来ていなければ、見られない景色をCMOSセンサーに焼き付けてミッションコンプリートです。
勝ったな、がはは!!あとは下田に戻って帰路につくだけ、なのですが時間はまだ午前中。さすがに勿体ないので、次の河津桜ポイントに向かいます。海沿いのアップダウンでボッコボコにされながら、ようやく到着したのは河津駅。言わずと知れた、河津桜の著名スポットです。
青野川沿いとは比較にならない人の出で、まさに地獄の様相。特に駅周辺は自転車の押し歩きすらできない、とんでもない混雑っぷりでした。
それでも!
自転車に乗って駅から離れれば、このとおり。いとも簡単に、桜並木バックの自転車写真が撮れてしまいました。
これでもう、完全に証明完了です。折り畳み自転車こそ、お花見輪行における最強かつ必須のアイテム。桜の季節には、もう折り畳み自転車無しではいられません。
本稿をお読みの皆様が、このあと取るべき行動はただひとつ!今すぐ自転車屋さんに向かって、折り畳み自転車を買いましょう!
2025年の桜シーズンは、間もなく本番。限られた期間しか見られない満開の桜を楽しむためにも、折り畳み自転車の購入は不可避!カモン小径沼!!
お花見輪行にオススメの1台はこれだ!!
さてさて、皆様が折り畳み自転車を購入することは確定しました。それでは次に「どの折り畳み自転車を購入するか」を、考えてみましょう。
購入の目的は「お花見」ですから、一定程度の走行性能が担保されていればOK。そうなると、あとは「桜の名所の最寄り駅に向かうとき、混雑した車内でも邪魔になりにくいこと」。そして「写真を撮ったときに背景の桜並木にマッチすること」が、外せない条件になるはずです。
以上をもとに論理的思考を重ねたうえで多角的な検討を行い、さらに客観的な考察を加えた結果、最も論理的に整合性があり適切だと考えられる結論として私は以下を導き出しました。
「ピンク色の折り畳み自転車」を買えばいい!
となると、検討すべきは次の3モデルになります。
その1:Brompton Cherry Blossom
桜の季節に浮かれる日本人を、あからさまに狙い撃ちしにきている限定車。こんな見え透いた釣り針につられクマー!!
桜並木の下に置いたら、もう映え映えにもほどがある1枚が撮れそうです。
桜をデザインモチーフにしたアジア限定モデル
「Brompton Cherry Blossom」を3月下旬より
順次発売を開始します。Brompton Cherry Blossomは、
自然とのつながりや冒険する喜びから
インスピレーションを得た特別仕様のブロンプトンです。#Brompton #ブロンプトン pic.twitter.com/rdTF02D8Zt— Brompton Japan (@brompton_jp) February 27, 2025
その2:DAHON K3/K9X ピュアリティーピンク
DAHONからも、こんな限定カラーのモデルが販売されています。自分が持ってるレギュラーカラーのモデルよりも、グッとイイ感じになってる気がします。ええなあ。
✨限定カラーモデル発表✨
人気のK3とK9Xに限定カラー「ピュアリティーピンク」が登場!
日本の春の象徴でもある桜色がブラックで統一されたフレームやパーツに映え、高級感のある特別な1台となりました。詳しくはこちらをご覧ください。
☞ https://t.co/c2CBjGinbQ#dahonK3 #dahonK9X #K9X pic.twitter.com/lan7qE2joy— DAHON JAPAN (@dahon_jp) February 28, 2025
その3:Tyrell IVE サクラピンク&グロスブラック
上記のブロンプトンとDAHONは、どちらも台数限定モデル。売り切れていたら、もう入手は不可能になります。ですが、このTyrell IVEはレギュラーカラーです。オーダーすれば確実に買えるし、在庫を持っているショップさんも多いはず。欲しいと思った直後に、サクッと入手できちゃう可能性だってあります。Tyrellが日本にあってよかった!
[商品情報] Tyrell 2023年モデルの新色が発表されました! https://t.co/BZPCqQBD2C
— Green Cycle Station (@GCS_HP) April 3, 2023
この春は新しい折り畳み自転車で桜を見に行って、幸せになりましょう!
今だけの美しい瞬間!スマホのカメラだけじゃもったいない!!
2025年の春は、1度しかやってきません。そして桜の花も、2025年の春に咲くのは1度きりです。これから目にするのは、今だけの美しい瞬間。これを写真に収めずにして、何を撮るというのでしょう。お花見輪行には、カメラもまた「必需品」にほかなりません。
もちろんスマホのカメラでも、いい写真は撮れます。それは否定できませんし、するつもりもありません。でもでもレンズ交換式カメラがあれば、スマホでは撮れない写真が撮れます。デジタルカメラを持っていきましょう。持ってなければ買いましょう!
個人的に激推しのカメラ機材は、ニコンの「Z 24-120mm f/4 S」。Fマウント時代のAF-S 24-120mm f/4 ED VRは特に画質面であまり高く評価されていなかったのですが、こちらは画質も文句なし。単焦点に迫る、という評価だって大袈裟に感じません。
カバーする焦点域が思いっきり広くて、風景からテーブルフォトまで困るシーンがほぼありません。おそるべき万能選手っぷりで、レンズ交換式のカメラなのに装着しっぱなし。このレンズのせいで、単焦点の出番が激減しました。
りんりんロードで桜にまみれる!
折り畳み自転車とカメラを手に入れたら、あとは桜を見に行くだけ。どこに行くかって?これに関しては、もう完璧で究極の解答が出ています。
「つくば霞ヶ浦りんりんロード」ですよ!
キャリーミーですら走破が可能な、どこまでも続く平坦路。車両が進入してこない、絶大な安心感。整備されて、走りやすい路面。
ただでさえ走っていて気持ちのいい道なのに、そこにはいくつもの桜のトンネルスポットがあります。
関東有数のサイクリングロードだけに、桜の季節に限らず自転車・歩行者がそれなりに通行します。とはいえ早めの時間帯に上野を出れば、独り占めゾーン入りは容易。
途中で大池公園にも立ち寄れば、ネコミミ山(別名・筑波山)と桜を一枚に収めることもできますYO!
北条大池からうっかり不動峠方面に進むと、地獄を見るので十分にご注意ください。
まとめ
桜が満開になる季節には、折り畳み自転車を輪行して桜スポットへ!「今だけ」の景色を、カメラに収めましょう!!
どこに行くか迷ったときは、つくば霞ヶ浦りんりんロードに行けばハッピーになれる確率は100%。2025年の見頃は、イベント情報によると3月29日(土)・30日(日)だと予想されていますから、カレンダーへの登録をお忘れ無く!
参考 サイクリングいばらき イベント情報「 りんりんロード樺穂駅のお花見」
そして!
お花見輪行に最適なのはロードバイクでもMTBでも、はたまたeバイクでもなく「折り畳み自転車」です!みなさんも、この機会にぜひ小径折り畳み沼にいらしてください。大丈夫大丈夫。沼じゃありません。こわくないよー。
え?「どれだけ無理筋の論理展開であろうと、折り畳み自転車を推せればいい」だなんて、これっぽっちも考えておりませんからね?